
『ホルモン奉行』
狩猟をしていて、内臓肉の処理という問題によくぶち当たります。
心臓やレバーなどの非消化器系の部位は間違いなく食べるとしても、消化器系の処理がめんどくさい部位などは、日によっては山に埋めてくることもしばしば。まあ、山の動物たちへのおすそ分けってかんじで。実際、本体の解体の手間等も考えるとなかなかそこまで手が回らないっても現実で。
すごく時間がある時やホルモン好きな友人の都合が付く時は、処理して食べたりもしますが、いまいちどう料理していいものかというのも本音ではあって…。
それでもっとホルモンについて詳しくなろうと思い、購入したのがこの本。当然、牛が中心ですが、ホルモンの歴史や各部位の利用法・料理法など色々詳しく載っていて、来猟期はちょっとがんばってやってみるかという気にさせられました。
また、ホルモンではないけど、サイボシについて扱った章があるのにも感動しました。まあ、自分で解体する人も焼き肉屋が大好きな人も読んでみるとなかなかおもしろいのではないかと思います。