2009年05月28日

鮎の南蛮漬け

鮎の南蛮漬けを作りました。
あれ、鮎の網なんてどこでもまだ解禁してないはず…。

そう。実は去年の鮎です。大型冷凍庫の肉以外のスペースをあさっていたら去年獲った鮎を発見。ハラだけ出した状態のものが50尾ほど…。最大マイナス60度まで下がる冷凍庫なので、そんなに悪くはなってない模様。まあ、それにしてもさすがにさっさと食べないと今年の鮎の解禁がやってきてしまう。

というわけで、一部は炭火で焼いて食べて、残りは南蛮漬けにしました。
今回のレシピは、普通の料理本などにある豆アジの南蛮漬けとかとほとんど変わりないので割愛します。

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たくさん獲れた時にオススメです

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頭も骨も全部食べられますよ
posted by 豆狸 at 23:28| Comment(0) | 釣り・漁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

バカ貝とシオフキ

先日、潮干狩りに久しぶりに行ってきました。
潮干狩りが出来る海岸には大きく分けて、無料のところと有料のところがあります。有料のところは、アサリやハマグリを撒いていてある程度の収量が期待できますが、無料のところはよいポイントを知らないとなかなか難しいです(ハマグリはそもそも自生のものは日本近海では一部地域を除いては既にほとんど絶滅状態であるとも言われています)。

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広々とした海岸で気持ちがいいです

今回行った場所は無料の有名な潮干狩り場。まあ、この時点でアサリなどは期待薄ですが、駐車場完備でバーベキューなどもしやすいということで。
で、予想通り獲れたのは、潮干狩りのB級貝で有名なバカ貝とシオフキ。アサリは腰まで入って貝捕りジョレンでゴソゴソした人がザル1杯程度獲ったのみ。マテ貝もいるにはいましたが、サイズが小さく子どもたちが捕獲を楽しんだ程度でした。

さて、そのバカ貝とシオフキですが、味はそこそこ美味しいのですが、砂が抜けにくいのが有名で、あまり好んで獲られることの少ない貝です。今回も獲ったバカ貝はその場で炭火で軽くあぶって口が開いたら、それごと海水につけてむき身にして洗い、もう一度焼いて食べるという強引な食べ方をしていました。

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浜辺にはハマダイコンやカジイチゴが

残った貝は持ち帰りましたが、その際注意しないといけないのは、クーラーボックスに海水を入れずに持ち帰るということです。海水に入れておく逆に貝が弱ります。で、家に着いたら、別にペットボトルに入れてきた現地の海水に一晩つけてある程度砂を抜きます。振動のないところで入れておく分には貝は弱りません。エアーポンプを入れてやるとさらによいです。
ただ、海水に一晩以上つけておくと酸欠や海水が濁ってきて弱ってくるので、ある程度砂が出たら、濡れ新聞紙にでもくるんで冷蔵庫に入れておきます。そうすると数日間は元気に生きています。

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タライに海水をはって貝を入れます

ここまでで基本の処理は終了ですが、バカ貝とシオフキはこれでも砂は抜けきらないので、結局は軽く茹でて開いたところをむき身にし、それを冷水で水洗いして塩を抜くことになります。
まあなかなか処理はめんどくさいですが、たくさん獲れるのでよしとしましょう。

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元気に呼吸しています
posted by 豆狸 at 07:31| Comment(0) | 釣り・漁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クサイチゴの実

今年は、木イチゴの生り年でしょうか。
我が家の近所の荒れ放題の廃屋の庭にクサイチゴの実がたくさんなっています。

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一面のクサイチゴ

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意外と実は大きくなります

クサイチゴはけっこう細かいトゲが多いので、採取する際はちょっと気をつけないといけないですが、なかなか大きい実が採れます。
実の味はそこそこ甘いですが、あまり酸味はなく、ジャムなどにするよりは、そのまま食べる方がよいかと思います。まあ、数十個ずつ、毎回採って子どものおやつにするくらいでしょうか。

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草刈り中に見かけると、ちょっとした栄養補給になります

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こちらはヘビイチゴ。食用には向きません
posted by 豆狸 at 06:52| Comment(2) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月08日

豚ベーコン作り

今年も豚ベーコンを作りました。イノシシでも作りますが、ベーコンはたいがい豚でやります。

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美味しくできました

その理由は、イノシシのバラ肉は、ベーコンにするよりそのまま調理して食べたい。これが最初の理由です。イノシシ肉のベーコンはやはり豚ベーコンとは違った旨味があるのですが、いろいろ香辛料を入れることもあり、焼き肉や鍋で食べた時ほどのおいしさの違いを感じないのです。なので、なんとなくもったいないな、と。また、一般的に「脂身の多いベーコンは安物」というイメージもあるので、貴重な脂ののったシシ肉をベーコンにするのは…、というのもあります。この点では、先日友人が作っていたイノシシのモモ肉のベーコンが、美味しかったので、モモや肩などのあんまり脂ののっていないブロックで作るのがよいかもしれません。
あとは、ここ数年、大量にベーコンを作るほどのイノシシが捕れていない(泣)というのも理由の一つですが…。

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塩抜き後、風乾しているところ

さて、今回は5キロほどの豚バラ肉を使用。仕込みは同居人に丸投げしたので、レシピは不明です。まあ、だいたいこれまでと似たような感じだと思いますが。
事前の乾燥をしっかりやったのと、気温も20度くらいだったので、燻製機の温度も上がりやすく4時間程度の燻煙で完成しました。

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きれいな色に仕上がりました

小分けにして真空パックし、日頃お世話になってる皆様のもとへ届けられました。我が家用にはいつものように、そのカットしたあとの端肉ベーコンがたくさん残りました。

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燻製には真空パックがよく似合います


posted by 豆狸 at 22:46| Comment(2) | 燻製 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

茹でシシ

久しぶりに、茹でシシを作りました。
私は蒸し豚が好きなのですが、蒸すのはちょっとめんどくさいので、よく茹で豚で代用します。それのイノシシ版です。ちゃんと蒸したら「むししし」になるのですが(笑)

使用する肉の部位は、肩肉やモモ肉などの赤身が多くて、かつ大きなかたまりが取れる部位を用います。この料理はは基本的に冷めた状態で食べるので、ロースやバラ肉などの脂の多い部位を使うとちょっとくどくなってしまいます。

以下、その作り方です。

1.ゆで汁を作ります。昆布を入れて湯を沸かし、昆布を取り出します。

2.そこに、生姜のみじん切り、刻みネギ、タカノツメを投入し、日本酒も好みで加えます。さらに塩を少々。塩の量はゆで汁をなめてみて塩味を感じるか感じないか程度です。

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今回は肩肉を使用

3.イノシシ肉はいったん熱湯にくぐらせます(熱湯をかけてもよい)。

4.それを軽くキッチンペーパーなどで拭いてから先ほどの茹で汁に投入。

5.後はそれを沸騰させないように30分ほど茹でたら完成です。75℃くらい。沸騰させると肉が固くなるので要注意です。まあ、肉を引き締めたい人は1時間くらいやってもよいです。

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おいしく茹で上がりました。

で、完成した後は熱々を食べるのもおいしいし、冷ましてから食べるのもそれはそれでおいしいです。冷まして表面をよく拭いてラップでもして持って行けばお土産にも向いています。
肉本体にはほんのりしか味が付いてないので、塩で食べるか、酢醤油、カラシ醤油などで食べるとおいしいと思います。

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ちょっと贅沢に分厚く切りました

ちなみに、茹で終わった汁にも野菜などを投入して、おいしいスープとしていただきましょう。
posted by 豆狸 at 18:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

二股コナラ片方伐木

わが家の裏に二股になったコナラの大木がありましたが、それが昨夏にキクイムシにやられて枯れてしまいました。
で、その幼虫が羽化してさらなる被害を出さないうちに処理しようと思っていたのですが、延び延びになってようやく先日その二股の片方だけ伐木しました。

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比較的うまく倒せました

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もう片方が残っています

直径が40cm強あるので、私の持っているチェーンソーでギリギリ切れるサイズでした。今回切った方は山の下手側に傾いていたので、家の方に倒れる心配もなく、問題なく切ることができました(もう一本はちょっと慎重にやる必要があります)。が、下手に倒れたので、どうしても他の木に引っかかってしまい、斜めで止まってしまいましたが、杉の木を1本処理すれば、無事倒れました。

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当然ですが、全く動きません

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長さ40cmに玉切りして、なんとか運び出せる重さです

で、太い方からぼちぼちと玉切りして運び出し、割っていったのですが、やはり見事にその内部にはキクイムシの幼虫がその開けた穴の中にワラワラといました。直径40cmの外側の10cmほどの範囲に穴が空いており、菌を持ち込むとはいえ、これだけのことでこんな木が枯れてしまうのかと、あらためて衝撃を受けました。

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斧で半分に割ってみると…

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断面に無数の穴が…

今回、思ったのは、やはり幼虫のうちに処理することは意味があるということです。今回処理した分は、現実問題として羽化までに燃やせるような状態にはないため、来冬に持ち越しになりますが、割って姿を現した幼虫は、すぐさまアリに見つけられて運搬されていきます。ですので、幼虫ゾーンを小割りにすることで、かなりの幼虫をアリの餌にすることができるということです。

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で、穴の中にはこんな幼虫が…

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アリさん、がんばれ!

なんとか、もう片方も近日中に処理できたらと思います。
あと、まだ今回の分の玉切りも済んでいないのですが、もう一つ確認しておきたいのは、地上何メートルのところまでキクイムシが入っているのかという点です。ものの本によると数メートルまでとあったのですが、以前見た木でもっと高いところから木くずが吹き出しているものがあったので。まあ、これはもっと何本も切ってみないとわからないかもしれませんが。
posted by 豆狸 at 00:32| Comment(0) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする