2009年02月19日

猟期最終日のカモ獲り

先日の2月15日で、2009年度の猟期が終わりました。

ククリワナのほうは、1月下旬に最後の猪が捕れた時点で終了していたので、2月は比較的のんびり過ごしていました。

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カモ捕りのポイント

で、最終日は、夕方のカモ獲りから参加。餌場の痕跡から、前夜のカモの来具合を確認します。

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カモの糞

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カモが餌を食べた跡

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カモがじゃれて落とした羽

そして、網を張り、1網をまかされました。で、待機しているとパラパラとカモの飛来を確認。4羽ずつ飛んできたのが2回と2羽で飛んできたのが1回。計10羽が周辺におりました。
シルエットサイズはどれも大きかったので、マガモかカルガモです。双眼鏡で周辺を探すと8羽ぐらいが固まって網のだいぶ右側でゴソゴソしていました。ただ、飛んできた感じから餌場のことは当然知っているカモだと判断できるので、餌場に入るを待ちました。

飛来後、30分位してカモが餌場のほうに移動しはじめました。で、先頭の5羽ほどが入ったので、残りが入れば網を引こうと準備をしているとなぜかまた右側に出てしまいました。そして、どんどん右の方に歩いていきます。
「ありゃあ、カルやな。この時期のカルは結構ああいうおちょくったような動きをするんや。」
と、先輩の声。

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網にかかったカルガモ

そのあと結局1時間以上粘ったあげく、途中で飛んで帰ってしまったり、まとまらなかったりで結局2羽だけ獲れました。
まあ、残りは来年にお預けですね。

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なんとか坊主は免れました

その後は、いつも通り猟期終了の打ち上げを猟友会の先輩宅で行いました。
posted by 豆狸 at 20:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

ムクドリ捕獲

猟期終了間際の駆け込み連続投稿です。

先日、雀獲りに行った時についでにムクドリも獲ってきました。雀はおとりで寄せますが、ムクドリは雀よりも警戒心が薄いので餌で寄せました。

ムクドリのたまっている場所に一筋米ぬかを撒いてから雀獲りに出かけました。そして、雀獲りを終えて数時間後に戻ってみると、30羽ほど餌に付いていました。また、ムク以外にもヒヨドリ10羽くらいと雀30羽くらいもつられて寄っていました。

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土をほじって虫を食べるので、くちばしが鋭いです

で、その餌場に無双網を設置。今回はお手軽なマクリの片無双です。それを設置したら、50mほど離れたところまでワイヤーをのばして待機。

いったん私たちにビックリして餌場から飛び立ったムクドリが10数分後には徐々に餌場に戻りはじめました。で、30分ほどでほとんどが戻ったところを見計らって網を返しました。入ったのは29羽で、10羽ほどは網から逃げて飛んでいきました。

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網にかかったムクドリ

ヒヨドリは近くのススキの茂みまでは寄りましたが、餌場にはおりず。雀は姿も現しませんでした。

ムクドリは、ヒヨドリと違い畑の虫を食べてくれるというので益鳥だと呼ばれたりもしますが、虫を食べるので肉はあんまり美味しくないとも言われています。夏場に草刈りをしたあとも、バッタを食べにムクドリはすぐに集まってきます。

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29羽捕獲

ただ、私はそんなに他の鳥と比べて美味しくないと思ったことはありませんが、そんなに頻繁に食べるわけでもないのであまりわからないと言うのが正直なところです。

今回はヒヨとムクが同時に手に入ったので、いっぺん同じ焼き方、同じ味付けで食べてみてその味を比べてみようかと思います。

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分け前の13羽
posted by 豆狸 at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月13日

ヒヨドリとキャベツ

ヒヨドリは冬になるとキャベツやブロッコリー、ほうれん草などの畑に集団で現れ、結構な被害を与えることで知られています。この時期のヒヨドリは良く脂ものっていますし、雀などと比べると毛も引きやすいので個人的には好きな鳥です。

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ほっぺたの赤い羽が特徴的ですね

数年前に有害駆除でほうれん草畑に無双網を張るのに付いていった時は、200羽近くが一網に入り、大わらわでした。

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キャベツまでいただきました

今回は、キャベツ畑での捕獲。これは私は参加せず、分け前だけいただきました。ヒヨドリ10羽。全部で150羽ほど獲れたそうです。
で、ついでにキャベツも大量にいただきました。

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ヒヨドリにやられたキャベツ畑

師匠によるとヒヨドリが食害したキャベツは葉の間にまで糞が入り込んでしまい、売り物にならなくなるとのこと。今回は畑1個分のキャベツを好きなだけ持って帰ってくれと農家の方に言われたそうです。鳥の害もあなどれませんね。
posted by 豆狸 at 20:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

ナラ枯れのコナラ伐木

先日、家の裏のナラ枯れのコナラの木を切り倒しました。
今把握しているだけで、家の裏で枯れているのは3本あり、その中の一番切り倒しやすいやつをやりました。

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まだ完全には乾いていないので、結構重かったです

カシノナガキクイムシ(通称カシナガ)の空けた穴がびっしりと幹にあり、そこから米ぬかのような木くずがこぼれ出ています。コナラの大木が枯れるのは、この虫が入ることによってその共生菌が木に広がり、水を吸い上げられなくなって枯れてしまうのだそうです。

このナラ枯れは全国的に広がっており、数年前からわが家周辺の山々でも目立つようになってきました。これに対する有効な対策はまだ見つかっていません。

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写真ではわかりませんが、たくさんのキクイムシの穴が空いています

私としては、イノシシなどの動物の餌となるドングリのなる木が枯れていくのはあまりうれしくないことなので、とりあえず枯死した木は切り倒して、そこの中にいる幼虫が成虫になって新たに木を枯らさない打ちに薪にして燃やしてしまおうと思っています。

で、ホントはもっと早い段階で切り倒したかったのですが、猟期で忙しかったので、ようやく1本目に先日着手できたわけです。

この虫の穴は木に対して垂直に空いているので、玉切りした段階ではほとんどわかりませんが、それを斧で割ってみると、無数の横穴が空いているのがわかります。で、その中には数ミリの白い幼虫が入っています。放置しておいたら、初夏にはこれらが全部成虫になって木に穴を空けるために飛び立つのかと思うとぞっとします。

まあ、現実的には私が数本の木を切った程度で虫の被害を押さえられるわけはないと思いますが、そのうちに家のほうに倒れられたりすると大変だし、薪の確保にもなるので、ぼちぼちやっていこうと思います。
posted by 豆狸 at 23:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする