一ヶ月以上ぶりのブログ更新になります。まだ見ていてくださる方がいるかな?
猟期後のしばしの冬眠状態ののち、例年のことですがこの春も新たな薪置き場の整備や家の改築作業などにいそしんでいました。
まあ、それらについてもおいおい記事にしていこうとは思いますが、まだ全然完成していないのでもうしばらくあとになります。
これは桜ではなく季節外れの雪です
さて、ここ数日の暖かさで裏山のコナラやクヌギ、アベマキの芽吹きが本格的に始まりました。4月に入ってから毎日気になって空をみあげていました。
というのは、例のキクイムシの話です。昨秋、キクイムシの食害を受けながらもなんとか、ドングリをつけ、落葉したこれらの木がこの春に無事芽吹くのかどうかが気になっていたのです。ある程度以上の大木で食害を受けていない木はもはや私の家の周辺では皆無です。
ただ、完全に枯死に至った木はその2〜3割程度でしょうか。
ボチボチ薪割りも再開しました
で、一番気になっていた庭のアベマキとコナラは無事芽吹きが確認できました(まあ、そのうえでこの夏、来年と乗りきれるかどうかは甚だ怪しいですが)。そして、家から少し離れたところのコナラが2本芽吹いていないのも確認しました。もう少し様子をみる必要がありますが、おそらく枯死と判断してよいでしょう。これで切り倒さないといけない木がまた2本増えました。
というわけで、しばらくサボってきた薪づくりを再開することにしました。とりあえずは枯死後1年半ほど経過してしまい、枝等の落下が始まっている木を伐倒する方向で作業を開始しました。
良い方向に倒れました
今日はとりあえずコナラを1本伐倒。家に倒れる心配はあまりない場所だったので、一人で方向を決めて倒しました。二股の木でしたが、根もとの直径は70cmくらいありました。今回一応確認したいのは、この木の中にキクイムシの幼虫がまだいるのかどうか、という点。
このチェーンソーで切るのはサイズ的に無理がありました
この木は2008年の夏に枯れており、まだ幼虫がいるのであれば、枯死したあとの2009年の夏にも再度キクイムシが入ったということが確認できます。なぜこれを確認したいかというと、これまでの経験で一度被害を受けた木は、枯死していないくても再度被害を受けにくいという印象をもっているからです。
立証はしようがないとは思いますが、裏山のコナラ、クヌギなどの大木が近い将来全滅するのか、それともある程度生き残るのかが気になっているので。
まあ、私の立場は、自然の中で枯れているくものは枯れるに任せつつ、自分の暮らしに被害を与える危険性は除去、枯れたものは燃料として有効活用する。でも、猟師としてはイノシシの餌になるドングリの木は枯れて欲しくないなあ。というあいも変わらず自分勝手な立場ではあるのですが・・・。
日当たりの良くなった山ではツツジが満開です