2017年01月20日

ポン酢の作り方

山の我が家には引っ越す前から生えていた樹齢30年ほどの柚子の木が2本あります。
柚子にもいろんな品種があるそうですが、似たような柑橘類であるスダチやカボスなどとは明らかに異なるので、柚子であることは確かです。

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毎年たくさんの実をつけてくれます

毎年、猟期に入って無事にイノシシが獲れてからポン酢を仕込むのが我が家では定番になっています。イノシシ肉の牡丹鍋というと、山椒をきかせた味噌鍋のイメージが強いですが、我が家では水炊きでポン酢で食べるのが基本なので、ポン酢をたくさん使います。

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多い年は2本の木から200個くらい収穫できます

ちなみに、今シーズンに食べるぼたん鍋は昨年仕込んだポン酢で食べます。というのは、自家製ポン酢は作ったばっかりの頃は柑橘の香りがきつく感じますが、数ヶ月以上寝かせた方がまろやかになります。なので、今年作るポン酢は来猟期に食べる牡丹鍋用のものになります。

以下、ポン酢の作り方です。

1.まず、収穫した柚子の実を洗って、水気を十分に切ります。ちなみに、スダチやカボスでも当然作れますが、夏みかんでも作ることができます。夏みかんの場合はちょっと酸味が足りない気がするので、私は夏みかんで作るポン酢にはちょこっとお酢を足します。

2.柚子の実を4等分に切って、手で絞ります。絞りすぎると皮の渋みが出るので、もったいないですがほどほどでやめましょう。

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柚子を絞っていると部屋中がいい香りになります

↑このような器具を使うと楽にできます

↑こういうタイプでもいいですが、柚子は小さいので先端がとんがっているものを使ったほうがいいです。


3.果汁から種などの不純物を取り除きます。

4.絞った果汁と醤油、味醂を混ぜます。その比率は、果汁3〜5:醤油7〜5:味醂1くらいで好みで醤油の量を変更します。子どもも食べる場合は味醂の比率をちょっと多めにした方がよいかもしれません。

5.それに昆布とかつお節をたっぷり加えます。これも量は好みです。

6.あとはひと晩冷暗所で寝かせて、濾して瓶詰めしたら完成です。冬は常温でいいですが、基本的には冷蔵庫で保存しましょう。

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牡丹鍋用シシ肉15人前。鍋のおいしい季節ですね


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※当記事は2006年12月09日投稿の記事のリニューアルです。
posted by 豆狸 at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 保存食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする