2011年05月31日

石段補修と玄関づくり

今の家に引っ越して、約10年。振り返ってみれば、空いた時間を見つけてはひたすら家の補修・改築を続けてきたように思います。
元々は家の中に水道・ガスもなく風呂もトイレもありませんでしたが、今はそれらはすべて揃って、ずいぶん快適になりました。最初の数年間くらいは食器洗いなども真冬でも屋外の水道でやっており、凍結した日は水がとけるまで待つしかありませんでした。今思うと「よくやってたなあ」の一言です。

で、いまだ持ってその補修・改築作業は終わる気配がありません。最近取り掛かっていたのは家に通じる石段がボロボロになってきていたので、それの補修。あとは、一昨年まで獲物の解体をしていたスペースを玄関にしたので、その部分の板張りやレンガ敷きなど。先日ようやく一段落したので、その記録を兼ねて記事とします。

我が家に通じる石段は、角の部分に石を設置してそれをコンクリートで固めてあるものだったのですが、それが長年の利用でひび割れたりして、かなりガタガタになっていました。慣れていると問題ないのですが、来客や小さい子どもにはちょっと危ないくらいの状況になってきたので、特にひどかった10数段のコンクリートを打ち直しました。

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古いコンクリートを剥がしたところ

元々のコンクリートは2cm程の暑さでしたが、今回は下の土を少し掘り下げて固め、その上に平均5cm程の暑さでコンクリートを打ったので、当分は割れることはないと思います。ワイヤーメッシュも入れようかと思いましたが、めんどくさかったので今回はやめました。
石段時代は全部で40数段あるので、今後も状況を見て部分的に補修していこうと思います。

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しっかり固まりました

次は玄関の改築。まずはこれまで竹の骨組みにヨシズで囲っていただけだった旧解体スペースの骨組みを丸太に替え、まわりに板をはりました。屋根は相変わらずのポリカの波板です。玄関の扉はまだ作成していません(冬までの課題です)。

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まだ雨樋などが付いていません

で、土間部分がこれまではバラスが敷き詰めた状態で、掃除がしにくかったり、砂ぼこりがたちやすかったりしたので、レンガを敷きました。バラスを撤去し、土の上に砂を敷き詰めて水平を取った後、レンガを敷き詰め、目地の部分にモルタルを詰めました。目地のモルタルは空練りのものをしっかりと詰めてから散水して固めるという方式でやりました。レンガ作業はお風呂を作って以来、久しぶりにやりましたがなかなか楽しかったので、また何か作りたくなりました。

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まず下に砂を敷き詰めます

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レンガは少量なので近所のホームセンターで購入

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なかなかいい感じに仕上がりました
posted by 豆狸 at 22:52| Comment(10) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほほぅ、何でも自分でやってしまうのですね。
ウチなんかは「紺屋の白袴」もいいとこで、余り手間があれば自宅の補修も少しはしますが、おカネはもらえませんので、いつも後回しですw

子どもさんが見られるところで、父親が汗を流すのもいいものですね。私も自分では意義のある仕事と思っていても、家族はテレビで見るくらいで、現場のことはあまり知りませんから、父親に対する尊敬の念は薄いようにも思います。

まあ、多くのサラリーマンもそうなんでしょうけど、特に遠隔地や海外にばかり行っていると、子どもたちにとって「生活費運搬人」以外の何物でもなく、社会的評価とは裏腹に影の薄い存在だったと反省しています。
Posted by 職人太郎 at 2011年06月01日 11:40
いやぁ〜おみごとです。
器用さには感心しています。
Posted by ボヤッキー at 2011年06月05日 18:58
職人太郎さん、こんばんは。
まあ、自分でやれることは自分でやったほうが安上がりですし、その方が楽しいと思ってしまうタチでして・・・。まあ、何でも自己流なのでその出来栄えはまあ言わずもがなですが。

子どもは、今でも出来る範囲で手伝ってもらいますが、さっさと大きくなってもう少し家の作業にしても薪割りにしても自分でやってもらおうと思っています。
Posted by 豆狸 at 2011年06月06日 22:34
ボヤッキーさん、ご無沙汰です。
実は以前は、家の増築は廃材か貰った材でしかやらない方針でしたが、最近は同居人の意見などもあり、ちゃんとした市販の材木を使っているので、以前の増築部分と比べると見栄えがするようになりました。といってもまああくまでも足場丸太が骨組みの仮設建築物という位置づけですが。
Posted by 豆狸 at 2011年06月06日 22:43
はじめまして
もし不適切なら削除してください
実は鹿の角を探しています
東北にある獅子(鹿)踊りに使用するためです
この度の津波により鹿踊り装飾、太鼓、そして角が流されました
衣装は職人さんの手で作り直していくそうですが角が手に入りません
東北の方達にとっては伝統芸能は生活の一部です
色んな人から豆狸さんの名前が出て、とうとうここに書き込んでしまいました
もしご理解いただけるのなら一通メールいただけたら幸いです
Posted by 京鹿 at 2011年06月07日 02:46
京鹿さま、はじめまして。
コメントありがとうございます。
ご協力できるかわかりませんが、詳細をお聞かせいただきたいのでメールさせていただきます。
Posted by 豆狸 at 2011年06月08日 23:20
お久しぶり
Posted by 亀  at 2011年06月09日 10:10
亀さん、おひさしぶりです。
また近況などお聞かせください〜。
Posted by 豆狸 at 2011年06月15日 23:10
こんにちは。
似たような石段の修理が自分で出来ないかと検索していたらこちらに辿り着きました。
なんでもご自身でされていて尊敬です。
セメントを扱うのは初心者で、もちろんこういった修理も初めてなのですが、素人でも出来るものなのでしょうか。
何かコツやこういう道具を使った方がいいとかアドバイスがあれば教えて下さい。
また時間的にはもともとのコンクリートを解体するところから大体どのくらいかかりましたか?
よろしくお願い致します。
Posted by はな at 2016年06月20日 12:04
はなさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

私自身もこういった作業は、素人ですのでそんなにアドバイスできることはないのですが・・・。

書店で、わかりやすいDIYのムックなどを購入して読んでみるのがいいのではないでしょうか?「手作りの庭」とか「レンガワーク」とかそんな感じの謳い文句の本がたくさんあると思います。

ちなみに、我が家の石段のもともとのコンクリートは既にボロボロだったので、数時間で撤去できました。
Posted by 豆狸 at 2016年06月23日 06:35
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