2011年02月11日

2トン車2台分の伐採木入手

知り合いの造園屋さんから、2トン車2台分の伐採木をいただきました。
樹種ははムク、ケヤキ、クロガネモチが中心で、他にトウセンダン、ナギなど珍しいものも混じっているそうです。

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樹皮を見ていても色々特徴があり面白いです

かなり大量なので、とりあえずはチェーンソーで来るだけで薪になるサイズの細いものから順番に処理していっています。また、それらを積み上げておく場所を確保するために、来冬用の薪棚も整理しました。来冬用はちょうど薪棚3枚分あったので、これからつくる薪は来々冬の分となるので、丸2年ほど乾燥させられることになります。切っただけで斧で割らない薪は意外と乾燥に時間がかかりますが、まあ2年あれば十分乾くでしょう。

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さっそく薪棚半分くらいの薪を作りました

今回は燃やしたことのない樹種の木をいろいろ頂いたので、薪割りのしやすさや薪にした時の火力や火持ちの良さなどを気にしながら使っていきたいと思います。まあ実際火にくべるのは2年後になるわけですが・・・。

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左側は既に3列目。乾燥させるのにはあまりよい積み方ではありません

裏山に処理しておきたいコナラの枯死木もまだ何本かあるので、この2月、3月は例年以上に薪割りに精を出さないといけないようです。まあうれしい悲鳴ですね。
posted by 豆狸 at 02:06| Comment(8) | 薪生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も以前はよく薪割りをしたものでした。2t車2台というのは、結構な量ですね。画像で見る限り広葉樹が多いようですが、家屋解体で出る廃材とは違い、多分「ズクナマ」の状態でしょう。

立木伐採の場合は樹種にもよりますが、概ね乾量基準含水率が200%なんてのもあります。含水率が100%で木の重さの半分が水ということですから、重さの多くが水分ということになります。

これは長いまま立てておくことができれば、数カ月で半減します。葉っぱをつけたままなら、自然蒸発も早いです。材木屋などで立木乾燥している要領です。

ただ豆狸さんのはスギやヒノキなどの針葉樹の間伐材などとは違い、曲がっていたり枝がニョキニョキでしょうから、これはちょっと難しいでょうね。早めに割れればそこからも乾燥しますが、ズクナマ割りは手首の方を先にやられてしまいます。2年先までの燃料を確保されているなら、気長に乾燥さすのも一法でしょうね(笑)

Posted by 職人太郎 at 2011年02月11日 09:28
豆狸さんの本を読み狩猟を始めた者です。
京都の猟期は3月15日まで延びたと聞いてます。
変な話ですが鹿のみで、猪は駄目との事。んじゃ猪がかかったらどうするのかの問いに「判断はお任せします。」だそうです。
罠にでかい猪がかかっても逃がすのは困難ですもんね。
Posted by ヒゲ at 2011年02月12日 02:14
職人太郎さん、こんばんは。
杉などの針葉樹は含水率が高いですね。乾燥させると驚くほど軽くなり、燃焼時間も短いので主に風呂を焚くのに使っています。最近私がメインで焚いているコナラやカシのたぐいは含水率は生木段階でも100を超えることはないはずです。
今回の伐採木は2月伐採なので、秋の伐採木よりはだいぶ水を上げているとは思いますが、樹種が色々なので成長が早いタイプの木は含水率が高いことが多いような気がします。

薪としての理想値は20%以下とよく言われます。風通しの良いところで2年乾燥がよいと一般的には言われますが、なかなか思うようにはいきませんね。我が家は基本は1年〜1年半乾燥です。葉枯らし乾燥というのも製材用の針葉樹では見聞きしますが、薪用の広葉樹ではあまり聞きませんね。まあ、普通広葉樹の伐採時期は含水率の低い秋がベストですので、そもそも落葉後で葉がないことが多いですね。

あとは、薪の割りやすさですが、スギ、マツなど、乾燥後も固くならない樹種は乾燥させてからのほうが割りやすいように思いますが(生木は斧が食われる感じで割りにくい)、カシ、コナラ、ケヤキなどの堅木は生木の方が圧倒的に割りやすいですね。乾燥させると斧がはじかれます。
堅木は乾燥もしにくいので、薪としての利用を考えても生木段階でさっさと割ってしまって乾燥させる必要があります。
Posted by 豆狸 at 2011年02月13日 21:52
ヒゲさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

役所の人が「判断はお任せします。」と言ったんですか?それはなかなか微妙な話ですね。

ちなみに私は本日2月13日をもって、ワナを全部引き上げました。猟場の中には鹿だけでイノシシのいない山もありますが、シカは今期6頭と必要量は捕れたので・・・。
シカ自体はもう少し捕って減らしたほうがいいとは思いますが、これまでの生活のリズムもあり、3月15日まで猟をするというのがあまりしっくり来ません。薪割りや燻製作り、ミツバチの巣箱作りなどこの時期にやらないといけないこともたくさんありますし。

ではでは、そちらでの狩猟の様子などまたお聞かせください。今後とも宜しくお願いします。
Posted by 豆狸 at 2011年02月13日 21:59
「薪のある生活」拝読しました。ウチが現場で使っているのはホンマ製の簡易薪ストーブです。燃料は現場で出る廃材で十分ですし、永年の乾燥で火力が強いため、すぐに温まり重宝してます。

重さは20kgほどで鋼鉄製ですが、ひとりでも持ち運びができますし、オープンハットの部分で煮炊きや焼きいも、魚の蒸し焼きなども簡単にできます。

価格も2万円くらいからあり、本格的な薪のある生活への最初のステップとして、初心者にも勧められます。排煙処理にさえ気をつければ、日常的にチョロチョロ燃える炎を見られるのは、精神衛生上もまことによろしい。このストーブの前で読書などをしていると、すぐに眠くなるのが欠点ですが・・・(笑)

オール電化など便利な生活に慣れた人たちには、こういう楽しみはわかるまいと、ひとりごちています。
Posted by 職人太郎 at 2011年02月19日 17:50
職人太郎さん、おはようございます。
我が家の自宅のストーブもホンマ製の5000円くらいのやつですよ。あ、最近はガラス窓付きの1万円くらいのやつに買い換えましたが・・・。
小さい借家ですので、これで十分です。

火のある暮らしはそれ自体が楽しいので、効率とか便利さとかいったものは二の次になってしまいますね。
薪ストーブ、薪風呂ときているので、次はやっぱり竈かなあ。
Posted by 豆狸 at 2011年02月21日 07:11
をぉ、そうでしたか! 薪ストーブはあれくらいのサイズがいいですよね。別に豪勢な「暖炉のある暮らし」とかを目指しているわけじゃないわけだし、安上がりで自然体が一番です。

知り合いの環境NGO関係者には「エコな生活」とか「地球にやさしい」というフレーズを生温いと嫌う人もいますが、あれも極端だと思うわけです。一種の環境原理主義者ですね(笑)

なにもあんなに片意地を張らなくても、安上がりで自然体な生活をしていれば、環境に負荷がかかりようもないと思うのですが・・・
Posted by 職人太郎 at 2011年02月21日 08:51
職人太郎さん、こんばんは。
たしかに基本はやっぱり安上がりなのがいいですね。
まあ私も自分の暮らしをエコという言葉で表現されたりするのはあまり好きではありませんが・・・。
Posted by 豆狸 at 2011年02月28日 21:20
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