2009年09月17日

鹿の干し肉の作り方

次の猟期も近づいてきたので、冷凍庫のスペースを空けないといけないので、手始めに残っている鹿肉を少しだけ干し肉にしました。

 塩漬けにして乾燥させるだけの干し肉は半永久的に保存でき便利です。できあがりはジャーキー状ですが、そのままではしょっぱすぎるので、水やお湯で戻して塩気をある程度抜いてから料理に使います。そのまま食べる肉とはまた違った食感と旨味で、おいしいです。水で戻すのが面倒ならば、スープなどに入れればそのまま使えます。キャンプなどに持っていくと便利だし、非常食としても利用できます。

DSCF4501.jpg

以下、鹿の干し肉の作り方

材料:シカ肉1kg、塩100g

1. シカ肉をビニル袋に入れ、塩を加え揉み込みます。そのまま1カ月ほど冷蔵庫に保存します。

2. 1の過程で肉の熟成が進み、同時に水分が出てくるので、随時それを捨てます。途中でキッチンペーパーなどで肉の水分を拭き取ってもよいです。こうしてできた塩漬け肉は薄く切ってそのまま生ハムのように食べたり、料理に使うこともできますが、かなりしょっぱいです。

3. 干し肉にする場合は、塩漬け肉を軽く水洗いし水気をよく拭き取り、幅1cmくらいにそぎ切りします。乾いた肉をそのまま食べられるようにしたいなら、そぎ切りする前に塩抜きを2時間ほどするとよいです。

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重ならないように並べます。

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乾いてくると引っ付くので適宜裏返します

4. 3をタコ糸などで通して風通しのよい日陰で干し、カラカラに乾かしたらジャーキーのできあがりです。干す環境にもよりますが、1週間くらいで乾きます。干し網などを利用するのもよいです。冬場は薪ストーブの上に干して強制的に乾かすこともあります。この方法ならば数日でできあがります。

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無事完成しました

今回は本気で塩辛いやつが出来上がったので、ほんとに非常食か携帯食材として利用するしかなさそうです。


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◆子ども用鹿スネ肉の薄味干し肉
posted by 豆狸 at 23:07| Comment(3) | 燻製 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この冬豆狸さんに刺激されて、というわけでもないのですが、ベーコン(燻製)つくりにチャレンジしました。肉は買ったものですが、出来上がりは自分なりには「上々」といってよいほどでした。
残念ながら市販のまがい物に慣れた子供達の舌には「煙すぎっ」ということで不評でした。

鹿の干し肉、どんな味がするんでしょう?
Posted by 浦島太郎 at 2009年09月18日 08:55
ベーコン作りよいですね〜。

確かに市販のベーコンは、柔らかいし、いろいろな調味料の液に漬け込んであるので、子供には食べやすいかもしれませんね。

鹿の干し肉は、普通の鹿肉より旨味が増す感じでおいしいですよ。
Posted by 豆狸 at 2009年09月20日 11:36
ありがとうございました。是非やってみます。
Posted by ナオオトヤ at 2017年12月20日 22:07
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