その様子を写真で紹介します。
今回は継箱の9枚を採蜜する予定でしたが、1枚は貯蜜よりも花粉の貯蔵が多かったのでそのままにして、8枚を絞りました。
巣箱から貯蜜枠を抜き出します。蜜がたっぷり入っているとかなりの重量です。蜜蓋が3分の1くらいされているのがよいとされています。ミツバチは集めてきた花蜜をハチミツに変え、さらに水分を蒸発させて十分に糖度が高まったところで蜜蓋をします。その作業中のハチたちが両面にびっしり付いています。
巣門の前で巣枠を一回ふるうと大半のハチは下に落ちます。それでも数十匹は残るので、それは蜂ブラシで落とします。この巣枠には有蓋蜂児圏が残っています。次の採蜜作業時にはすべて羽化しているはずです。
巣門の前はハチの洪水。パニック状態ですが、飛んだり歩いたりして、ハチたちは巣箱に戻ります。
9枚の貯蜜枠をいただき、採蜜作業場へ移動。
ここで遠心分離器の登場。
蜜刀で蜜蓋を切ります。蜜刀は熱湯につけて使います。蜜蓋を切ったら、とろりとハチミツが溢れてきます。
重さのバランスを見つつ、2枚ずつ遠心分離機にセット。途中で裏返して両面の蜜を採ります。
下のコックをひねるとしぼりたてのハチミツが!
今回採れたハチミツはなんと7・5リットル、重さにして約10キロ。日本ミツバチでは考えられない収量です。家畜である西洋ミツバチの採蜜能力を感じました。
しかも、順調に行けば数週間ごとに夏くらいまでは採蜜できる予定です。
ミツバチさん、どうもありがとうございました。