潮干狩りが出来る海岸には大きく分けて、無料のところと有料のところがあります。有料のところは、アサリやハマグリを撒いていてある程度の収量が期待できますが、無料のところはよいポイントを知らないとなかなか難しいです(ハマグリはそもそも自生のものは日本近海では一部地域を除いては既にほとんど絶滅状態であるとも言われています)。
広々とした海岸で気持ちがいいです
今回行った場所は無料の有名な潮干狩り場。まあ、この時点でアサリなどは期待薄ですが、駐車場完備でバーベキューなどもしやすいということで。
で、予想通り獲れたのは、潮干狩りのB級貝で有名なバカ貝とシオフキ。アサリは腰まで入って貝捕りジョレンでゴソゴソした人がザル1杯程度獲ったのみ。マテ貝もいるにはいましたが、サイズが小さく子どもたちが捕獲を楽しんだ程度でした。
さて、そのバカ貝とシオフキですが、味はそこそこ美味しいのですが、砂が抜けにくいのが有名で、あまり好んで獲られることの少ない貝です。今回も獲ったバカ貝はその場で炭火で軽くあぶって口が開いたら、それごと海水につけてむき身にして洗い、もう一度焼いて食べるという強引な食べ方をしていました。
浜辺にはハマダイコンやカジイチゴが
残った貝は持ち帰りましたが、その際注意しないといけないのは、クーラーボックスに海水を入れずに持ち帰るということです。海水に入れておく逆に貝が弱ります。で、家に着いたら、別にペットボトルに入れてきた現地の海水に一晩つけてある程度砂を抜きます。振動のないところで入れておく分には貝は弱りません。エアーポンプを入れてやるとさらによいです。
ただ、海水に一晩以上つけておくと酸欠や海水が濁ってきて弱ってくるので、ある程度砂が出たら、濡れ新聞紙にでもくるんで冷蔵庫に入れておきます。そうすると数日間は元気に生きています。
タライに海水をはって貝を入れます
ここまでで基本の処理は終了ですが、バカ貝とシオフキはこれでも砂は抜けきらないので、結局は軽く茹でて開いたところをむき身にし、それを冷水で水洗いして塩を抜くことになります。
まあなかなか処理はめんどくさいですが、たくさん獲れるのでよしとしましょう。
元気に呼吸しています