2009年01月26日

ひさびさの雀獲り

久しぶりに雀獲りに行ってきました。

最近は、雀の数がどんどん減ってきており、以前見れたような1000羽を超すような大群になかなか遭遇することはなくなってきました。

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雀が餌を食った跡。こういう痕跡などから網を張る場所を決める

今回行った場所で500〜600羽ほどは確認できました。そこで、140羽獲れたので、まずまずの捕獲効率でした。

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獲った雀は冷えるように地面に広げておく

ちなみに、雀獲りにはおとりの雀と剥製のカラスでおびき寄せて繰り返し何度も捕獲する方法と生きたカラスと餌を使って一網打尽にする方法があります。前者を「ヒラ」、後者を「マクリ」と言います。これは設置した際の網の形状に由来するものだろうと思いますが、まあいつか詳細を図解付きで紹介したいと思います。

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おとなしいミヤマガラスがおとりにむいています

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2009年01月24日

ようやくまともなイノシシ

昨日、ようやく良いサイズのイノシシが罠にかかりました。
ハラ抜き40キロ弱のメスで、この時期のイノシシにしては充分脂ものっていました。

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こうするとイノシシが大きく見えますね

現在ワナをかけている山には、60〜70キロのメスとそれが連れているドンコ複数頭(昨年12月に1頭は捕獲)、それと別行動をしているフルコがいると痕跡から判断していました。ただ、年明け以降40キロくらいの個体の痕跡が見られるようになり、何本かの木の比較的低い位置にオスの牙かけが目立つようになってきていたので、小さめのオスが寄ってきているのかなあと思っていました。

なので、見回りで今回のイノシシを発見した時は、「あー、例のオスがかかったみたいだな」と思いました。ただ、トドメをさすためにワイヤーに倒木などを絡めていっている時に妙に木を噛むのと牙による威嚇がほとんどなかったので、途中から「メスかもなー」という気になりました。

で、メスでした。まあ、どうやらフルコがいると思っていたのが、サイズを読み間違えていて実際はこいつだったみたいですね。

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この時期にしては脂もいい感じでのっています

まあとりあえずは、この時期にメスのこのサイズが獲れたのは非常にうれしいです。イノシシとしての旨味もあり、脂も程良くのり、肉も固くないです。メスの40〜70くらいが一番よいですね。

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500g前後でパックして終了

ちなみに今回のイノシシは内臓を出さずに自宅に持ち帰ったので、腹を出す前の体重も量ってあります。腹を出す前で46キロ、ハラ抜き39キロでした。やはりイノシシは鹿と比べると内臓が軽いですね。
あと、精肉後の肉の重量は25・5キロでちょうど6割5分くらいでした。

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今夜の牡丹鍋はハリハリ鍋風でした
posted by 豆狸 at 21:33| Comment(24) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月23日

今冬の薪事情

相変わらず、ブログの更新が滞っており、申し訳ありません。
猟期中ですが、ちょっと薪の話題を。

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薪づくりによい季節です

今冬からわが家はこれまでお世話になってきた電気コタツと決別し、暖房を薪ストーブ1本にしました。まあ、電気代のことを考えてというのもありますが、コタツがあるとそこから一歩も出なくなるという事態を解消するため、というのが最大の理由です。

なので、これまで以上に薪が必要になったわけですが、昨年の備蓄が順調だったので、今冬を乗り切る分は十分にありそうです。ただ、来冬に持ち越すことの出来る材(端材や1年乾燥程度のコナラ)もあるので、それらを温存しつつ、この冬を越そうと計画中です。

具体的には、裏山の整備も兼ねて倒木を利用する。特に立ち枯れの木が、腐ったり、菌類にもおかされたりしていることが少なく、よく乾燥しているので即戦力になります。

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立ち枯れのヤマザクラ。よく乾いてます

もう一つはわが家周辺でここ数年増加してきたカシノナガキクイムシによるナラ枯れです。これをぼちぼち切り倒して薪にしていこうと思っています。昨年の夏に枯れてしまった大木が2本あるので、当面はそれをどうにかしようと思っています。これらは薪にしたところで乾燥度はいまいちでしょうが、内部のキクイムシの春の拡散を防ぐために乾いた薪と混ぜて無理矢理春までに使っていこうと考えています。キクイムシの入っていない上部の幹や枝などは来年用に備蓄できるとは思いますが。

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夏に切っておいたナラ枯れのコナラ

という感じで、裏山だけでやることは結構あります。

あと、お風呂の薪用の松・杉などの針葉樹はまだまだ充分あるので、こちらはしばらくはもらいに行く必要はなさそうです。
posted by 豆狸 at 21:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする