で、その前にこないだ捕ってきた落ち鮎を燻製にしたので、その記事を。
燻製用に残したのは、ガリガリに痩せたオスアユです。今回は下処理の段階で贅沢に頭も取り除いて食べやすくしてあります。実際、燻製にする際はその方が腹の中まで煙が当たりやすく都合が良かったりもします。頭を残す場合は爪楊枝などで腹を開いたりしますが、100尾もやる時にそんなことやってられません。
ソミュール液に浸けました
で、普段は魚でもいわゆるソミュール液というのはあまり使わず、塩砂糖胡椒などと日本酒などを揉み込むことが多いのですが、今回はサイズが小さく数が多いということもあり、まんべんなく味をつけるためにそのソミュール液を作ってみました。
その作り方ですが、1リットルの水に100gの塩、50gの砂糖、胡椒・醤油・日本酒適量と庭に生えているオレガノとローズマリーをちぎってきて揉んで混ぜ込みました。それを半量ずつ50尾ずつ入ったジップロックに投入。あとは、冷蔵庫に入れて一晩放置するだけです。
燻製当日は塩分で浮いた臭みなどを落とすために水洗いし、塩分濃度の調整のため鮎をかじって味見をしつつ10分ほど流水にさらして塩抜き。その後、水気を拭き取り燻製器で燻煙しました。
60℃で4時間ほど燻煙したら、なかなか旨みのあるジューシーな燻製が出来上がりましたが、今回は保存が目的だったので、さらに数時間温熱乾燥し、最後は薪ストーブの上にぶら下げて干して完成。
良い色になりました
なかなか美味しい酒のアテ&子どものおやつができました。食べてもらった友人たちにも概ね好評だったので、今度はもうちょっとたくさん作ってもよいかもしれません。来年は時間があったら焼き干しも作りたいところです。
さて、どれくらい保存がきくでしょうか