2009年12月22日

コナラ枯死木伐倒

今年の夏に家のすぐ裏のコナラの木が3本、カシノナガキクイムシによるナラ枯れで見事に枯死してしまいました。そのうちの1本は直径50cmくらいあるそこそこの大木で、しかも一段高いところから我が家の上のほうに傾いて生えていました。これは、そのまま放置すれば、数年で家がペチャンコになってしまう事態です。

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家のすぐ裏手です

普段は枯死木は自分で切り倒すのですが、今回ばかりはさすがに素人では難しすぎると判断して、知り合いの林業のプロの方にお願いしました。
さすがに手際よく、半日ほどですぐに終わりました。
私は横で手伝いつつ、見学をしていましたが、その段取りをせっかくなので、メモしておきます。ただ、素人の私のメモなので抜けている工程があるかもしれませんが。

1.倒す方向を決める。他の大きい木をよけつつ、安全な方向を決める(今回は家の方に倒れると大変なので、基本的には家の反対方向)。

2.その方向にある他の木をまず伐採し、さばく。

3.木のなるべく高いところで、引っ張って偏らないところにワイヤーを掛けてチルホールで引っ張る。

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チルホールは滑車で方向を変えます

4.木の根元が伐倒後にズレ無いようにロープで他の木に固定。

5.受け口、追い口と切込みを入れて、「つる」を残す。

6.追い口のほうにクサビを打ち込む。

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チェーンソーがぎりぎり届く直径でした

7.チルホールで引っ張る。

8.伐倒完了。あとは、適度なサイズに玉切し、枝などをさばいて終了。

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きれいに家の反対側に倒れました

いやはや、寸分違わず決めた方向に周辺の木をかわしながら倒す技術はお見事でした。私も周りに何もない枯死木で練習しようと思います。
しかし、今回の分だけで来年の冬の薪がそこそこ集まったのもうれしい副産物です。頑張って薪割りしないといけませんが。

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これで安心して眠れます

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あとはこれを40cmに玉切りして割るだけです
posted by 豆狸 at 22:08| Comment(4) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする