2012年04月29日

ニワトリ飼育再開

5年ぶりにニワトリ飼育を再開しました。以前この家で飼っていたニワトリは11羽。そのうちオンドリ7羽は私が捌いて食べ、採卵用に飼育していた4羽のメスは1羽が病気で死んでしまい、残りの3羽は2年ほど飼育した後にキツネに小屋に侵入されて食べられてしまい、それ以来ニワトリは飼っていませんでした。
ずっと飼育再開のタイミングを見計らっていたのですが、ここ数年バタバタしていた生活もやや落ち着いてきた今春ようやく飼い始めることができました。

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久しぶりに足場丸太と番線の出番

以前の「養鶏日記」の記事を見ると一人暮らしで時間の有り余っていた私がこまめに体重測定などをしている様子が伺えますが、今回はまあそんな時間も気力も体力もないので、のんびりと飼育したいと思います(ケモノ対策だけはしっかりして・・・)。

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95%ほどは廃材の再利用で鶏小屋が完成

さて、今回飼育することになったのは国産の赤玉鶏です。以前知り合った養鶏場の方から譲っていただきました。引き取りに行く日がズレこんでしまい、40日雛でもらう予定が、60日になってしまいました。ヒヨコと呼ぶにはちょっと大きめですが、まだ可愛い声でピヨピヨと鳴いています。
羽数は6羽。現在我が家は4人暮らしなので、6羽全部が卵を産むようになるとちょっと卵が余り気味になりますが、まあ知り合いにあげたりすれば問題ないくらいの数かと思います。

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平飼い鶏舎の養鶏場。1000羽いてもほぼ無臭!

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広い鶏舎の中を走り回っていました

しかし、これで再びコゴメや米糠、野菜くずや雑草、魚のアラや貝の殻などを鶏が食べてくれて、それを卵と鶏糞(肥料)、場合によってはお肉に交換してくれるかと思うと、嬉しい限りです。変に自給自足だとかこだわる気はサラサラないですが、鶏の小羽数飼育はその無駄のなさというか隙間を埋めてくれる感じが大変好みです。
さてさて、久しぶりの鶏飼育、トラブルなく順調にすすみますように。

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段ボールに入ってもらって、我が家まで

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とりあえず雑草をあげました

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止まり木などもはやく付けてあげないといけませんね
posted by 豆狸 at 23:14| Comment(2) | 養鶏日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

2012年春の写真集その3

最近、こんな記事ばかりですが、天気も良かったので家の裏山に入り、野草・樹木を見て回りました。
ほんとにこの時期の野山は期間限定の食べ物にあふれていますね。

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今年の春はよくタヌキを目撃しました。疥癬にかかっている個体が多かったですが、私が庭に埋めているシカの頭骨などを掘り返そうと3〜4頭で頑張っていました。そのタヌキ軍団の溜め糞ポイントがここです。遠くから見て、「なんであそこだけ緑?」と近づいてみたらアケビの新芽でした。アケビの実をたくさん食べたんですね。一緒にあった柿の種からはまだ芽吹いてはいませんでした。

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ヤマザクラやミツバツツジはもう花はほぼ終わりましたが、今度はウワミズザクラが満開です。このあとに出来る実をとってお酒につけると綺麗な赤い果実酒ができます。

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ナラ枯れで山中の至る所に日が射しこむようになっています。林床の植物の感じも年々変化していっているように感じます。ドングリが減って草が増えたら、やっぱりイノシシよりシカが増えていくのでしょうねえ。

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そんな中で今回気になったのはこれ。クレソンです。裏山の沢沿いにかなり上流部まで自生していました。たしかにこの沢の下流ではクレソンが以前から大量に繁茂していますが、この山の中で生えているのに気付いたのは初めてです。人が運ぶことはまず想定できない場所なので、シカなどの動物の脚に付着した種などで広がっているのでしょうか。
ただ、若い個体が極端に多かったので、ここ最近のことかもしれません。それか毎回生える度にシカに食べられてなくなってしまうのか。ちょっと経過観察しようと思います。

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林内にはシカによって丸裸になった場所も結構あります。

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里に降りてきました。今はイタドリが最盛期です。子どもたちはすっぽんきゅうりなどと呼んで喜んで食べています。いちおうシュウ酸を含んでいるので、1日1本までにしておくように言ってあります。私が子供の頃はスカンポと呼んでいましたが、このあたりではこんな呼び方をするようです。
いちおう4分の1高知人ですので、今春も一度くらいはイタドリの炒めもの、作らないといけませんね。

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こちらは近所の小川のセリの群生ゾーン。年々ミゾソバが勢力を拡大してきていてセリがピンチです。観察していて面白かったのは、去年のイタドリが倒れこんだままになっていたり、笹などで日陰気味になっているところはセリが優勢で、完全に日が当たる場所ではミゾソバが圧倒的に優位でした。今回は人間様の都合で、ちょっとセリに加勢し、ミゾソバの間引きを行いました。ちなみにミゾソバの若葉はお浸しで普通に食べられます。あと、夏から秋にかけて咲くミゾソバのピンク色の可愛い花は意外とニホンミツバチに人気の蜜源のようで、たくさんのハチが集まっているのを見かけます。

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家に戻り、庭の空を見上げるとアベマキ、コナラの新芽が西日に照らされてきれいでした。この辺のドングリの木はほとんどが数年前にカシノナガキクイムシの被害を受けましたが、これらの樹木はなんとか枯死せずに生き残ったものです。だいぶ樹の勢いも戻ってきたので、とりあえずは一安心です。
posted by 豆狸 at 06:20| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

2012年春の写真集その2

今年は冬が長かったせいか、春の訪れを強く感じます。実際、色んな花が一気に咲き乱れていっているように思います。我が家のまわりでもつい最近まで、梅と桃と山桜とツツジが一緒に咲いていました(梅は散りかけでしたが)。
庭に植えてある山菜・野草もどんどん元気になってきていますので、またその紹介でもしたいと思います。

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ウルイ(オオバギボウシ)です。渓流沿いで群生しているのを見つけ、一株持ち帰ったのが数年前。ようやく5株に増えました。おかずに出来るくらいに増えるのにはまだ数年は掛かりそうです。

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コゴミ(クサソテツ)です。こちらも群生地から2株ほど拝借。これも食用と言うよりは指標植物として利用という感じですね。庭のコゴミが出てきたらボチボチ河原に収穫に出かけるという感じで。
ちなみに、後ろで可愛い花を咲かせているムラサキケマンは毒草ですので食べられません。

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ユキノシタです。これは繁殖力旺盛なので、どんどん増えていっています。もう少し葉っぱが大きくなったら天ぷらの材料にします。花もなかなか可愛いです。

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本日の夕食の天ぷら素材。猿に食べられなかったシイタケとヨモギの若葉、裏山のタカノツメの新芽。ギョウジャニンニクは生で味噌とマヨネーズをつけてかじります。

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今春も花山椒はしっかり収穫。定番の佃煮にしました。

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数年前にいただいたカジイチゴ。地下茎でどんどん増殖して、最近は引っこ抜くのが大変です。今が花ざかりです。

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こちらは勝手に生えてるクサイチゴの花。このあとにできるイチゴは大きさの割には中身スカスカですが、子どもたちにはフユイチゴに次いで人気があります。

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日の当たる場所のワラビはもう食べごろは過ぎてます。草刈機で刈り払ってしまえばまたどんどん生えてくるんですけどね。そういえば、去年の干しワラビを消費しないと・・・。

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最後はキイロスズメバチの巣!
と言っても、これは去年のものでもぬけの殻です。我が家周辺ではよくキイロスズメバチが巣を作りますが、大概は廃屋の壁の中とかなので、こんなに丸見えなのはめずらしいです。発見したのが晩秋だったので、中の幼虫はいただけずそのまま放置。糊で固めて、飾りものにしようかとも考えましたが、まあ自然の状態でどうやって朽ちていくのか見物するほうがいいかなと思ってそのままにしています。ミツバチの巣に巣くうスムシみたいな虫が湧いたりするのでしょうか。

ではでは、とりとめのない記事で失礼しました〜。
posted by 豆狸 at 22:34| Comment(4) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

ヒラタケの短木栽培

先日、キノコの菌打ちを行いました。
今春に用意した種菌は、ヒラタケ、ナメコ、シイタケをそれぞれ400コマずつ。原木は、薪用にいただいたムクノキとアカメガシワをヒラタケ、ナメコ用に、夏のナラ枯れで枯死したコナラの上部の太い枝をシイタケ用にしようしました。コナラは伐採後ずいぶん日が経ってしまったので、ちょっと乾きすぎてしまったかもしれません。そもそも、本当は菌打ちは3月中には終わらせておきたかったのですが、なかなか時間が作れず4月も半ばになってしまいました。

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チェーンソーで15cmくらいに切ります

ナメコ、シイタケはいつものように細長い原木の樹皮面に菌を打つ方法でやりましたが、比較的太い原木があったので、ヒラタケは短木栽培にすることにしました。短木栽培というのは、太い原木を短く切って、その間に菌を植え付け、その後それを挟み込んで重ねておいておく方法です。一般的にはオガ菌と呼ばれるオガクズ状になった菌を使うことが多いですが、今回は準備不足のためホームセンターですぐ購入できる種駒でやりました。

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切断面に10数個ドリルで穴を開けます

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10セットほど作ります

短木栽培の場合は、原木の切断面からなるべく雑菌が入らないように、玉切した直後にドリルで穴を開け菌打ちをします。また、切断してその場でやらないと、どれがどれだかわからなくなり、うまく元通りに重ねられないということも往々にしてありそうです。これまた雑菌対策のため、重ね合わせるのはなるべくピッタリと元通りにしないといけません。

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今回使用した種駒菌

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木槌でコンコンと打ちつけます

全部菌を打ちつけたら、最上部には濡らした新聞紙を載せて蓋をします。そして、その10セットを仮伏せする場所に固めて置き、その上にワラ、ムシロなどをかぶせて散水します。菌が回るまでは、湿り具合を確認し乾いているようであれば適宜散水します。うまくいっていたらその後の行程をまた記事にしたいと思います。

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うまく菌がまわってくれるのを祈るのみです

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シイタケも10本ほど菌打ちしました


−関連記事−
◆2012年菌打ちの記録
ヒラタケ発生(20121104) ヒラタケ短木栽培(20120415)

◆その他のキノコ栽培
クリタケ発生(20071102)
アラゲキクラゲ菌打ち(20060412)
posted by 豆狸 at 23:48| Comment(0) | キノコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月10日

2012年春の写真集

さて、相変わらずのやる気のなさで、一ヶ月ぶりの記事投稿となりました。
この一ヶ月何をしてたかなーと考えてみましたが、家の改築をちょこちょこやってたくらいであんまりなんにもやってませんね。世間ではもう渓流釣りもとっくに解禁しているわけですが、2人も小さい同居人がいるとなかなか腰が重くなります。当面は潮干狩りくらいが目標かな(笑)

さてさて、前回の記事で紹介した山菜・野草が順調に成長していっているので、その紹介でもして久しぶりの記事にしたいと思います。

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前回はまだ紫色の葉っぱが出たばっかりだったニリンソウはいまが花ざかりです。

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ギョウジャニンニクもどんどん生えてきました。今年は間引きも兼ねて数回は料理に使えそうです。

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家の改築の方は、濡れ縁がようやく完成し、新規の小部屋を現在作っているところです。

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その一方で、放置された薪の原木はこんなにたまってしまいました。暑くなる前に割ってしまわないと・・・。

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フキノトウはトウ立ちしてしまい、周りにたくさんフキの葉っぱが生えてきました。その横ではアサツキが繁茂しています。

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我が家周辺に10本ほどあるタラノキはまだまだ新芽は膨らんでいません。天ぷらで食べられるのは1週間後くらいかな。

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猟期の最終日に私が引っ張った無双網に入ったのは7羽のマガモ。その内の2羽を分けまえでいただきました。

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最後の黒いのは昨秋にやってきた新住民です。ネコなのにアサツキやノビルが好きでよくかじっています。

ではでは、次の記事はボチボチ狩猟・採集なことを書けたらいいなと思います。
posted by 豆狸 at 01:13| Comment(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする