久しぶりに太平洋岸へ潜りに行きました。
日本海方面に行くはずが、大雨だったので急遽太平洋方面に行き先を変更しました。海沿いの街でかなりいい感じの魚突き用品店を発見し、そこの店主と素潜り談義などをしてテンションをあげつつ、いざ海へ。
このヤス先はでかすぎです・・・。
太平洋は何年ぶりかな
が、最初に行ったポイントは、水面付近には無数のクラゲ海底や岩礁には無数のガンガゼという最悪のシチュエーション。そして、いる魚はきらびやかな熱帯魚とタカノハダイばかり。透明度も悪く、そうそうに引き上げました。タカノハダイは40cm前後のでかいやつがたくさんいましたが、以前食べてすごく磯臭かったので、それ以降は捕らないようにしています。
このポイントでは、引き上げる直前に砂浜の上にいたホウボウみたいな珍魚を捕獲。帰宅して調べたところセミホウボウという魚でした。
ついた瞬間に羽が開いて青く光りました
で、次に行ったポイントは、透明度はなかなかよく、魚影も濃い。
・・・と思いきや、グレとブダイだらけ。グレも以前食べて磯臭かったのであまり捕らない魚です。ただ、最近のグレは釣りの撒き餌の影響で美味しくなったという情報もあるので、一度余裕のある時に捕ってみてもいいかとも思っています。
さて、問題のブダイです。実はこれまでほとんどブダイは見たことが無かったのですが、ここには40cm〜50cmのものが無数にいました。動きは鈍く、簡単に突けそう。ただ、なんとなくベラっぽいし、美味しくない雰囲気。
うーん、でもまあせっかくだし、何事も経験、試食もかねて1尾捕るか、と心に決め、40cmの固体を1尾捕りました。思った通りほとんど逃げないので突こうと思えばいくらでも突けそうです。
友人が突いたイシガキダイ、ガシラといっしょに
さて、帰宅後、ブダイをさばきましたが、なんとなく身が水っぽい印象でした。で、ちょっとだけ刺身にして食べて、残りを塩焼きにしましたところ、刺身は意外と普通に食べられましたが、塩焼きはちょっと味気ない白身魚という感じ。本によると味噌漬けや干物にすると書いてあったので、やっぱり水気を抜いて食べるのがよいという事なのかもしれません。ただ、別にまずいとか臭いとかいうことは無かったので、獲物が他にない時は突いてもいいかなと思いました。
鱗をとったあと。なんともいえない顔ですね
セミホウボウのほうは、20cm弱だったので身はちょっとしかありませんでしたが、しっかりした身でおいしかったです。