2010年06月17日

蜜源植物「ビヨウヤナギ」「ネズミモチ」&6群目捕獲

ヤマハゼやカナメモチ、ソヨゴなどの花がだいたい終わりで、今は山ではネジキの花がたくさん咲いています。ただ、ネジキの花は釣鐘型で大変小さいので、ミツバチは蜜が吸いにくいのか、全然見かけません。
クリにはたくさんいますが、クリの蜜は人間にはあまり人気がないようで、春に採蜜する人は栗の花が咲く前にやるのが鉄則だそうです。

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街の至る所で目につくビヨウヤナギ

さて、ではミツバチはどこから蜜と花粉を運んできているのかなと街の中の花に目をやるとありました。まずはビヨウヤナギ。これは我が家にあるキンシバイに非常に良く似た花ですが、花の時期はビヨウヤナギの方がちょっと早いようで、長い雄しべが特徴的です。我が家のキンシバイはまだまだつぼみです。

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大きい花にいるミツバチはなんだかかわいいですね

この花は花粉もたくさんあるようで、目に付くミツバチはみんなオレンジ色の花粉をたっぷり足にひっつけていました。

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たくさんの小さい白い花を咲かせるネズミモチ

次は、ネズミモチです。カナメモチとよく似た花ですが、こちらの方が花期が遅いですね。だいぶ前から見かけていたので、結構開花期間が長いようです。今日近くで見てみてもまだ結構つぼみがありました。
ちなみに、このネズミモチの前には街中の樹木ではイヌツゲにたくさんのミツバチが群がっていました。で、ネズミモチが終わったら今度は近所の家の生垣のトウネズミモチが咲くはずで、なかなかいい蜜源花リレーです。

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ニホンミツバチはほんとに小さい花が好きな気がします。

ところで、知らない間に6群目が入ってました。忙しかったり、雨だったり、もう分蜂も終りだろうと思ってたりで、全然見に行っていなかったのですが・・・。場所はD群が入ったのと同じところ。D群を移動させた時に全く同じ場所に一応再設置しておいたものです。最後の見回りが5月の最終土日だったので、6月初旬に入居したようです。同一の自然巣からの分蜂かもしれません。今回もなかなか蜂数は多く強群です。このポイントは来期も期待できますね。
このF群もD群を移動させたのと同じ第二蜂場に運びました。
ちなみに、同一タイプの丸胴に入っているB群とはちょうど1ヶ月入居時期がずれていますが、既に今回のF群の方が巣のサイズも蜂数も多いように思います。

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今回捕獲したF群は勢いがあります

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1ヶ月差があるB群の方が巣が小さい

なお、これと同時に別の山に置いていた待ち箱も回収したので、今日現在で山に設置している待ち箱はなくなり、今春の分蜂群捕獲はほぼ終了という感じです。今季は目標3群でしたが、その倍の6群も捕れてなかなかよかったです。結局、5月に急いで作り足した3つの重箱を除くと、用意した7つの待ち箱中、6つに入ったことになりますので、われながらなかなか優秀だったのではないかと思います。
残った箱はバラして継ぎ箱として使う予定ですが、各蜂場の周囲に1つか2つは念のため空巣箱を設置しておいた方がいいように思います。これは、何らかの原因で現在の飼育群が逃去した時の逃げ場所になるという意味合いと、夏分蜂や他の自然巣からの逃去群の捕獲の可能性を考えてのことです。来年のこともあるし、もっと巣箱を作り足さないといけませんね。
posted by 豆狸 at 23:24| Comment(4) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちゃっかりと6群目捕獲、おめでとうございます。
このブログを読むとなんだかとっても簡単にハチが飼えるような錯覚をしてしまいますが、私もいつかチャレンジしたいとゆう気になります。
養蜂はまさしく自然からの恵み、ミツバチに手を貸してあげることによって蜂蜜を享受する、素晴らしい生活の知恵ですね。

これからは釣りとかも良い季節を迎えますね。
そっちの方のエントリーも楽しみにしています。
Posted by 浦島太郎 at 2010年06月23日 08:28
浦島太郎さん、御無沙汰です。
ニホンミツバチは、私も実際捕獲出来るまでは、ほんとにこんな仕掛けで入るのかな?という感じでしたが、うまくいきました。初めてワナを掛けた時の感覚に通ずるものがありました。
浦島太郎さんは、たしか外国にお住まいとのことでしたが、そちらにはミツバチはいませんか?意外と簡単に飼えるかも知れません。

魚関係は、もうシーズン真っ盛りですが、この春はちょっと事情があり、なかなか家を離れられない状態でして、なかなか行けそうにありません。
海は無理でも川くらいは行きたいですが・・・。
Posted by 豆狸 at 2010年06月24日 01:21
豆狸さん、ご無沙汰でした。
でも、毎日のブログ参りは欠かさず続けていましたよ。

意外と簡単に!?!? 心がかなり揺れています。(^^;)
我が家は赤道を隔てた反対側に位置し、時差はたったの一時間、今は冬の真っ只中です。家は郊外のそのまたはずれにあり、1ブロックも歩くとホビーファームと呼ばれる小さな牧場などもあります。そこの1件の庭先にハチの巣箱が数個、常に置いてあるのは知っています。
外国とはいえ、小さな敷地で3方を隣家に囲まれた我が家でハチを飼うことが出来るかどうかは分かりませんが、その可能性があると聞いただけでも心が弾みます。
近い将来、日本に永住帰国することも考えているのでその時は是非挑戦してみたいとは思っています。

Posted by 浦島太郎 at 2010年06月28日 08:38
浦島太郎さん、お返事遅れました。
世界に9種いるうちのミツバチの大半が東南アジアにいますので、そのあたりでしたら大変面白いとは思いましたが、お話の内容からもう少し南の方のようですね。
日本に帰国する際は、ぜひぜひ良い条件の家をお探しください。
我が家は裏山でイノシシ、薪がとれ、庭先でニホンミツバチが捕獲できる大変良い条件のところですが、これであとはアマゴ、イワナが釣れる渓流とウナギがたくさん捕れる河口部、そして綺麗な海が近くにあればなあ、と贅沢な希望を私も持っています。
Posted by 豆狸 at 2010年07月05日 23:17
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