2010年02月11日

イノシシの毛の手箒

先日、友人が獲ったオスイノシシはタテガミが気になりました。トドメを刺したあとも逆立ったままで妙に長く感じました。

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イノシシにもタテガミがあります

で、解体が終わり、大きめのオスに特有のヨロイ(食用に適さない皮下脂肪の層)が付いた状態の皮は加工にも向かないし、山に埋めに行こうと思ったとき、再びタテガミが気になりました。
そういえば、イノシシの毛のブラシというのを聞いたことがあるし、豚の毛の歯ブラシとかもあるんだから、いっぺんちょっと加工してみようという気になりました。


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広げたイノシシの毛皮

ダニに気を付けつつ、タテガミの部分の毛をハサミでカット。長さは15cmくらいあります。付け根の方はかなりしっかりした毛で、確かにブラシに出来そうです。歯ブラシには硬すぎるくらい。
で、毛先の方はイノシシ特有の枝毛でフサフサです。

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ちょっとずつ針金でまとめます

ちなみに、イノシシの毛は古来より縁起がいいとされていました。毛先に行くにしたがってどんどん枝分かれして、いわゆる「末広がり」というやつですね。「財布に入れたらお金がたまる」とか「子孫が繁栄する」などと言われていたそうです。

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試作品の手箒

で、今回はとりあえずはブラシへの加工はめんどくさそうだったので、2種類の手箒を作ってみました。枝毛の部分が結構ホコリをしっかり捉えてくれて、棚の隙間などの掃除になかなか便利です。
posted by 豆狸 at 00:21| Comment(16) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする