自分の記憶をたどる限り、人生初体験です。
関東の方では結構江戸川とか盛んなようですが、関西ではあまり聞かないので行ったことがありませんでした。
で、今回は瀬戸内の方に出かける用事があり、ちょっと時期遅れかなーと思いつつチャレンジしました。
場所はアナジャコ釣りが有名な岡山県の海岸。干潮が夜の6時という事で、時間との勝負となりました。
ちなみに近くのホームセンターで習字用の筆とバケツを購入して行きました。
なぜなら、アナジャコの釣り方は、
1.マテ貝同様、干潮の前後に砂をジョレンや鍬で5センチほど掻き取ります。すると、直径3センチくらいのアナジャコの巣穴が出てきます。
2.そのアナの中に、おもむろに習字の筆を突っ込みます。
3.するとそのアナの中にアナジャコがいれば、それを外敵の侵入だと勘違いして押し戻してきます。この時の、筆がゆらゆら不規則に揺れながら戻ってくる様は何とも愉快です。この時に筆を微妙に上下させたりするとよいようです。
4.こうしていると最後は筆を完全に押し出し、アナジャコの両爪が見えてきます。それをそーっと掴み、引っ張り出します。必ず両手を掴み、かつ、ゆっくり引っ張らないと手だけちぎれてしまいます。
5.これで無事捕獲完了です。
思ってたより大きかったです
今回やって気づいたことは、
・アナジャコはかなり深いところにいるので、筆にはひもを付けておいた方がよい。たまに筆がアナの奥まで入ってしまって回収に苦労することがあった。
・筆でどんどん捕るには10本くらいあった方がよい。
・筆以外でも多分捕れる。
・地元のおじさんによると1匹捕まえたら、そいつをひもで結わえて別の穴に入れると、どんどん捕れるのだそうです。
・長靴だと動きにくいので、潮干狩り同様裸足か靴下のみの格好がベスト(これは土質によるかもしれない)。
・氷をいれるとすぐ死んでしまったので、持ち帰りの際は煮えない程度に冷やして常温の方がいいかも。
なんとか6匹…。
で、暗くなる頃にようやくコツを掴み、焦りつつ地元のおじさんの協力も仰ぎながら、なんとか6匹を手中に。
帰宅後、塩ゆでにして食べました。地元民に聞いたところによると、
アナジャコの剥き方は、
1.ハラのビラビラした部分を取り除く。
2.体の両側をハサミでちょっとだけ切る。
3.頭をはずして、体の殻をはがす。
だそうです。確かにハサミで切らないとなかなか剥きにくかったです。
で、ポン酢がなかったので酢醤油で食べました。味は、あんまりエビっぽくはなく、ミソもあったのでなんとなく繊維っぽくないカニって感じで、まあ普通に食えるかなって感じでした。
殻がやわらかいので、唐揚げにした方が丸ごと食えておいしそうな気がしました。
次回チャンスがあればそうしようと思います。
それにしてもこの時期によく獲れましたネ。なにしろこちらは寒くて磯遊びなど想像できません。尤も広島にいたら私も毎日釣り三昧なんですが・・・!
そちらは寒そうですね。こちらはまだ最低気温が15℃いかないくらいです。岡山はさらに暖かかったですね。
アナジャコ釣りは今回は干潮が夕方でちょうどいい時間帯にやめないといけなかったので、今度行く機会があれば、干潮が昼間の時を狙っていこうと思います。