で、その幼虫が羽化してさらなる被害を出さないうちに処理しようと思っていたのですが、延び延びになってようやく先日その二股の片方だけ伐木しました。
比較的うまく倒せました
もう片方が残っています
直径が40cm強あるので、私の持っているチェーンソーでギリギリ切れるサイズでした。今回切った方は山の下手側に傾いていたので、家の方に倒れる心配もなく、問題なく切ることができました(もう一本はちょっと慎重にやる必要があります)。が、下手に倒れたので、どうしても他の木に引っかかってしまい、斜めで止まってしまいましたが、杉の木を1本処理すれば、無事倒れました。
当然ですが、全く動きません
長さ40cmに玉切りして、なんとか運び出せる重さです
で、太い方からぼちぼちと玉切りして運び出し、割っていったのですが、やはり見事にその内部にはキクイムシの幼虫がその開けた穴の中にワラワラといました。直径40cmの外側の10cmほどの範囲に穴が空いており、菌を持ち込むとはいえ、これだけのことでこんな木が枯れてしまうのかと、あらためて衝撃を受けました。
斧で半分に割ってみると…
断面に無数の穴が…
今回、思ったのは、やはり幼虫のうちに処理することは意味があるということです。今回処理した分は、現実問題として羽化までに燃やせるような状態にはないため、来冬に持ち越しになりますが、割って姿を現した幼虫は、すぐさまアリに見つけられて運搬されていきます。ですので、幼虫ゾーンを小割りにすることで、かなりの幼虫をアリの餌にすることができるということです。
で、穴の中にはこんな幼虫が…
アリさん、がんばれ!
なんとか、もう片方も近日中に処理できたらと思います。
あと、まだ今回の分の玉切りも済んでいないのですが、もう一つ確認しておきたいのは、地上何メートルのところまでキクイムシが入っているのかという点です。ものの本によると数メートルまでとあったのですが、以前見た木でもっと高いところから木くずが吹き出しているものがあったので。まあ、これはもっと何本も切ってみないとわからないかもしれませんが。