2008年02月19日

猟期最終日・カモ12羽

今年は多忙につき、猟友会のカモ網猟にもなかなか参加できず、最終日も仕事が遅くなり、カモを捕り終えての宴会からの参加となりました。

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オナガもなかなかよいサイズです

最終日のカモはオナガ8、カル2、アオクビ2の混成部隊だったようです。私は猟に参加していないのに、オナガを1羽だけ頂戴しました。

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1羽いただきました

今年の猟期は、カモがなかなか獲れずに苦戦した猟期だったそうです。気候の変化や開発などの影響で、これまでの猟場にカモが寄らず、新たな猟場の開拓が必要なのかもしれません。

私自身は、なかなか単独カモ猟の実現はほど遠いですが、来期以降も先輩方についていって、その技術と知識を習得したいと思います。

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筆毛が多かったですが、なかなかよい脂がのっていました。


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2008年02月11日

五右衛門風呂(直焚き浴槽)の作り方

我が家の五右衛門風呂の紹介をします。昨年の春に作り始め、夏前には入浴できる状態にはなったため、全く工事がストップしてしまっていました。ブログで紹介するのは、完全に完成してからと思っていましたが、いつまで経っても完成しないので、とりあえず紹介することにしました。正月明けにようやくタイル貼りが終わり、あとは、扉と壁と窓をつけるだけの状態ですが、寒風吹きすさぶ中、半露天状態で冬を乗り切ってしまいそうな勢いです。早く時間を見つけてやらないとなー。

では、以下は我が家の五右衛門風呂の製作工程です。

1.基礎
基礎部分にはコンクリートブロックで枠を作り、直接火を焚く炉床の部分には耐火煉瓦を敷き詰めます。

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2.築炉
浴槽を載せるための土台にもなる炉を耐火煉瓦と耐火モルタルで施工します。

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3.耐火モルタルの硬化
耐火モルタルは熱を加えないと硬化しない性質があるので、パレットなど拾ってきた木材を内部と周辺でガンガン燃やします。

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4.浴槽の設置と煙道の製作
我が家の浴槽は五右衛門風呂といっても、いわゆる丸形の五右衛門風呂ではなく、内部をホーロー加工してある現代風の五右衛門風呂(直焚浴槽)です。


↑ちなみに我が家の浴槽はこれです。かなり高価なものですが、一生モノなので奮発しました


煙道とは炉の内部から出た煙が浴槽の両側の側面を通って煙突まで抜けるための道です。これにより、炉から直火で暖められると同時に、熱を持った煙が側面からも浴槽を暖め、熱効率がよくなります。
また、焚き口も設置しました。

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↑専用の焚き口も販売されています。

↑掃除口も!


5.煙突設置
その煙道からつながる煙突を設置します。また、平行して洗い場なども作っていきます。煙道掃除のための掃除口も4方向に設置。

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6.上屋の製作
上屋を製作します。今回はいわゆるツーバイフォー工法というやつで、コンパネとツーバイフォー材で壁などは作りました。

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7.浴室内部の壁の加工
水が当たる下半分くらいには、コンパネの上に、防水紙、ラス網、モルタルの順で貼り付けました。上半分は防水紙、杉合わせ板、防水ニスです。屋根はポリカの透明波板です。で、蛇口や鏡なども設置。蛇口からは一応ガス給湯器から温水も出るようにしました。

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8.ついでに
脱衣所や洗面所、洗濯場も増築。こちらは、完全に廃材利用。かなりつぎはぎです。

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9.タイル貼り
ようやくタイルが貼れました。なかなか力作のデザインです。子供が喜びそうなお風呂になりました。

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…つづく。
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2008年02月10日

猪脂と鹿脂の融点の違い

猟期ももう終わりなので、冷凍庫にたまっていた猪の内臓脂と鹿の内臓脂から油を抽出しました。

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内臓脂の提供主の友人が捕獲した猪63kg

抽出の方法は前回と同様のやり方で、油と油かすに分かれました。

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こちらは3頭分の鹿脂

今回、鹿油の抽出は実は初めてだったのですが、その融点の高さに驚きました。油を瓶詰めするやいなや固形化を始め、手に付いた油まで固まる始末。羊や馬、牛くらいの融点があるようでした。
確かに、鹿肉は脂身の多い蝦夷鹿肉なども、焼き肉にして熱々を食べたらおいしいのに、ちょっとでも冷めたら脂身がざらっとしておいしくなくなります。

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鹿は油かすも冷えたらざらつきます

それに比べて猪は、家畜の中で融点が低いとされる豚よりもさらに融点が低いため、その脂身を食べたら、そのうまみが口の中でジュワッとしみ出します。

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すぐに固まった鹿油

ちなみに、我が家に保存してあるほかの油の状況を確認したところ、室温20℃で、アナグマ油は半どけくらいで、まだ白く濁っている。クマ油は完全にとけていて透明。今回の鹿油はかちこち。市販の馬油は固形のまま。という感じでした。特に鹿油はほんとにカチコチで、まるでロウソクのロウのようでした。

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猪油はあまり固まらず。冷蔵庫で固めてラードとして利用します

鹿油はとってみたものの、料理用にはあまり向かなさそうなので、石けん用にするか、それこそ本当にロウソクのように燃料に利用するかって感じです。軟膏に向いているかどうかは微妙なところでしょうか。そもそも、軟膏ってどんな油がいいのかしら。また調べてみたいところです。
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2008年02月04日

コナラの倒木

コナラの倒木を2本、薪用に調達しました。
1本は倒れて1年ほど経っていたので、枯れており、中もちょっと黒ずんでいましたが、薪に使うには問題なさそうでした。

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まだ薪には使えそうです

もう1本はまだ生木に近い状態で、断面もきれいな状態でしたが、その分重く、運搬も結構大変でした。

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こちらは断面から水が滴るくらいの新鮮さでした

片方は、その気になれば今季にも使えそうでしたが、せっかくなのでまとめて来年以降用の薪としてストックすることにしました。
今季は来年以降の薪づくりをがんばっているので、家の周りに徐々に薪が積み上げられていっており、なかなかよい感じです。

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手前は別口で入手した雑木の間伐材

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二代目薪ストーブ

こないだ薪ストーブを紹介したばかりですが、その初代の薪ストーブがいよいよ鉄板の劣化で煙漏れがひどくなってきたので、ついに買い換えました。
初代のストーブにはこの寒い山の家をずいぶんと暖め続けてもらったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、二代目のストーブも時計型ストーブです。ただ、今回は、さびによる劣化を防ぐためにステンレス製を選んだのと、薪の燃焼状況を確認しやすいように耐熱ガラスがついているタイプを選びました。


ステンレス製 黒耐熱塗装仕上げ
時計型薪ストーブ ASW-60B


初代と比べると密閉性も高いようで、夜寝る前に薪を多めに入れておくと、翌朝にも灰をちょこっと掘れば中に残りオキがあり、再度ライターで着火する必要がありません。現在の火は、初代のオキを移してもう1週間以上一度も消えていません。なかなかすばらしいです。
また、耐熱ガラスの窓も炎が見えて楽しいという以上に、薪の燃焼状況が一目でわかり、空気の量の調整がやりやすいのと、薪の種類による燃焼の違いなどが観察でき、なかなかよいです。

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すでに我が家になじんでいます

posted by 豆狸 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする