2010年02月11日

イノシシの毛の手箒

先日、友人が獲ったオスイノシシはタテガミが気になりました。トドメを刺したあとも逆立ったままで妙に長く感じました。

P1230718.jpg
イノシシにもタテガミがあります

で、解体が終わり、大きめのオスに特有のヨロイ(食用に適さない皮下脂肪の層)が付いた状態の皮は加工にも向かないし、山に埋めに行こうと思ったとき、再びタテガミが気になりました。
そういえば、イノシシの毛のブラシというのを聞いたことがあるし、豚の毛の歯ブラシとかもあるんだから、いっぺんちょっと加工してみようという気になりました。


CA340345-0001.JPG
広げたイノシシの毛皮

ダニに気を付けつつ、タテガミの部分の毛をハサミでカット。長さは15cmくらいあります。付け根の方はかなりしっかりした毛で、確かにブラシに出来そうです。歯ブラシには硬すぎるくらい。
で、毛先の方はイノシシ特有の枝毛でフサフサです。

P1310744.jpg
ちょっとずつ針金でまとめます

ちなみに、イノシシの毛は古来より縁起がいいとされていました。毛先に行くにしたがってどんどん枝分かれして、いわゆる「末広がり」というやつですね。「財布に入れたらお金がたまる」とか「子孫が繁栄する」などと言われていたそうです。

P1310745.jpg
試作品の手箒

で、今回はとりあえずはブラシへの加工はめんどくさそうだったので、2種類の手箒を作ってみました。枝毛の部分が結構ホコリをしっかり捉えてくれて、棚の隙間などの掃除になかなか便利です。
posted by 豆狸 at 00:21| Comment(16) | 狩猟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イノシシのたてがみのブラシ、なかなかすてきですね!
私も昨年初めて獲ったイノシシのたてがみをいまだに保管しています。(皮ごと・・!)
ストラップやブレスレットにでもしようと思っていましたが、ブラシもなかなか・・。

靴を縫うのや手裏剣だかクナイだかの固定に、たてがみを漆と一緒に塗りこむとか聞いたことがあります。

せっかく命を頂くのだから、こんな風に少しでもたくさん上手に利用できればいいですね。


Posted by オイノコ at 2010年02月11日 22:01
愛用しているブラシは猪の毛です。
地肌までしっかり届いて使い心地は最高!
猫用も猪ブラシです(^^;)
市販品ですが。。。お薦めです。
Posted by mamaさん at 2010年02月13日 01:24
タテガミ、なかなか良いアイデアですね!
此方ではタテガミだけの猪もいますが(涙)

ところで、ヨロイですが年配猟師は率先して
その部分を持って帰りますよ。

蒸して薄切りにしてポン酢で食すそうです。
あっさりして歯ごたえがあり美味だそうです。

更新楽しみにしています。
Posted by ヘッポコ猟師 at 2010年02月15日 07:11
オイノコさん、お久し振りです。
イノシシの毛皮はなめしてもゴワゴワしてあまり敷物や加工には向いてないし、毛を抜いて豚皮みたいに使えないかなあと思っていたのですが、毛自体については今回突然思いつきました。

なんとなく他にも色々利用法がありそうです。
Posted by 豆狸 at 2010年02月15日 10:47
mamaさん、こんにちは。
猪の毛ブラシについて調べてみましたが、ヘアーブラシや、洋服の毛玉取りブラシなど色々あるんですね。

今度売ってるのを見たらどんな感じが見てみます。
でも、たぶん切断面の加工を研究する必要がありそうですね。
Posted by 豆狸 at 2010年02月15日 11:00
ヘッポコ猟師さん、はじめまして。

タテガミだけの猪??? この時期のガリガリのオス猪ってことでしょうか?

で、ヨロイですが、確かに私の周辺の猟師でも「あれがうまい!」という人がいます。ただ、今回も一応1mmくらいの薄さに切って茹でて食べてみたのですが、なんだかロウソクを食べているような脂の食感であんまり食べようとは思いませんでした。しかも、1mmでも噛み切れないし…。
ただ、蒸してみたことはないので、今度機会があればやってみます。

今のところ、ヨロイの利用法は火にかけて脂をとるくらいですねえ。
Posted by 豆狸 at 2010年02月15日 11:06
以前、猪解体で「背割りは此方の地方ではあまり
遣らない」と投稿した者です。

何時も読み逃げしてます(笑)

タテガミだけのイノシシの件ですが:
皮膚病(疥癬病)で胴周りが毛が抜けて
白くなっている猪です。

では では 更新楽しみにしてます!

Posted by ヘッポコ猟師 at 2010年02月16日 05:48
ヘッポコ猟師さん、おはようございます。
猪も疥癬病になるんですね。こちらではタヌキはよく毛が抜けていますが、猪では見たことはありません。疥癬の猪は食べられるんでしょうか?

更新はのんびりペースになるとは思いますが、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
Posted by 豆狸 at 2010年02月17日 06:45
おはようございます 豆狸さん、

ご質問の件ですが:
Q 疥癬の猪は食べられるんでしょうか?
A 通常大丈夫ですよ。味は変わりません。
 しかしながら 病気がかなり進行して
 (耳などが白くなりひび割れているもの)
 ものは残念ですが山の神にお祈りしながら
 埋葬します。

今後とも いろいろ参考にさせて頂きます。
Posted by ヘッポコ猟師 at 2010年02月19日 05:50
ヘッポコ猟師さん、おはようございます。
丁寧なお答え、ありがとうございます。
また色々お教えください。
ではでは、今後ともよろしくお願いします。
Posted by 豆狸 at 2010年02月22日 07:09
豆狸さん今日は。
イノシシのタテガミで、箒作りとは、、、、
当方の兄は知り合いの筆作り(伝統工芸師)に
無理矢理頼みこんで、筆を作って貰ってます、
世の中にはモノ好きな人も居るもんです。
Posted by 亀 at 2010年04月26日 11:07
亀さん、おはようございます。
イノシシの筆、作っている人がいるというのは聞いたことがあります。タテガミだと太すぎるので、普通の毛で作ると言っていたような・・・。
Posted by 豆狸 at 2010年04月27日 07:13
今日は、そうですね普通ではタテガミの毛だけ
では無理らしいのですがそれを無理矢理頼んだ
との事。  とりあえず1本はタテガミだけで
もう1本はタテガミと狸の毛を混ぜ合わせたもので作って貰ってました。
今のところ使う予定は全く無いと言ってます。
Posted by 亀 at 2010年04月27日 12:06
なるほど(笑)
お正月の巨大な書き初めとかに使うとよいかもしれないですね。
Posted by 豆狸 at 2010年04月28日 06:19
初めまして。かめと申します。突然みません。猪の毛を探しております。(筆を作る為です)譲っていただければと思いメールしました。お返事お待ちしております。宜しくお願い致します。
Posted by かめ at 2011年01月22日 11:19
かめさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
イノシシの毛に関してですが、次に捕獲できた時に残しておくことは可能ですが(今猟期はもう終盤なので来猟期になると思います)、イノシシを捕っている猟師の方は各地におられますし、そのなかで毛皮を利用している人は殆どいないと思います。
ですので、お住まいの都道府県の林務事務所などに問い合わせて、お近くの猟友会と連絡を取ってみてはいかがでしょうか。そのほうが遠方より郵送で送るよりもなにかとよいのではないかと思います。
それで無理な場合はまた連絡いただければと思います。
では、今後ともよりしくお願いします。
Posted by 豆狸 at 2011年01月28日 08:58
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]