
『漁師さんの森づくり−森は海の恋人』
先日、この本の筆者の畠山さんとお会いする機会がありました。畠山さんは、三陸のリアス式海岸が有名な気仙沼で牡蠣・帆立の養殖をされている漁師さんで、その時もおいしい生牡蠣や帆立をたらふくいただきました。
私はこの本は4、5年ほど前に読んだのですが、
「豊かな森がなければ、海もだめになる」
という、これまで考えてみたこともなかった森と海のつながりを知り、大変驚いたのを覚えています。
それと同時に、この本のおかげで自分が暮らし、関わる山や森、川、海というものをより一体のものとして捉えることが出来るようになったと言っても過言ではありません。
イラストも豊富で文章も平易、漢字にはフリガナ付きなので小学生でも読めると思います。あと、子ども向けに以下のような絵本も出されています。

『カキじいさんとしげぼう』
それと某紙の連載の方は、3年目でそろそろクビかと思っていましたら、引き続き寄稿してくれということで続けることにしました。ただ、執筆順が師でもある鶴見俊輔さんの次なので、年甲斐もなくちょっとビビっています。
まあ、あなたもそうですがw、少し毛色の変わったのも入れておこうか・・という担当者の深謀遠慮なのでしょうか・・・
畠山さんのところは、家は高台にあったのでなんとか無事だったものの、養殖場は壊滅状態だと聞きました。ご家族で津波の犠牲になられた方もおられたとも。
ただ、畠山さんは雑誌などにも精力的に寄稿などなさっており、その文章からも復興に向けた意思は強く感じます。