臓器いろいろです
消化器系では、胃と大腸と小腸です。これは内容物をホースなどできれいに洗い去り、開いて裏返しにしてひたすら洗います。塩で何度ももみ洗いするのがよいです。洗濯機で洗ったこともあります。これらはさらに調理の祭にゆでこぼしながら生姜など薬味をたっぷり入れたホルモンスープにでもしようかと。
あとは、レバーにへばりついている胆のうはストーブの上にぶらさげて干しています。胃の薬になります。「熊の胆」が手に入らない地域の山村では昔から「猪の胆」が利用されていたそうです。すごく苦いです。
がんばって洗いました
皮は毛を湯引きして酢みそで食う地域があったり、そもそも皮を剥かずにバーナーで毛を焼いて皮付きで精肉する地域もありますが、当地では捨てます。
何度か鼻や耳の毛を抜いて食べたことはあります。まあ、沖縄のミミガーのようでおいしいのはおいしいですが、やや手間がかかります。足先も同様に捨てます。前に知り合ったヨーロッパの猟師はシカや猪の爪を取り除いて服のボタンにしたりするそうです。
あと、頭部と背骨、その他の肉をはずした骨はすべて大鍋でひたすら3日3晩煮込みます。すると乳白色のおいしそうな豚骨ならぬ猪骨スープができあがります。
これは可能な限り濃縮させてから小分けにできる状態にして冷凍しておくといろいろ料理に使えて便利です。去年はこれに塩、胡椒等を大量に加えて濃縮スープのもとのようにして冷蔵保存してみましたが、先日まで何の問題もなく利用できてました。
白濁してきた薪ストーブの上のシシスープ
なんだか、長々と書いてしまった…。項目を分けたら良かったかな。
私は厄介にはなりませんでしたが、やはり胃腸中心の万能薬として使ったいましたよ。厄介になった仲間も猛烈に苦いといっていまし(^^。
知り合いの薬剤師は、熊と猪でも胆のうの成分はほとんど変わらないはずだけど、常温での融点が違うので(熊の方がどろっとなりにくい)、珍重されたのでは?と言ってました。あとは、熊の方が冬眠で胆のうに胆汁たたくさんたまるのでそれが重宝されたのかも知れません。
あと、北海道のアイヌの知り合いは熊の胆のうの代わりに同じような苦みを持つキハダの木の皮を煎じて胃腸薬に使ってました。伝統的に行われている方法だそうです。
お隣滋賀在住のキャメイといいます。
家の周りが田んぼで、家庭菜園が毎年被害にあい、昨年ワナの免許を取り、4日前からワナを仕掛けました。本や動画も拝見して学ばせてもらっています。ありがとうございます。
くくりワナ暦4日なので、右も左もわかりません。
私の属する支部は4人ほどの小さな支部で、しかも鉄砲ばっかりでワナの先輩もいません。
そこで、お手数ですが、先輩として、いくつかお教え下さい。お願い致します。
@豆狸さんはいくつのワナを仕掛けていますか?
A毎日の見回りに平均どのくらいの時間がかかりますか?(獲物がかかっていない場合)
B私の仕掛けたところ、鹿の足跡だらけですが
今日雪が降ったのですが、足跡無し・・・。
またくるでしょうか?
C秋は近所でちょくちょく見かけましたが、最近寒くなるとぜんぜん見ません。雪が降ると鹿やイノシシはもっと山奥か洞穴の中などに行きますか?
D鹿とイノシシの獲れる比率はどんな感じでしょうか?
愚問ばかりですが、よろしければお教え下さい。
ありがとうございます。
キャメイ
コメントありがとうございます。
狩猟は80代の方でも現役でバリバリ活躍されている世界ですので、60過ぎてからでもやる気さえあれば大丈夫だと思います。ただ、危険も伴う営みですので、くれぐれもその点はご留意下さい。
なかなかすぐにはお返事できないかと思いますが、質問などはお気軽にしてください。
ではでは、今後ともよろしくお願いします。
ご質問ですが、
@わなはだいたい解禁から1ヶ月位のピークの時期で20丁前後です。ひとつの山に5〜10丁で、それを2〜3山という感じです。
A30分〜1時間くらいです。
Bその情報だけでは確証はできませんが、たくさん足跡があるのならまた来る可能性は高いと思います。
C季節によって行動は変わりますが、厳冬期は比較的日当たりのよい暖かい斜面で寝ていたりすることが多いです。
Dだいたいイノシシ1:シカ2位のことが多いですが、今年は同数でした。
とりあえず、以上です。
ではでは、今後ともよろしくお願いします。