2008年12月24日

猪骨スープの作り方

先日獲った猪の骨は冷凍庫で凍らせて置いたのですが、冷凍庫が肉でいっぱいになってきたので、急遽処理をしないといけなくなり、友人の猪の骨とあわせて2頭分の骨でスープを取りました。

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カチカチに凍ってます


↑ちなみに、我が家の冷凍庫はこのサイズですが、これくらいだとイノシシ・シカ3〜4頭の肉だけでけっこう満タンになります。なので、他に猟仲間と共同で350リットルの冷凍庫も所持していて、こういった骨や毛皮などはそちらに保管するようにしています。


ではでは、以下、猪骨スープの作り方

1.猪の骨を全て沸騰したお湯に投入する。特に脊椎と頭部は良いスープが出るので必須。ただ、銃で撃った場合はやめておいた方がいいでしょう。なお、いったんすぐにお湯を捨てて再度水を入れて沸騰させるとより上品なスープができますが、なにぶん大量のお湯を使うので、無理にそこまでする必要はないです。骨に事前に熱湯をかけておくという方法もあります。

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最初は寸胴に入り切りませんでした

2.あとはひたすら煮る。随時灰汁を取るのを忘れずに。骨から肉が全て勝手に外れ、脊椎がバラバラになり、頭部の中身が自然に空っぽになるくらい煮たら充分。まあ最低でも10時間くらいかな。

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いい感じのスープになっています

3.次に、骨を取り出し、肉のカスなどをザルで濾してスープだけの状態にする。これでスープは完成ですが、これだと大量になり保存が大変なので、これを更に煮詰めていく。

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取り出した骨

4.どんどん煮詰めて、おたまでかき混ぜてみてどろどろのシチューくらいの粘度になったら完成。これに塩と胡椒を大量に混ぜ込んだら、猪骨スープの素の完成。

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あの大量のスープがたったこれだけの量になりました

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本文とは直接関係のない、今期の牡丹鍋。脂が薄いなあ


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◆猪骨スープの素
posted by 豆狸 at 00:03| Comment(14) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

今期のシカ

今度はシカの状況です。現在のところ、捕獲頭数は6頭で例年より速いペース。とりたてて、ワナ数を増やしているわけではないので、やはり年々シカが増えているのか…。

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これは5頭目のメスジカ

以前はイノシシしか通ってなかった道も最近はどんどんシカが通るようになっていっています。
また、今年は、見回り時にシカに遭遇する機会も多く、先日は13頭の群れに真っ昼間から会いました。

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新鮮なシカレバーは蒸してから燻製に

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シカハムは燻製後にボイルする

今年は、シカ肉のハムが好評なので、もう10キロほど作りました。あと、今はバラ肉を丸々燻製にするために漬け込み中。シカのバラ肉はイノシシのそれと違い、ペラペラで扱いにくいため、これまではあばら骨を漬けたまま焼いてスペアリブとして食べるか、焼き肉か時雨煮にしていましたが、今回は燻製にすることで、でっかいジャーキーのようなものにならないかと考え中。完成したらまた報告します。

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今年は3頭分のシカの蹄を友人がボタンにするために持ち帰った
posted by 豆狸 at 01:07| Comment(12) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今期のイノシシ

えー、狩猟解禁前後でバタバタしていて、なんと1ヶ月以上ブログを更新していませんでした。すみません。
なんだか掲示板のようになっていましたね。

さて、気を取り直して。
今年も11月15日に狩猟が解禁になりました。で、今日でちょうど解禁後1ヶ月ですね。

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比較的自由に動ける状態

先日、続けて2頭イノシシがかかりましたが、どちらも小ぶりなサイズ。1頭は、リリースしましたが、1頭は解体しました。ハラ抜きで20キロのドンコ。ただ、よい雑木林の山のイノシシだったので、脂のノリは良く、おいしそうなピンク色をしていました。普段あまり牡丹鍋を好まない同居人も今回の肉は絶賛でした。

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ワイヤーをスギの倒木で絡めて動きを封じました

ただ、本来はそのドンコを連れている親を狙っているワナだったので、現在も継続してワナを入れています。年内に何とかしたいけど、片方の親はだいぶ警戒してしまい、最近ワナに近寄らなくなってしまっているので厳しい情勢。もう片方は来る頻度がそんなに高くなくて…。

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なかなか良い脂でした

まあ、年内に何とかして穏やかな年越しを迎えたいところです。
posted by 豆狸 at 00:54| Comment(8) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする