2016年04月05日

ツクシの佃煮

ツクシを採ってきました。今春はこれで3回目。「土筆」の名前の通り、筆のような感じで今日も草むらをゆらゆら揺れてました。
1回目は卵とじ、2回目は天ぷら、と定番の食べ方をしましたが、今回はツクシのシーズンももうすぐ終わりということで、保存食であるツクシの佃煮を作りました。ツクシの佃煮はほろ苦いので酒のアテにもいいですし、シャキシャキした歯ごたえがラーメンとかに入れてもよくあいます。

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今回もたくさん採れました

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前回作ったツクシの天ぷら

以下、ツクシの佃煮の作り方です。

1.ツクシは適当に大きいやつを根元から摘み取ります。頭の部分はひらいててもかまいません。あそこから胞子をとばして、それが終わったら今度はスギナが生えてきます。スギナはスギナでお茶とかに出来ます。

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普通はこのようにハカマを取ります

2.摘んだツクシの処理は通常はハカマを取り除きます。ツクシの節ごとにあるギザギザのやつで、食べられないことはないですが、食感が悪いです。佃煮にする場合は、どうせ短く切るので、ハカマの部分だけをハサミでカットするという方法もあります。ハカマ取りの作業は指が真っ黒になり意外と手間のかかる作業ですが、ハサミを使うやり方だと手はほとんど汚れません。

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佃煮の場合は、このようにハサミでカットしても構いません

3.はかまを取り終わったら、よく洗ったあと、塩を一つまみ入れて数分湯がいてアク抜きをします。アクや胞子の色でお湯が黄緑色になります。

4.その後、数時間から一晩ていど水にさらします。この時間は、どれくらいツクシの苦味を残すか、なので好みで調節してください。

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湯がくとみずみずしくて美味しそうですが、それだけでは結構苦いです

5.軽く洗って水を切ったら、それをごま油などで軽く炒めて水気を飛ばします。最後は、みりん、料理酒、醤油、砂糖を適量加えて、落し蓋をしてコトコト煮詰めたら完成です。

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煮詰めすぎないように注意しましょう

以前は、「ツクシの佃煮なんだから長いままじゃないとダメだ」なんて言って、食べにくいのに長いままの佃煮をよく作っていましたが、最近は歳をとってきたのか、もっぱら食べやすい短いバージョンばかり作っています(笑)

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おいしく出来上がりました


−関連記事−
◆ツクシに関する過去記事1
◆ツクシに関する過去記事2
◆ツクシに関する過去記事3


※当記事は2006年4月1日投稿の記事のリニューアルです。
posted by 豆狸 at 23:47| Comment(2) | TrackBack(1) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、ご無沙汰しています。
つくし料理も美味しそうですね。子供のときに食べただけで調理方法も判然としていなかったのですが、豆狸様のおかげで詳しい調理方法が分かりました。ちょうど生えてきているので、作ってみようと思います。それからヒヨドリ、凄く美味しそうです。こういうのを見てしまうと自分でも狩猟免許を取りたくなります。今は女性にも門戸が開かれているので、自分で出来たら凄くいいですよね。ブログ楽しみにしています。あと、今日、沢山、ナメコのホダ木を頂いたので、今月は主人と菌打ちします。きのこも美味しいし、楽しいです。
Posted by しの at 2016年04月06日 22:37
しのさん、こんにちは。
つくしぜひぜひやってみてください。
きのこの菌打ちもいいですね。一度やると何年も楽しめるのがまた良いです。
狩猟免許も決心がついたらぜひぜひチャレンジしてください!
Posted by 豆狸 at 2016年04月08日 10:33
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