2009年11月29日

鹿3頭目

今朝、今期3頭目となるメスジカが獲れました。
体重はハラ抜きで27kg。1〜2歳だと思います。

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きれいな川の傍の猟場なので、川で血抜きをしつつ冷やしています

その猟場では3日前にハラ抜き24kgのメスジカが獲れています。
が、シカはまだまだたくさんいるようです。今回のシカが掛かっていたワナ周辺の足跡を見たところ、最低でも3方向に1頭ずつ以上のシカが仲間がワナに掛かってびっくりして逃走しているのが読み取れます。
つまりは、最低でもあと3頭はいるということです。

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オスジカのヌタ打ち。足跡がいっぱいついて全体的に濁ります

ちなみに、このポイントには大きめのヌタ場があるのですが、そこをイノシシとオスジカが共同で使っていました。オスジカは猟期前には毎日のようにドロ浴びをしてそこら中の木にドロを塗りたくってました。このオスジカ(何頭いたのかはわかりませんが)のドロがあまりにひどいので、イノシシの痕跡が読み取りにくくなるくらいでした。
それが、ここ1週間はパッタリとヌタ場の使用が止まりました。どうやら発情期が終わった模様です。これでようやくイノシシの気配を読みやすくなりますが、そのイノシシ自体もここ1週間以上来ていない模様。うーん、他の誰かに獲られてなければいいんだけど・・・。

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2頭目のシカは写真を獲る前に解体してしまいました
posted by 豆狸 at 16:33| Comment(2) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月28日

鹿ロースハム

さて、猟期に入って早速、燻製をやりました。鹿のロースでハム作りです。いきなりロースで贅沢な!という感じですが、実はこれは去年の鹿肉。結局猟期前の宴会などでも消費しきれずに残っていた鹿のロースをまとめて燻製にした次第です。

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調味後のロース。鹿2頭分くらいでしょうか

今回のレシピは以前の記事のものから、タイムとオールスパイスを除いて、またロースは身が細いので串も刺していません。あと、毎度のことですが、ボイルの温度も適当で、薪ストーブの上に沸騰しないように載せているだけです。

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しっかり燻煙できました

出来上がったハムは、やっぱり「ロースハム」なだけあって、繊維が細かくしっとりとした上品なハムに仕上がっていました。余ったロースはこれまでは「ロースカツ」が定番でしたが、ハムもなかなかよいなと思いました。

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マスタードをちょっとつけて食べるとおいしかったです
posted by 豆狸 at 19:03| Comment(0) | 燻製 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スモークチップとウッド

燻製のチップのリンク先が変わっていたので、改めて紹介します。

私は燻製はほとんどスモークチップを使っています。自家製燻製器が大きいので、温度調節で設定温度よりも温度が上がりすぎるということがほとんどないので。ただ、冷燻をやるにはスモークウッドの方が便利かと思います。冷燻は燃焼室を別に作ればスモークチップでも出来ます。
なお、チップはここで紹介する市販のものを使う以外にも、薪作りやシイタケ栽培などの際に出たノコクズでも代用は可能です。私は楢や桜の木を玉切りする際にはそのノコクズは燻製用に保存しておきます。なお、これを利用する際に注意する必要があるのは、チェーンソーオイルは自然原料由来のもの使うことと、集めたノコクズは生木のクズなので、数日間天日干しにして、十分に乾かしてから袋に入れて保存することの2点です。

では、以下に商品説明に記載されているチップのそれぞれの特徴について紹介します。

サクラは一番一般的に利用されます。香りが強いです。
ブナ、ナラ、クルミはあまりくせはありませんが、色は濃く付きます。魚向き。ハムやソーセージにもよいです。
リンゴは甘い香りがあり、鶏肉や白身魚などに合います。
ヒッコリーはベーコンやハム、スモークサーモンなどに向きます。

ちなみに私はヒッコリーだけは常備していますが、それ以外はノコクズを使うことが最近は多くなりました。


スモーク用チップ (1袋500g入) リンゴ ナラ オニクルミ ヒッコリー ホワイトオーク ブナ サクラ


スモーク用ウッド リンゴ ナラ オニクルミ ヒッコリー ブナ サクラ
posted by 豆狸 at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

1頭目のイノシシ

昨日のシカに続けて、イノシシもワナに掛かりました。
見回りに行くと久々にヌタ場の使用跡があり、これまでの餌場から私のワナエリアのほうに行動範囲を広げてきている痕跡がありました。
お、これはひょっとしたら・・・と思っていると、予想通り4つ目のワナにかかっていました。

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小さいなりにこちらを威嚇しています

ただ、狙っていた親イノシシではなく、ドンコ(この春に生まれた仔)・・・。どうしてもドンコのほうが警戒心が薄く、またちょろちょろと動くため、親より先にワナに掛かる確率が高いです。
今回はリリースしようかと考えましたが、脚の状態を確認したところ、だいぶダメージを受けており、放しても自然界では生きていけない可能性も高そうだったので、処理することに。木に絡んで全然動けない状態だったので、押さえ込んでそのまま頚動脈を切断しました。

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脚が木に絡んで全然動けない状態です

で、今日の夕方2時間ほどで解体しました。サイズの割には良く脂がのっていて、肉もやわらかく美味しいのですが、いかんせん取れる肉の量が少なすぎです。せめて来年、できれば2年後に出会いたかった。

まあ、とりあえずはこいつの親の行動パターンをしっかり把握しないといけません。
posted by 豆狸 at 23:34| Comment(9) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

ようやく1頭目のシカ

昨日、締まり防止金具を再調整した効果が早速出ました。
今期の最初の獲物となるシカがワナに無事掛かりました。ハラ抜き33kgのメスでした。
今日の見回りで山につくと、私の巡回ルートに数頭のシカの群れの足跡が。お、これは期待できるなと最初のワナの近くに来るとガサガサガサッという音と細い木が揺れるのが見えます。イノシシだったりして、と淡い期待も持ちましたが、当然シカでした。

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木に絡んで身動きが取れない状態です

で、とりあえずそのシカはスルーして先のワナを見回りに。けもの道をたどると群れの他のシカがあせって走り出しているのがわかります。
むむ、これは下手したら他にもかかってるかも・・・、と思いましたが、その道に仕掛けていた残りのワナはうまいこと踏まずに通り過ぎてくれていました。まあ、以前はシカは1日1頭でしたが、数年前からは1日3頭まで獲っていいので、問題はないのですが、運び出し・解体が大変なので、1日1頭で十分です。

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血抜きもスムーズにいきました

その後は、山の中で血抜きまでした後、家が近かったので、自宅下の水道のあるところでハラを出しました。そのあとは水と氷で冷やし、夕方頃から2時間ほどかけて丁寧に解体しました。
まあ、とりあえず初猟が出て一安心です。

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前足にかかっていたので、モモ肉は全然痛んでいません
posted by 豆狸 at 23:33| Comment(6) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月22日

締まり防止金具

前回の記事で、今期は締まり防止金具の設定位置をかなり大き目の輪になるように設定していると書きましたが、どうやらやりすぎていたようです。
この1週間で、シカ4頭、イノシシ1頭がワナにかかり、その全てが脚が輪から抜けて逃亡してしまっていました・・・。
先日友人が捕獲した2歳のイノシシの脚で試してみたところ、今回設定した直径だと、押さえ爪まで入ったら抜けないけれども、前のひづめの部分だけだと確実に抜けることがわかりました。

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わかりにくいですが、シカが暴れて逃げたポイント

うーん、締まり防止金具が義務化されて3年目ですが、こんなミスは初めてです。昨日まではそれを再設定する時間もなかったので、ようやく今日再設定してきました。

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ワイヤーに通してある小さい金具がそれです

ただ、獲れる筈だった獲物を5頭もびっくりさせ、また、ようやく馴染んだワナもワイヤーを引っ張り出して、金具の調整をして再度隠すというどんくさい状況。獲物が暴れて猟場も荒れてしまったし、においもまた付け直したようなものだし、今年はかなり厳しいスタートになってしまいました。

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このように前のひづめでも獲れないといけません

しかし、ほんのちょっとの直径の差で全然かわるものですね。今期はなんとなくのイメージで直径をいじってしまい、大失敗でした。まだまだ修行が足りませんね。

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これは友人が獲った2歳のオス

さて、この締まり防止金具というものですが、2年ほど前から設置が義務付けられました。脚をくくるワッカが最後まで締まりきらずにある程度の直径で止まるようにする器具です。その目的は小動物の錯誤捕獲の防止です。
この金具がない頃は、わなの踏み棒の強度の調整などで、一定以上の体重の動物でないとワナが作動しないようにするなどの工夫をしていましたが、どうしてもその動物の踏み方次第では、タヌキやキツネなどの狙っていない動物がかかることもありました。
それが、この金具をつけてからは、それらの動物が間違ってワナを踏んでも足を抜いて、脱出できるようになり、錯誤捕獲がほとんどなくなりました。

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同じく友人が取ったハラ抜き35kgのメスジカ

これは、猟師の側にとってもわざわざそれらの動物を押さえつけてリリースする手間も省けてなかなかよいものでした(まあ、アナグマのような出来たら獲りたい小動物も獲れなくなりましたが)。
また、脚を締め付けすぎると肉が壊死してしまったりして、逆にイノシシなどは自分の脚を引きちぎってでも逃亡することもあるそうなので、その点でも一定以上締め付けないこの金具は非常に有効なものです。
それが、こんな落とし穴があるとは・・・。まあ、明日から気を取り直してがんばりたいと思います。

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今期はいつ自分のイノシシが食べられることやら
posted by 豆狸 at 08:23| Comment(7) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

猟場でのにおい対策

今日、山に見回りに行くと一箇所、シカが掛かってそこそこ暴れたあと、脚からワナが抜けて逃亡した跡がありました。一瞬イノシシだったらショック!と思いましたが、その暴れ方、残った足跡、ワナに付着した毛などからシカだとわかり、ホッとしました。
逃げられた原因は、ワナの係りが浅かったためだと思われます。今期は錯誤捕獲を避けるために、締まり防止金具の位置を結構厳しく設定しているので、今後も小さめのシカやイノシシだと今回のような状況では脚が抜けてしまうこともあるかもしれません。まあちょうどリリースの手間が省けるので、これくらいの設定が良いのかもしれません。

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林業用のネットにシカが絡まって死んでました

さて、今回はにおいの話の続きで、猟場でのにおい対策です。

前回のようにがんばってワナ自体のにおいを消しても、現場に残るにおいというものがあります。
ひとつは、私が使っているタイプのワナは仕掛けるために10cm程度は穴を掘らなくてはならず、その際の木の根が切断されたにおいなどが
あります。イノシシはもともと土を掘り返したりして、ミミズやヤマイモなどの餌を探す動物なので、こういったにおいには特に敏感だと考えられます。たまに鼻で掛かるイノシシがいますが、それはそういったにおいにつられてワナの穴に鼻を突っ込んだ結果だと思われます。ただ、そういったにおいを警戒するイノシシもいるわけで、それを嫌がって穴を掘らないタイプのワナを使用する猟師もいます。
これについては私は基本的にはあきらめていますが、毎年使っている猟場の穴などは何年も使っているものがあり、それを使う場合は比較的こういったにおいは少ないだろうと思っています。

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においは目には見えません

ふたつめは、人間自体のにおいです。一箇所のワナを仕掛けるのに15分くらいはかかりますので、それくらい人間が滞在しているとにおいもしっかり残ると思います。警察犬が山を逃げた人を追跡する映像を見たことがありますが、そこでは、ほんとに人間が歩いたとおりのルートを追跡していました。なので、犬よりも嗅覚が鋭いといわれるイノシシがそのにおいを感づかないはずはありません。
これの対策としては、ワナをかける前日は風呂で石鹸を使わないだとか、タバコを吸う人は1ヶ月前からやめるとか、色々言われています。ただ、これに関しても絶対ににおいは残ると思うので、私は猟期の前から頻繁にイノシシのけもの道を歩くようにしています。そうすることで、イノシシが私のにおいに慣れてくれるのを期待するわけです。私が通った道を翌日にイノシシが普通に通るようになれば、イノシシは私のにおいに対して警戒しなくなっていると判断できると考えています。

ただ、これらは前回のワナ自体のにおい以上に、ひと雨降ってくれたらだいぶ解消されるにおいだと考えられるので、そんなに神経質になることはありません。

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冷凍庫を整理して、去年のイノシシの骨でスープを

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猟期前にやっておけって感じですね
posted by 豆狸 at 22:45| Comment(10) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

シイタケ続々

狩猟解禁前後でバタバタしていて、シイタケのことをすっかり忘れていました。
で、恐る恐る見にいってみると、やはり、カサの開ききった超巨大シイタケが山のようにできていました。

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この倍くらい獲れました

今期のシイタケは全部ドンコの状態で収穫して、高級干しシイタケに!と思っていたのですが、さっそく計画倒れです。しかしまあ、こんなにたくさん食べるわけにもいかないので、これも結局薪ストーブの上で乾燥。
ホダ木を見るとまだまだ出てきそうなので、今後は忘れないようにしたいと思います。

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ほだ木捨て場で、ナメコとクリタケ発見
posted by 豆狸 at 23:56| Comment(0) | キノコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

狩猟解禁!ワナのにおい消し

今年も11月15日より狩猟が解禁になりました!
解禁日から3日間で仕掛けたワナの数は3つの山に計13丁と、例年よりは少な目ですが、今年はゆっくりスタートです。あと、5、6丁は増やす予定ですが、見回り時間との兼ね合いでそんなにたくさんは仕掛けられません。

で、今年の状況はというと、例年にも増して山中シカだらけ・・・。これまでイノシシしか通っていなかったけもの道にもばんばんシカが登場しています。ほんとにシカは増えていますね。
イノシシもいるにはいるんですが、普通にワナをかけたら間違いなくシカが先に掛かっちゃう状況です。バランスよく獲るには工夫が必要ですね。

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解禁日の朝は良い天気でした

さて、解禁してすぐに獲物が掛かるわけでもないので、今季は合間を見つけてワナ猟についてのあれこれを紹介していこうと思います。

今回は、ワナのにおい消しについて。

ワナ猟では、当然のことながらいかに獲物に仕掛けたワナを見破られないかが重要になります。人間相手であれば、ワナを仕掛けたあとにしっかりと土や落ち葉などでカモフラージュすれば、まずばれることはありませんが、嗅覚の鋭いシカやイノシシの場合はそうはいきません。特にイノシシは犬よりも嗅覚が鋭いといわれていますので、細心の注意が必要です。

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セットの済んだワナ

私が使用している4mmの鋼鉄製ワイヤー(油ヌキ、6×24)は新品の際はにおいもきつく、光沢もあるので、カシやクスなどのにおいのある木の皮と一緒に10時間以上煮込みます。そのことでにおいもとび、色合いも黒っぽい目立たない色になります。
ワナの塩ビ部分は接着剤などはなるべく無臭のものを使い、これらは煮ると逆に臭いが出る可能性もあるので、木の皮の汁に漬け込んでおきます。
2年目以上のワナは、バラして煮たりはせずに、ワイヤー部分も含めて木の皮の汁に漬けておくだけです。人によっては、ワナをかける予定の山の土を持って帰ってきて1ヶ月以上それに埋めておくという人もいます。

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今年は試しにコナラの皮で。色はいい感じ

ただ、においに関しては、どれだけ注意してもある程度は見破られるのは仕方がないと思います。罠師のあいだでも、獲物が掛かりやすくなるのはひと雨降ってにおいが流れてからだ、というのが定説です。

獲物の中にもにおいをあまり気にしないイノシシもいますし、すごく神経質なやつもいます。以前私が仕掛けたワナの土を丁寧に全部どけて歩いていったイノシシもいました。でも、そんなやつでもその日のコンディション次第ではうっかりワナに掛かる場合もあります。

まあこんな感じで、におい消しに関しては、実際に検証しようのない部分でもあるので、どこまでやるかは個人の好みの問題だといえるかもしれません。
posted by 豆狸 at 23:45| Comment(8) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

解体小屋作り一時中断

先月末から作り始めた解体小屋ですが、当然ながら猟期までに完成とは至りませんでした。
壁はとりあえずヨシズをぶら下げてごまかし、2階部分はロフトのような感じでとりあえず床だけ張りました。
プロパンガスは導入したものの、水道がまだ工事をしておらず、庭先からホースで引いてきているというお粗末な状況です。

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こんな外観です

まあ、解体は屋根と床とテーブルさえあればできるので、とりあえずは良しとしましょう。何より、もう明後日から狩猟解禁でさすがにそれどころではありません。

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中はこんな感じ

あとは実際に解体に使いながら、ちょこちょこ手を入れていく感じでよいかと思います。
さて、次の猟期までに完成するかな?

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一応2階もあります
posted by 豆狸 at 21:07| Comment(4) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

ウナギバサミ

今回は、ウナギを獲るための漁具であるウナギバサミの紹介です。
なぜ、猟期の差し迫ったこんな時期にそんな話し???て感じですが、これまではネット上で販売されているのを見たことなかったのを最近発見したので、忘れないうちに紹介しておこうと思ったしだいです。

ちなみに、私は潜って獲る場合、最近はほとんど竹ヤスを使っています。以前ウナギバサミを使ったこともありましたが、そのウナギバサミが手に合わず、獲物を取り逃がすことが多かったので、使い慣れたヤスをどうしても使ってしまっています。
ただ、上手な人に聞くと慣れたらウナギバサミのほうが確実に獲れるとのことです。また、ヤスでつく場合に比べウナギバサミのほうが魚体へのダメージが少なそうなので、そのまま生かしておくことも考えてもウナギバサミを使用したほうが良いように思います。
それと、ウナギバサミを使いこなしている人は、持ち手を自分にあった形に加工して使っている人も多いようです。

今季はさすがにもう寒いので無理ですが、来季は私もちょっと本格的にウナギバサミに再チャレンジしようと思っています。


ウナギバサミ 40cm
こちらは非常に安価なタイプです。


ステンレス製 ウバシ【大】
こちらは高級品。すごい値段です。持ち手の部分が折り曲げてあったり、確かに使いやすそうではありますが・・・。この地方では“ウバシ”って言うようです。ちゃんと地方名があるということはかつてはそれなりに使われていたということの証ですね。

posted by 豆狸 at 00:21| Comment(4) | 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

解体小屋作り

猟期ももう2週間後に迫ってきましたが、今期はこれまでの解体スペースを閉鎖し、新解体小屋を作ることになり、その作業に追われています。
これまでの解体場は居住スペースに隣接していたため、便利ではあったのですが、深夜の作業の時の音の問題や衛生面の問題もあり、新規で建てることになりました。

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もらってきた間伐材の皮をむきます

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皮を剥かないと虫が入ったり腐ったりします

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剥いた人によって完成度の差が・・・

新しい場所は車を停めている場所と我が家のちょうど中間地点でやや斜面の土地です。これまでは上まで獲物を運搬していたので、今度からはそれがだいぶ楽になります。
ちなみに今回も相変わらず昔とった杵柄で、番線・丸太・足場板の鳶職工法です。

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ここが建設予定地

そして、せっかく新しい小屋を建てるので、獲物の解体だけでなく、その調理や宴会等も簡単に出来る狩猟小屋にしようと企んでいます。あわよくば、2階建てに!

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丸太を番線でしばっていきます

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柱は約5m。結構高いです

・・・と、こんな感じで、解禁が迫っているのにまだ全然山の下見にも行けておらず、本末転倒になってはいけないので、来週からがんばって山にも行きたいと思っています。

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とりあえず屋根と床まで完成
posted by 豆狸 at 23:23| Comment(3) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする