2010年04月29日

蜜源植物「クサイチゴ」

昨年は大変豊作で子どもたちに人気のあったクサイチゴ(酸味もなく大して甘くもないので大人には不人気)。今年もたくさん花が咲いています。
我が家の近くの空き家の庭に一面はびこっているのですが、そこにミツバチがたくさん通っていました。

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花の時期はそんなに長くないです

ミツバチの巣箱を観察していると、花粉の色は濃淡はありますが、黄色とオレンジ、白のどれかです。そのうちの白い花粉はウワミズザクラとこのクサイチゴでしょうか。

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せっせと花粉を集めています

あと、今回の捕獲群は入居の翌日から花粉の運び込みが始まっていたので、おそらく第一分蜂群(旧女王の群)でしょう。元の群が強群であれば、第二第三の分蜂があるはずなので、それらが我が家のほかの待ち箱に来てくれるとうれしいのですが。

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ホバリングしながら巣門をチェック

ちなみに、旧風呂場横に設置した待ち箱に来ていた探索バチですが、昨日には20匹くらいに数が増えていましたので、入居確定だと信じたいところです。

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中にもどんどん入っていきます
posted by 豆狸 at 06:20| Comment(0) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

我が屋周辺の待ち箱

現在、我が屋周辺に待ち箱を3箱(ひとつは入居済み)、2kmほど離れた山に2箱設置しています。本当はもっとたくさんやりたいところですが、待ち箱を作る時間もなければ、設置・見回りする時間もないという感じです。

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無事営巣している待ち箱

ちなみに、ここ数日我が家に設置してある今年作った待ち箱に探索バチが来ていました。探索バチというのは分蜂の準備段階で、新たな巣に適した場所を探すハチのことで、こいつらが来ると入居の可能性があるということです。ただ、探索バチが色んな候補を出しあって、最善の場所を決めるそうなので、まだ確定ではないですが。

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探索バチが来ている待ち箱

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いまのところ反応なし

もう一つの以前作った待ち箱には全然反応がありません。設置場所の条件なのか、箱自体の問題なのか。今後も研究が必要です。

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今日も元気に働いています
posted by 豆狸 at 06:42| Comment(0) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月24日

蜜源植物「山椒」

今年の春も山椒が花をつけました。普段なら蕾のうちに摘み取り、「花山椒の佃煮」にするところです。
しかし、今春はニホンミツバチをなんとしても捕獲しようと思っていたので、その蜜源となるであろう山椒の花はそのまま残していました。すると、見事に先日ニホンミツバチが入居し、さっそく山椒の花に訪花していました。

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今年も山椒の花が咲きました

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こんな小さい花でもミツバチはちゃんとやってきます

しかし、ニホンミツバチと暮らすことになると、これまでの植物=食べ物という図式をちょっと変えていかないといけない感じです。庭や畑の雑草にしても、これまでは問答無用に引っこ抜いていたヤブガラシやヒメジオン、ヒメオドリコソウなども最近はちょっと躊躇してしまいます。

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脚に黄色い花粉団子が付いています

まあ、最終的にはそれらの花粉や蜜がハチミツとして食べられることを目指しているわけなので、広い意味では植物=食べ物という図式に当てはまらないこともないのですが。

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一回り大きくて、色の黒いオスバチの姿も見えます

とりあえず、この1年間は庭、畑、裏山の植物へのミツバチの訪花を逐一チェックし、我が屋周辺の蜜源植物のバランスなどを確認していこうと思います。
posted by 豆狸 at 23:11| Comment(9) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

ニホンミツバチ捕獲

1週間ほど前から設置していたニホンミツバチ捕獲用の待ち箱に、本日ついにニホンミツバチの分蜂群が1群入りました。
一昨年、熊にやられて中断してしまっていたニホンミツバチ養蜂ですが、これでようやく再開させることが出来そうです。まあ、逃去の多いニホンミツバチですから、まだ安心はできませんが。

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待ち箱に出入しているミツバチ

今春は、猟期が終わってからミツバチ捕獲の準備をボチボチとすすめてきました。薪にしようと思っていた虫の入った針葉樹がちょうど捕獲用の丸胴に使えることに気づいたのが、猟期の終りの頃でした。それでちょっとやる気になり、中をチェーンソーでくり抜き、全体をバーナーで炙り、天板などを打ちつけて丸胴を3つ完成させました。それに以前使っていた漬物樽巣箱1つ、実験で作った重箱式巣箱1つ、以前作った丸胴1つの計6つが今年の待ち箱でした。

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大変都合の良い状態でした。

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チェーンソーでくりぬいたところ

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バーナーで自然な感じに黒くする

ニホンミツバチを飼っている方から蜜蝋も譲ってもらい、誘引のためそれらの待ち箱に蜜蝋を塗り、10日ほど前からようやく3箇所に1つずつ設置したところでした。今回入ったのは、漬物樽巣箱で、かつての営巣跡・ニオイなどが良かったのかなと思いました。場所は自宅の倉庫横・・・。今回の場所は以前熊にやられたところよりはだいぶ民家よりなので、今回は大丈夫なのではないかと思います。その場所でそのまま飼育する予定です。

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結局入ったのは漬物樽巣箱

分蜂は続けて起こるそうなので、自宅にも待ち箱は設置しつつ、周辺の山にも残りの待ち箱を設置して、あと1〜2群は今シーズンに捕獲したいと思っています。
しかし、これで2年ぶりにニホンミツバチのいる生活が送れるかと思うと素直にうれしいです。この日のことを考えてボチボチと蜜源植物などを庭などで育ててきた甲斐がありました。

また、適宜ミツバチの様子を報告していきたいと思います。
posted by 豆狸 at 23:11| Comment(6) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月15日

薪づくり再開

一ヶ月以上ぶりのブログ更新になります。まだ見ていてくださる方がいるかな?

猟期後のしばしの冬眠状態ののち、例年のことですがこの春も新たな薪置き場の整備や家の改築作業などにいそしんでいました。
まあ、それらについてもおいおい記事にしていこうとは思いますが、まだ全然完成していないのでもうしばらくあとになります。

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これは桜ではなく季節外れの雪です

さて、ここ数日の暖かさで裏山のコナラやクヌギ、アベマキの芽吹きが本格的に始まりました。4月に入ってから毎日気になって空をみあげていました。
というのは、例のキクイムシの話です。昨秋、キクイムシの食害を受けながらもなんとか、ドングリをつけ、落葉したこれらの木がこの春に無事芽吹くのかどうかが気になっていたのです。ある程度以上の大木で食害を受けていない木はもはや私の家の周辺では皆無です。
ただ、完全に枯死に至った木はその2〜3割程度でしょうか。

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ボチボチ薪割りも再開しました

で、一番気になっていた庭のアベマキとコナラは無事芽吹きが確認できました(まあ、そのうえでこの夏、来年と乗りきれるかどうかは甚だ怪しいですが)。そして、家から少し離れたところのコナラが2本芽吹いていないのも確認しました。もう少し様子をみる必要がありますが、おそらく枯死と判断してよいでしょう。これで切り倒さないといけない木がまた2本増えました。

というわけで、しばらくサボってきた薪づくりを再開することにしました。とりあえずは枯死後1年半ほど経過してしまい、枝等の落下が始まっている木を伐倒する方向で作業を開始しました。

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良い方向に倒れました

今日はとりあえずコナラを1本伐倒。家に倒れる心配はあまりない場所だったので、一人で方向を決めて倒しました。二股の木でしたが、根もとの直径は70cmくらいありました。今回一応確認したいのは、この木の中にキクイムシの幼虫がまだいるのかどうか、という点。

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このチェーンソーで切るのはサイズ的に無理がありました

この木は2008年の夏に枯れており、まだ幼虫がいるのであれば、枯死したあとの2009年の夏にも再度キクイムシが入ったということが確認できます。なぜこれを確認したいかというと、これまでの経験で一度被害を受けた木は、枯死していないくても再度被害を受けにくいという印象をもっているからです。
立証はしようがないとは思いますが、裏山のコナラ、クヌギなどの大木が近い将来全滅するのか、それともある程度生き残るのかが気になっているので。

まあ、私の立場は、自然の中で枯れているくものは枯れるに任せつつ、自分の暮らしに被害を与える危険性は除去、枯れたものは燃料として有効活用する。でも、猟師としてはイノシシの餌になるドングリの木は枯れて欲しくないなあ。というあいも変わらず自分勝手な立場ではあるのですが・・・。

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日当たりの良くなった山ではツツジが満開です
posted by 豆狸 at 01:03| Comment(9) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする