数日前の夜にB群が野生動物に襲撃されました。夕方の時点では何も異変がなかったのですが、たまたま夜の11時頃に見に行ったら、巣箱が地面に転がされており、中の巣はきれいになくなっていました。巣の中に小さい蜂球があり、あとは周辺にも数十匹規模の蜂の塊がいくつか出来ていました。
近くの街灯にも避難した蜂が集まっていました
急いで、巣箱を元の位置に戻し、周辺の蜂を巣箱の近くに戻したら、ボチボチと中に入って行きました。で、翌朝は蜂の出入があったので、ひょっとしたら持ち直すかも、と思いましたが、仕事から帰宅すると完全に逃去していました。女王蜂が無事で、どこかで再度営巣できたことを祈ります。
巣は綺麗になくなっています
さて、2年前にも熊に襲われており、今回も熊の仕業かと疑いましたが、今回の場所はかなり自宅寄りでそんなにすぐに熊が来るとも思えないのと、今回の巣箱は結構不安定な置き方をしていたので、熊よりも小さい動物でも近くでゴソゴソやっているうちにうまいこと転ばすことができた可能性もあります(巣箱自体の重さは蜂の巣込みで5〜6キロ、その上に10キロのコンクリートブロックが載せてありました)。あと、中に番線をつかった落下防止棒がいれてありましたが、それはグニャリと曲げられていました。
では、犯人は誰かということですが、巣箱を襲う可能性がある野生動物として、アライグマ、ハチクマが考えられます。あとは、サルとイノシシも一応検討する必要があると思います。
ただ、サルは日中に集団で近くにやってきたことは何度もありますが、全然巣箱に関心を示していなかったし、夜間に行動するというのもあまり考えられないので除外。同じく夜間という点で昼行性の猛禽であるハチクマも除外。あと、イノシシは多くの飼育者が巣箱を襲うことはないと言っているので、やはり除外かと。今回の現場にはイノシシらしき痕跡も発見できなかったですし(熊の痕跡を探せと言われたら難しいですが、イノシシならさすがにわかるはず)。で、残ったのはアライグマ。アライグマは北米では熊、スカンクと並んで養蜂に被害を与える3大動物に挙げられているらしく、意外と力もあるので十分に考えられます。
しかも、我が家の裏山に多数生息していることは既に確認済みです。
というわけで、今回の犯人は、アライグマの可能性9割で熊の可能性1割くらいという判断となりました。
なので、残りの2箱の対策ですが、おもりの重量を増やして、巣箱をしっかり安定させるということにしました。これでアライグマなら対応できると思います(熊なら無理ですが)。
これでまたやられるようなら、来年は金網で囲った蜂小屋でも作るしかないですね。
しかし、油断してました。
裏山のアライグマも次の猟期は捕らないといけないかな