昨日、知り合いの家族数組と一緒に潮干狩りに行ってきました。
昨日は大潮だったので、潮干狩りには最適の潮でした。潮干狩りに最適な時間帯は、干潮の時間から前後2時間ずつくらいです。特に潮が引いていく時の方がやりやすいし、安全です。
ちょっとまだ肌寒かったです
で、行ったのは入浜料がかかるものの、天然のマテ貝が多くいることが有名な海岸。目的はもちろんマテ貝。去年10数年ぶりに塩を使ったマテ貝捕りをして、はまってしまい、今年もアサリには目もくれず、最初からマテ貝を狙いました。
マテ貝の捕り方は、
1.マテ貝がいそうな辺りを探す。マテ貝の死骸を探すのがよい。地面からマテ貝が飛び出したまま死んでいる辺りには確実にマテ貝はいます。
食塩を片手に、クワで砂浜の表面を削っていきます
2.塩の引き際の砂浜の砂を
クワ・スコップなどで数p平らに削り取ります。すると、マテ貝の穴が出てきます。
掘って出てきた穴に塩を入れます
3.出てきた穴すべてに塩をふりかけます。一つの穴に10gずつくらいはいれましょう。そして、しばらく待ちます。
塩はケチらず、ドバッと行きましょう
4.塩にびっくりしたマテ貝がにょきっと出てきます。最初は呼吸管のようなものが出ますが、それを引っ張ると切れてしまいます。貝殻の部分がちゃんと出てからつかみます。
5.つかんだら引っこ抜きます。マテ貝が出てきた瞬間にそれにあわせて引っ張れば簡単に抜けますが、戻るタイミングで引っ張るとマテ貝は尻の部分をイカリのように変形させて、踏ん張ります。この時、無理に引っ張ると尻が切れてしまいますので、じっくりと引っ張りましょう。ときどき力がゆるむのでその時に引っ張り出します。
これは、マテ貝にねばられているところ
6.これで無事捕獲です。マテ貝は固まっているので、その周辺でどんどん捕りましょう。昨日の感じでは、深いところの方が大きいやつがいるように思えました。
マテ貝はバター炒めでも酒蒸しでも、串焼きでもなんでもいけます。なによりアサリなどと違い、砂をかんでないので、家にたどり着いたらすぐに料理して食べられるのもよい点です。あと、子どもも大喜びで夢中になります。
マテ貝はアサリやハマグリよりも生命力も強い気がします
今回は100本位しか捕れなかったので、みんなで食べましたが、今度はもっといっぱい捕って干したり、燻製にしたり、佃煮にしたりしてみようと思います。
ちなみに潮干狩りの必携バイブルは
原田知篤『潮干狩り〈2005年改訂版〉』です。潮干狩りの本はこの本しかないんじゃないかな〜。
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◆マテ貝に関する過去記事1(20070630)◆マテ貝に関する過去記事2(20120528)