クワで掘りまくるマテ貝捕りは結構ハードです
0.足
実は潮干狩りで一番良く使うのは、自分の足です。腰くらいの深さまで入って、両足をグニグニ動かすと自重で砂の中に沈んでいき、そのうちアサリが足の裏に当たります。後はそれを回収するだけ。器用な人は足の指で挟んで捕ります。アサリは砂中では縦になっているので、慣れてくるとアサリか石かは感触でわかるようになってきます。ただ、貝殻などが多い浜では、このやり方をしていると足の裏を切ってしまうこともたまにあるので、私は古い靴下を履いてやることが多いです(どうしても感覚は鈍くなりますが)。
あと、バカガイのように貝殻の薄い貝でこれをやると、たいがい貝殻が割れてしまうので向いていません。
1.忍者くまで
さて、通常の波打ち際や潮が引いて陸地になったところでアサリなどの通常の貝を狙って潮干狩りをするなら、普通の「くまで」で十分です。いわゆる「忍者くまで」です。潮干狩り用に網が付いたタイプも売っていて、細かい砂ばかりの海岸なら確かにそのタイプのほうがアサリを見つけやすいですが、有料の潮干狩り場などでは使用が禁止されているところもあります。
忍者くまで(短柄)
基本的にはこういうやつでじゅうぶんです。
2.貝取りジョレン
これは貝がいそうなところを砂ごとごっそりすくうと砂だけ流れ出て、貝が取れるという道具です。アサリ漁やシジミ漁などでも用いられる本格的な猟具です。たくさん捕れるので、使用が禁止されている所も多いです。
干潮時でも潮が引ききらない沖の方に腰まで浸かって使用するので、他の人が捕らない大物が狙えます。
短柄のものも売られていますが、それだと浅いところでしか使えないので効果半減です。
なお、狙う貝がシジミかアサリかによって使い分けが必要です。網目状になったやつよりも格子状になったやつのほうが一定の分厚さ以下のものが確実に抜けていくので、より大物狙いの本格派という感じです。
石や貝殻などの多い海岸では使いにくいです。
貝取ジョレン中(網目状)
この網目状のやつはシジミもアサリもいける汎用型だと思います。
貝取りジョレン 大(格子状)
本格的にアサリを狙うジョレンです。
シジミ取り用ジョレン
大物シジミだけを狙える本格ジョレンです。
3.クワ・スコップ
これは、マテ貝を捕る際に使います。マテ貝の捕り方は以前の記事に詳しく書いてあります。通常のクワよりも薄い左官用の鍬の方が砂をどけた後の断面がきれいでマテ貝の穴がわかりやすいのでおすすめです。また、ステンレス製なので錆にも強いです。また、アナジャコ釣りの時にも使えます。
あと、クワがなければスコップでも代用可能です。マテ貝用ではいわゆる“角スコ”が便利ですが、タイラギやオオノガイなどの砂の中に潜っている貝を掘るには“剣スコ”の方が良いでしょう。
ステンパイプ左官鍬(450MM)
ホームセンター等の左官コーナーに売っています。
アルミ角スコップ
4.貝袋
アサリがしっかり入って、砂が網目からしっかりと流れ出るくらいの網袋なら基本的になんでもいいのですが、口の部分がしっかり閉まっていると、アサリが捕れる度にそれの開閉をするというのが意外と面倒です。なので、新たに買うのであれば、こういうびく型になったものをおすすめします。普通の網袋を自分でこのように加工するのも手です。
貝袋 ビク型
※当記事は2009年9月19日投稿の記事のリニューアルです。
船を出すとは本格的ですね。私も海の近くに住んでいたらそういう暮らしをしたいものですが、内陸部なのもので、海はどうしてもたまに行くお遊び程度のものになってしまいます。うらやましい限りです。馬鹿貝は、味自体は美味しいと思いますが、砂抜きが大変ですね。
またいろいろ教えてください。
わたしもこれまで兵庫や三重、愛知などの潮干狩りができる浜を色々と訪れてきましたが、そのすぐ横がひたすら護岸工事のされた岸壁だったり、漁港だったりで、普通の砂浜はホントに少なくなってしまってますね。これでは、アサリもハマグリも減って当然だと思ってしまいます。
そして、日差しに弱くなってしまった体質の変化、大変ですね。最近はUVカットの良い衣類なども出ているので、それでなんとかなると良いのですが…。
あとは、生活の場を海のそばに移して、ストレスのない暮らしをするとまた体質が変化するということもありえない話ではないと思いますが。
ではでは、ご丁寧なコメントありがとうございます。こちらは今年に入ってようやくブログに本格復帰できた感じです。
今後ともよろしくお願いします。