2008年06月22日

漬物樽巣箱への移動

無事に分蜂群を段ボールに捕獲したものの、突然のことだったので巣箱なんて当然用意できていません。
で、知り合いの養蜂家に聞いたところ、段ボールは熱がこもるし、ミツバチがいやがることが多いとのことだったので、急いで家中をひっくり返して、なんとか条件に合う古い漬物樽を発見しました。昔柿渋を作ったり、鶏の食べる草の簡易サイロに使ったりしたもので、1年以上は放置されていたものです。

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厚さがある方が、温度が安定して良いそうです

サイズは内径が30cm、深さが35cm、厚さが1.5cmの木製で、一応内側外側ともに消毒と防腐効果も考えてバーナーでやや黒くなるまであぶりました。で、蜂の出入り口(巣門)用に3カ所ほど三角形に切り込みを入れ、完成です。それと適当な板の上に載せ、上に雨よけのトタンなどを置けばOK。

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巣門として三カ所の切り込み

巣箱が完成したところで、設置予定場所まで運び、樽と段ボールを横付けして手で蜂のかたまりを掻き出して、樽に移しました。で、樽の側壁に蜂がある程度固まったのを確認して裏返しました。その過程で10匹ほどの蜂がけがをしたり、死んでしまったりしました。その中に女王蜂がいたらもうその群れはアウトになってしまうので、ちょっとドキドキしましたが、とりあえずは大丈夫だったようです。

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この状態にして、手で掻き出しました

で、裏返してからも周辺および段ボールのなかに1〜2割の蜂は残っていましたが、徐々に樽のなかへ移動していきました。どうやら女王蜂が無事樽の中に入ってくれたようです。
これであとは蜂たちがそこに営巣しようと思ってくれることを祈るのみです。

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しばらくは外でもかたまりを作っていました

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設置場所は薪棚の奥で、あまり人が行かないところです

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巣門が狭かったのか、樽をかじってるミツバチがいます
posted by 豆狸 at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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