ニワトリにおからをやりたいという動機から豆腐作りを始めました。かなり本末転倒ですが、まあそれはさておき。
色々な豆腐の作り方を調べましたが、全般的な感想としては作り方が一定していないという印象を受けました。つまりは適当にやっても出来るのではないかと。
いきおいで
大豆を10kgも買ったので、なるべく手抜きな感じで豆腐を作るやり方を研究するとします。正しい方法で作ろうという人は、あんまり真似しない方がいいかも。
以下、初めての豆腐作り。
1.まず、前の日の晩から大豆300gをたっぷりの水に浸けます。夏は半日、冬は丸一日だそうです。
2.水を含んだ大豆と等量の水(浸けてた水でよい)をミキサーにかけます。3回くらいに分けるのが無難です。これで、どろどろの豆腐みたいなものが出来ます。生呉というそうです。
3.それに1リットルくらいのお湯を加えて、火にかけます。
※ここで正規のやり方ではいったん一煮立ちさせてから10分ほど弱火で煮るとあります。ただ、煮立ったときにすごい泡が出て大変だとか焦げやすいという記述があります。その一方で生絞り豆腐というここで火にかけないやり方もあります。
で、今回は泡はめんどくさそうなので、一煮立ちさせずに弱火で10分ほど煮ました。これでも焦げそうになったので、常に混ぜていないといけません。
4.それを今度は袋状になった布で濾します。これを絞るのが熱いと書いてあるので、手を触れずに木べらを使って雑に絞りました。まあ、残ったおからに汁気が多少おおくて出来る豆腐が減ってもまあその分ニワトリの栄養になるのでそんなに気にしません。
5.で、出来たのがいわゆる豆乳です。飲んだら確かにそんな味でした。それを75℃〜80℃まで暖めなおします。
※生絞り豆腐の場合はここで一煮立ちさせるようです。今回はここでも一煮立ちはさせてません。
ここでもちょっと底が焦げそうになりました。特に65℃をこえた辺りから一気に焦げそうになってきます。
6.ちょうどいい温度になったら火から下ろし、
にがり10cc強を50ccの水で薄めたものをまんべんなく混ぜ込みます。10秒以内でやさしく混ぜるそうです。
7.にがりを入れたら、そのまま15分放置します。この状態でおぼろ豆腐の完成だそうです。
8.次にざるに布を敷いて、下に鍋かボールで受けたところにそれを流し込みます。で、布で来るんで上に落としぶたなどを置いてから重しをして15分待ちます。今回はビールジョッキを置きました。
※ここで木枠に入れると四角い豆腐が出来ます。で、おもりを乗せないと絹ごしで乗せると木綿になる感じです。
9.あとは最後に水に30分ほどさらせば完成です。約1丁半くらいの量でしょうか。
立派に豆腐です
さて、食べてみた感想ですが、市販のものと比べるとなんとなくざらざらするというかきめが粗い感じでした。これは、重しのせいなのか煮立たせてないからなのかにがりを入れた温度が高すぎたからかはわかりません。今後の課題です。原因のわかる方がいらっしゃったら教えていただけるとありがたいです。
ただ、味は市販の安い豆腐よりしっかりとした大豆の味があり、甘みもすごくありおいしかったです。まあ、初めてにしては上出来でしょう。