2009年11月17日

狩猟解禁!ワナのにおい消し

今年も11月15日より狩猟が解禁になりました!
解禁日から3日間で仕掛けたワナの数は3つの山に計13丁と、例年よりは少な目ですが、今年はゆっくりスタートです。あと、5、6丁は増やす予定ですが、見回り時間との兼ね合いでそんなにたくさんは仕掛けられません。

で、今年の状況はというと、例年にも増して山中シカだらけ・・・。これまでイノシシしか通っていなかったけもの道にもばんばんシカが登場しています。ほんとにシカは増えていますね。
イノシシもいるにはいるんですが、普通にワナをかけたら間違いなくシカが先に掛かっちゃう状況です。バランスよく獲るには工夫が必要ですね。

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解禁日の朝は良い天気でした

さて、解禁してすぐに獲物が掛かるわけでもないので、今季は合間を見つけてワナ猟についてのあれこれを紹介していこうと思います。

今回は、ワナのにおい消しについて。

ワナ猟では、当然のことながらいかに獲物に仕掛けたワナを見破られないかが重要になります。人間相手であれば、ワナを仕掛けたあとにしっかりと土や落ち葉などでカモフラージュすれば、まずばれることはありませんが、嗅覚の鋭いシカやイノシシの場合はそうはいきません。特にイノシシは犬よりも嗅覚が鋭いといわれていますので、細心の注意が必要です。

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セットの済んだワナ

私が使用している4mmの鋼鉄製ワイヤー(油ヌキ、6×24)は新品の際はにおいもきつく、光沢もあるので、カシやクスなどのにおいのある木の皮と一緒に10時間以上煮込みます。そのことでにおいもとび、色合いも黒っぽい目立たない色になります。
ワナの塩ビ部分は接着剤などはなるべく無臭のものを使い、これらは煮ると逆に臭いが出る可能性もあるので、木の皮の汁に漬け込んでおきます。
2年目以上のワナは、バラして煮たりはせずに、ワイヤー部分も含めて木の皮の汁に漬けておくだけです。人によっては、ワナをかける予定の山の土を持って帰ってきて1ヶ月以上それに埋めておくという人もいます。

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今年は試しにコナラの皮で。色はいい感じ

ただ、においに関しては、どれだけ注意してもある程度は見破られるのは仕方がないと思います。罠師のあいだでも、獲物が掛かりやすくなるのはひと雨降ってにおいが流れてからだ、というのが定説です。

獲物の中にもにおいをあまり気にしないイノシシもいますし、すごく神経質なやつもいます。以前私が仕掛けたワナの土を丁寧に全部どけて歩いていったイノシシもいました。でも、そんなやつでもその日のコンディション次第ではうっかりワナに掛かる場合もあります。

まあこんな感じで、におい消しに関しては、実際に検証しようのない部分でもあるので、どこまでやるかは個人の好みの問題だといえるかもしれません。


posted by 豆狸 at 23:45| Comment(8) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
罠猟も、私が好きな釣りと同じように、いろいろ思いをめぐらせ準備する楽しみがあるのですね。
猟の成果に生活がかかってくるとまた話しは別でしょうけど、動物との知恵比べ、ちょっとワクワクします。
いっそのこと匂いを使っておびき寄せて罠にかける工夫をしてみては?などと思ったのですが、どうでしょう??
Posted by 浦島太郎 at 2009年11月18日 06:39
浦島太郎さん、こんばんは。
ワナ猟にも色々なスタイルがあり、餌をまいておびき寄せる方法もあります。
私が猟を習った師匠はそういったものは一切使わない主義の人でしたので、私も同様のスタイルです。この辺は好みの問題でしょうね。
私は獲物を餌やにおいでおびき寄せるよりは、その痕跡から行動パターンを読み切って、その獲物が普段通り歩いているけもの道にワナをかけるほうが好きですね。
まあ、私も箱オリを使う際には当然餌を使いますが。
ちなみに、以前通販サイトで見た外国の狩猟グッズの中には「イノシシが好む臭いのする液体」というのもありました。
Posted by 豆狸 at 2009年11月19日 01:41
以前田舎に住む友人の息子が週末はボウガンでイノシシやシカ狩りをしていると聞いたことを思い出し(恥ずかしながらそれまで当地にイノシシが存在すること自体知りませんでした)Googleってみると、なんと「もののけ姫」に出てくるような大きなイノシシ(Wild Boar)の写真が出てきました。大きいもので200Kgにもなるそうです。
Posted by 浦島太郎 at 2009年11月19日 07:23
ボウガンで狩猟ですか。日本では弓矢による狩猟は全面的に禁止されているので、できないですね。

日本のイノシシは100数十キロにはなると思います。
日本各地の捕獲報告では200数十キロのものもいますが、そこまで大きいものはイノブタの血が入っていると言う人もいます。まあ、真相はわかりませんが。
Posted by 豆狸 at 2009年11月19日 23:01
初めてメール差し上げます。大阪の金剛山に週一で住んでいます。イノシシが小屋の近辺を荒らして困っています。駆除する為に本格的なボウガンを購入しました。でも、使うのに憂慮しています。パソコンでボウガンの狩りを見てみますと一矢で仕留めるのが難しそうです。 一矢で仕留める良い方法があれば教えてください。 一矢で仕留めることが困難なら、ボウガンでの駆除は控えるつもりです。
周りの山を崩して困っています。放置すれば、山崩れが起きそうです。
Posted by 松井 学 at 2012年01月02日 00:07
松井学さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
上のコメントでも書きましたが、ボウガンでの狩猟は日本の法律で禁止されていますので、使用されないほうがよいと思います。
イノシシの被害に関して、自力で何とかしたいのでしたら、狩猟免許の取得をお勧めします。
Posted by 豆狸 at 2012年01月07日 00:54
はじめまして・・・
 先日本読ませて頂きました 
 今日はテレビ出演時のユーチューブでお会いしました”

10数年狩猟(駆除)やっていますがくくりは奥が深くてまだまだ勉強中です。 豆狸さんのレポートが分りやすく非常に参考になります。 似た罠も使用していますが塩化ビニルの匂い消しには頭を痛めています。鉄製が安価で簡単に入手できればいいのですがありません・・・ 仕方なく私も塩化ビニル製を使っているのですがイノシシに発見される確立が多く手こずっています。(鹿はOK) 半年以上放置した塩化ビニルで匂い消し剤に漬け込んだり、木の皮と煮込む方法・・ 又新たな匂い消し方有りましたらお教えください 色々と試していきたいです。 
Posted by redman at 2013年07月29日 23:49
redmanさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私のわなのニオイ消しはあまり進歩していなくて(笑)、主にカシの皮を煮出してた液に漬け込むくらいです。新作する場合はワイヤーを煮込みますが、2年目以上のわなは基本的には漬け込むだけです。あとは、接着剤はニオイがきついので使いません。
人によってはわなを設置する予定の山の土を取ってきて、それに埋めておくという人もいますね。
Posted by 豆狸 at 2013年07月31日 05:42
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