我が家の五右衛門風呂の紹介をします。昨年の春に作り始め、夏前には入浴できる状態にはなったため、全く工事がストップしてしまっていました。ブログで紹介するのは、完全に完成してからと思っていましたが、いつまで経っても完成しないので、とりあえず紹介することにしました。正月明けにようやくタイル貼りが終わり、あとは、扉と壁と窓をつけるだけの状態ですが、寒風吹きすさぶ中、半露天状態で冬を乗り切ってしまいそうな勢いです。早く時間を見つけてやらないとなー。
では、以下は我が家の五右衛門風呂の製作工程です。
1.基礎
基礎部分にはコンクリートブロックで枠を作り、直接火を焚く炉床の部分には耐火煉瓦を敷き詰めます。

2.築炉
浴槽を載せるための土台にもなる炉を耐火煉瓦と耐火モルタルで施工します。

3.耐火モルタルの硬化
耐火モルタルは熱を加えないと硬化しない性質があるので、パレットなど拾ってきた木材を内部と周辺でガンガン燃やします。

4.浴槽の設置と煙道の製作
我が家の浴槽は五右衛門風呂といっても、いわゆる丸形の五右衛門風呂ではなく、内部をホーロー加工してある現代風の五右衛門風呂(直焚浴槽)です。
↑ちなみに我が家の浴槽はこれです。かなり高価なものですが、一生モノなので奮発しました
煙道とは炉の内部から出た煙が浴槽の両側の側面を通って煙突まで抜けるための道です。これにより、炉から直火で暖められると同時に、熱を持った煙が側面からも浴槽を暖め、熱効率がよくなります。
また、焚き口も設置しました。

↑専用の焚き口も販売されています。
↑掃除口も!
5.煙突設置
その煙道からつながる煙突を設置します。また、平行して洗い場なども作っていきます。煙道掃除のための掃除口も4方向に設置。

6.上屋の製作
上屋を製作します。今回はいわゆるツーバイフォー工法というやつで、コンパネとツーバイフォー材で壁などは作りました。

7.浴室内部の壁の加工
水が当たる下半分くらいには、コンパネの上に、防水紙、ラス網、モルタルの順で貼り付けました。上半分は防水紙、杉合わせ板、防水ニスです。屋根はポリカの透明波板です。で、蛇口や鏡なども設置。蛇口からは一応ガス給湯器から温水も出るようにしました。

8.ついでに
脱衣所や洗面所、洗濯場も増築。こちらは、完全に廃材利用。かなりつぎはぎです。

9.タイル貼り
ようやくタイルが貼れました。なかなか力作のデザインです。子供が喜びそうなお風呂になりました。

…つづく。