山でトドメ刺し・血抜きを終えた直後のイノシシ
1.まず、ワナに掛かったイノシシは、鉄パイプやそこらに生えている堅めの木を1メートル位に切ったもので眉間をどついて失神させます。で、すかさず抑えこんで、胸の正面からナイフを突き刺し、心臓周辺を突きます。前足のちょい後ろくらいです。うまく刺さると血があふれてきます。とどめの刺し方は人それぞれで、頭を銃で撃つ人もいれば、ヤリ状にしたナイフで側面から心臓を突く人もいます。最近では電気ショックによって失神させるという方法も流行っています。刺すのは厳密には心臓から出ている大動脈を切断するのがベストですが、心臓自体を突いてもじゅうぶん血は抜けます。
2.この状態で山からおろします。沢がそばにある場合はそこで内臓を出して、イノシシを丸ごと浸けて肉を冷やす場合もありますが、最近はそんなに家から遠い猟場には出かけないので、殆どの場合、家まで運んでから内臓を出します。
自宅下の広場で軽トラの荷台を使ってハラを割っているところ
3.内臓の取り出し方ですが、内臓(特に胃、胆のう、腸、膀胱など)に傷を付けないようにナイフを上向きにしてハラを開きます。胸骨はノコギリなどで切断します。そうしないと、心臓や肺、気管や食道が取り出しにくいです。で、上の方からべりべりと腹膜を剥がしながら内臓を取り出します。気管や食道は喉の手前まで割ってあるので、そのギリギリのところで切断します。シカの場合、反芻動物なので喉のあたりギリギリまで内容物が入っていることがあるので注意が必要ですが、イノシシは大丈夫です。あと、横隔膜がつながっているので、それは適当にナイフで切ります。
で、膀胱及び腸と肛門のあたりの処理です。これを適当にやると糞や尿が肉について大変なことになります。まず、外側から肛門のまわりをまるくナイフを入れて切り抜きます。尿道はオスメスで位置が違いますが、その周辺の肉、皮をふくめて取り除きます。で、内臓と一緒に中身が漏れないように取り外します。うまく切り抜けていれば、すぽっと抜けます。
内臓などの処理は各内臓の紹介、腸の処理、イノシシの金玉と胆のうの利用などを参照してください。
4.内臓を取り出したら水でよく洗い、体内に残っている血を洗い流しつつ、肉を冷やします。きれいに洗えたら、体内やまわりににペットボトルに水を入れて凍らせたものなどを詰めて冷やします。丸ごと氷水に浸けてもよいです。
イノシシの場合、解体時に皮下脂肪が十分に冷えていないと皮剥ぎがしにくいので、この状態で一晩置くことが多いです。水に浸けるとダニも死んだり逃げたりするのでよいです。
肉の中心までしっかり冷却しさえすれば、寒い冬期なら一晩吊るしておいても問題無いです
5.さて、いよいよ解体ですが、まず皮を剥がします。足首のまわりを丸く切って、そこからお腹にかけて腕、足の内側に切れ目を入れます(この時も毛を切らないようにナイフは原則刃が上向きです)。それでひたすら皮を剥いでいくのですが、イノシシの場合は、いかに皮下脂肪をきっちり肉に残すかが勝負なので、結構手間がかかります。基本的に皮に一切脂肪を残してはいけません。内股やすね部分はほとんど脂はないですが、それ以外の部分は脂がたくさんあります。ひたすら丁寧にやりましょう。皮剥ナイフを使うと楽ですが、普通のナイフでもできます。
この時に顔まで全部剥いてしまうとよいでしょう。
なお、地方によってはお湯につけてから毛を引いたり、バーナーで毛を焼いたりして皮ごと食べるところもあります。毛焼き解体についてはこちらを参照してください。
解体テーブル上で、皮を引っ張りながら、肉と皮の角度が鋭角になるくらいでナイフを添わせるとうまくいきます。
こんな感じで剥けていきます
6.全部剥き終えたら両足を吊します。まず、頭を首の関節のところで切り落とします。で、背割りという背骨を真っ二つにする行程に入ります。これは普通は専用のノコギリでやりますが、サイズによってはナタをゴムハンマーでとんとんとんと叩いていってもできます。中心がずれると後の骨抜きがめんどくさくなるので丁寧にやりましょう。
おなか側からノコギリでどんどん切り進めていきます
真っ二つになりました
7.真っ二つになったらテーブルに戻して、骨抜き作業に入ります。なお、背割りに入った段階で買いたいテーブルには熱湯を掛けて殺菌消毒をしておきます。
骨抜きは、まず内側の余分な内臓脂や横隔膜の端っこ、リンパなどを取り除き、キッチンペーパーなどで切断時に出たクズや血などをふき取り、きれいにします。
で、あばらの内側に突いている膜を剥がします。うまくやるときれいにピーッと剥がれます。つぎにあばらを抜いていきます。あばらは一本ずつ両側に切れ目を入れ、その裏側にナイフを入れ、なるべく骨に肉が残らないようにはずします。背骨のところまで剥がせたら、ポキッと折れます。
あ、この前にヒレ肉をはずしておくのを忘れないようにしましょう。
背割りが済んだら解体テーブルに置き直して作業再開です。
内臓脂を撤去し、腹膜をめくります。
アバラに切れ込みを入れ、1本ずつ抜き取っていきます。
8.あばらが全部抜けたら背骨や尾てい骨、胸骨、腕、大腿骨などもはずしていきます。基本的には肉は全てつなげた状態で、そこから全部骨を抜いていくつもりで作業すると良いです。腕、モモの骨は、骨のラインに沿ってナイフを入れ、そこから肉を開くようにして骨を取り出します。モモは比較的楽ですが、腕は羽子板と呼ばれる肩胛骨がけっこうしっかり入っているので、ちょっとめんどくさいです。
前脚の骨を抜いているところ。
背骨が抜けました。
“羽子板”と呼ばれる肩甲骨。肩甲骨は意外と外しにくく、これはちょっと肉が残りすぎですね。
9.すべての骨が抜き終わったら、牛刀で各部位に切り分けてパックして終了です。真空パック機がない場合は、フリーザーバッグでもだいじょうぶですが、なるべく空気を抜いておくほうが肉の酸化を防ぐことができ、長期保存できます。基本的には、首、ロース、バラ、腕、モモ、すねくらいに分かれます。
あと、頭部はホッペ、テン肉と呼ばれる頬肉とタンを取り除くくらいです。大きいイノシシだとそこ以外でもがんばって剥がせば、そこそこ端肉がとれます。
全ての骨を抜き終わった2枚の大きな肉。
牛刀で切り分けていきます。
良い感じの肉と脂のバランス。
パック詰めして終了です。
だいたいこれで終了です。イノシシ1頭から取れる肉の量は、おおよそハラ抜き体重の6割程度です。ハラ抜き50キロのイノシシなら約30キロのお肉が1頭から手に入る計算になります。パック詰めした肉は業務用冷凍庫で保存します。
なお、抜いた背骨や頭骨、各部位の骨などは煮て、豚骨スープならぬ“猪骨スープ”にしましょう。10時間くらい煮たらよい白濁したスープができます。
皮なめしをする場合は、毛皮も保存しておきます。
−関連記事−
◆毛焼き解体
◆内臓・骨などの利用
◆内臓の紹介
◆腸の処理
◆金玉を食べる
◆胆のうの利用
◆背割り用骨切り鋸
※当記事は2006年12月8日投稿の記事のリニューアルです。
お聞きしたいことが有ります、猪の皮を剥いで縦に
割るときに 真ん中に背骨がありますが、背骨のきわを鋸で切るのですね、片方は背骨が付いて 片方は背骨が無い状態ですか? まず背中からナイフを先に入れるわけですか?、教えてください。
早速ご質問の件ですが、背割りは背骨の中心をノコギリで切ります。つまり背骨が真っ二つになります。切断の仕方は後脚を両方フックなどでつるし、尾てい骨のあたりから切り始めます。
使用するノコギリは幅広の押し切り用のものを使っています。
あかとんぼさんの地方では、背割りはやりませんか?そちらでの解体法などもご紹介いただけるとうれしいです。
猪の解体読ませて戴きました。
当方でわ猪の鼻先を細いロ―プで括り
チエンブクで吊り下げ頭から尻尾にかけて
皮を剥します。
それから解体テ―ブルにウエスを敷き剥ぎ終わった
猪を乗せ後ろ足を腰骨から一度に両足を外し
今度前足を外し、アバラを一本ずつ外して
最後に背骨を内側から外します。
テ―ブルに乗せた時に頭は外します。
こちらでは作業台にのせて行います。つり下げの高さが調節できるならそちらの方がやりやすいかもしれないですね。
解体の仕方は、各地でいろいろな流儀があって興味深いですね。皮も剥がずに毛を剃る地域や湯引きして毛を抜く地域もあっておもしろいです。
本当に各地でさまざまなバラシ方が有るようですね、
当方も、小さい猪〈30〜50〉までならテーブル、に
乗せて皮剥ぎをします、チェンブロックを使うのは、
ある程度の大きさでないと使いません。
よくこんな酷い事ができますね!
あなたそれでも人間ですか!?
人間だからこういう事をするんでしょうね。
肉を食べるということはこういう行為が必ずセットになっています。
そういう意味では、肉を食べる人間はみんな「鬼畜」で「外道」なんでしょうね。
此方本州南端ではベテラン猟師は本体を二つに
割らない方法で処理しますが、いろいろな
解体の方法があるのですね
大変勉強になりました。今後もちょくちょく
訪問勉強させて頂きますので宜しくお願します。
以前コメントをいただいた亀さんも背割りをしない解体法を行っているとおっしゃっていました。
屠畜場での豚の解体では、背割りが一般的なので、私が習ったやり方は、そういう流れの影響もあるのかもしれませんね。
しかし、同じ狩猟といっても日本各地でいろいろな違いがあるというのは面白いことですね。
こちらこそよろしくお願いします。
スープにも興味があります。猪料理を出すお店を御存知ですか?
猪獲れると良いですね。こちらは鹿が多くてなかなか猪が捕れずに苦戦しています。
スープは大鍋でじっくり煮込んだら美味しいものになります。猪料理を出すお店は田舎のほうに行ったらたくさんあると思いますよ。私は詳しくは知りませんが。
ではでは、コメントありがとうございました。
これからハンティングしようと思ってる新人です。自分の住んでる所は、動物による作物の被害が後を絶ちません。趣味と実益を兼ねて猟に挑戦しようと思いますが、もし仕留めた時の対処方法を知らないのでこの記事はとても参考になりました。ホントは実演しているところを見ることができれば最高なんだけど・・・
解らないことがあれば、質問させていただきます。
年々、全国各地での農作物への獣害がひどい状況になっていっている気がします。
それを自分で獲って何とかしようというのは大変すばらしいと思います。
私もまだまだ駆け出しですが、わかる範囲で、なんでも質問には答えさせていただきます。
よろしくお願いします。
私の方法は、お湯をかけて毛を抜きます、皮が付いているほうがもっとおいしいですよ。
60歳の日曜ハンターです。
犬が変わって今年2歳の犬(やくしま)です。きた時はホフク前進で、おしっこたらしの弱い犬だよ。泣きがあるので鹿には良いようですが、猪は、どうだか、犬と同じ位のにかけて泣くだけで
噛むまねはするが、どうかね、取れたら自慢するよ聞いてね。
皮付きの解体は何度かやってみたのですが、関西の人の口には合わないようで、結局皮剥ぎ解体に落ち着きました。
また色々教えてください。よろしくお願いします。
新米です 私が住んでいる山口では猪の被害が酷く少しまえも稲刈り前の田が全滅され ました 私は農家ではないですがお年寄りが頑張って作った畑を一晩で壊滅状態にす猪を許せません 先月狩猟許可の申請と猟友会の入会もしました 罠も自分ながらに作りました 今の職業が重量鳶って事もありワイヤーのかしめは編み込みにしてぼちぼちのできです あなたには良い師匠がいたと思いますが私には師匠がいません 罠作りから自分が調べてやってます できるだけ自分の力でやっていきたいと思いますがきっと無理と思います 壁にぶちあたった時に相談を聞いていたざければ嬉しいのですが。
狩猟免許取得おめでとうございます。
京都はシカが多いですが、山陰のほうはホントにイノシシが多いみたいですね。そういう話を知人からもよく聞きます。
いろいろ自力でやってみるのが結局は上達への近道だと思います。そのうえで、疑問点などありましたら遠慮なくお聴きください。まあ、当方もまだ狩猟歴は10年程度でそれにみあった知識しか持ち合わせていませんが、なにがしかアドバイスできると思います。
あと、農家の方にとっては獣害はホントに死活問題だと思いますが、「イノシシ憎し」の気持ちだけでは猟は続かないかもしれません。悪意を持って畑をあらすイノシシは1頭もおらず、山と里の状況がそうさせているとも言えます。
どうすれば、人間とイノシシが共存できるのかを考えていく必要があり、そのひとつの有効な手段が猟だと思います。ほとんどの猟師は驚くほどイノシシに親しみを感じていて、ほんと動物好きの人が多いです。
では、今後ともよろしくお願いします。
動物好きの人がこうして自然な形で狩猟にも入ってきてくれるというのは大変良いことだと思います。
どうしても狩猟はちょっと敷居が高い印象がありますので。
あと、ワナの構造の話ですが、はじきの部分というのはワナを作動させるトリガーの部分のことですよね。私が使っているものの形状はいわゆるチンチロとか呼ばれているタイプの仕掛けで、箱わななどのトリガーにもよく使われている形状のものです。
ブログ上では説明しにくいですので、コメント書き込みフォームでメールアドレスを教えていただければ、画像を添付してお教えします。このブログのメールアドレス欄に書き込んだアドレスは外部からは見れないはずなので、問題ないと思いますが、不安がある場合はGmailなどのフリーメールを利用して仮のアドレスを作ってお教えいただければと思います。
今年はキノコ類が全般に豊作のようですね。猛暑がよかったのでしょうか。
私はキノコは実は全然素人なので、ほとんどわからないですね。一時、マイタケとナメコはよく採りに行きましたが、あとは、キクラゲやハタケシメジ、アミガサタケ、イグチ類、ナラタケ、スギヒラタケくらいしかわからないです。
キノコも興味はすごくあるので、よい師匠に巡り会えたらぜひ教わりたいと思っています。こればっかりは本やネットだけで手を出すのは怖いですから。
最近はちょっと生活面が忙しくゆっくりキノコを探しに山に入る時間もないので、人生後半の楽しみかと思っています。
良い報告を期待しています。
キノコ狩り残念でしたね。キノコは数日ズレるだけでもだめなものもありますし、なかなか難しいですね。
当地でも今年はドングリが不作だそうです。ナラ枯れともあいまって、今期のイノシシは痩せているかもしれませんね。隣県の知人も今年はイノシシが奥山から里にたくさん出てきていると言っていました。
それを食らっておるとすれば、天に向かって吐いた唾(畜生・外道・御前は人間か?)は御前の顔に落ちてくる。それがいやなら、たとえ、食料の形態をとっていても、以前は生命体であったものは絶対に食うな!)それで無ければ 豆だぬき様に詫びを入れたまえ!そして、口汚い「畜生・外道」といったことばをはくな!
所詮、偏った見方しかできない自分を悔やむことだ!こんなような輩は、世に多くおるのだなぁ!
自分の言っていることの矛盾がわかっていない。
困ったものだ。
象の尻尾をつかんで「象というものは細長いロープのような生物だ」なんて言って得意になっているやつ。見っとも無いから、やめときナ!
豆だぬき様に詫びときナ!
コメントありがとうございます。
狩猟という営みに関しては、「残酷な趣味」だとか「不必要な殺生」だとかいうような偏見を持たれることがまだまだ多いですね。
このブログでは獲物を獲ってから食べるところまでを紹介し、実際の狩猟というものを多くの人に知ってもらいたいという思いもあります。
まあそのうえで、コメント欄で多様な立場の人の意見を聞くのも大変勉強になりますが。
ではでは、今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
狩猟免許試験、無事に受かっていると良いですね。
くくりわなの制作に関しては、本やインターネットなどに色々情報がありますので、それらを参考にまずは自分で工夫されるのがよいと思います。また、市販品を見本に1丁購入してそれを参考にするのもよいと思います。
なにか質問がありましたら、またお気軽に関連する記事のコメント欄に書きこんでください。
では、今後ともよろしくお願いします。
茹でて酢味噌で食べるというのが比較的多いようです。
普段は処理がめんどくさいので私は食べません。
私は長崎県の対馬という島に住んでいますが、イノシシと鹿が繁殖しすぎて問題になっています。
行政もそれなりに対策を講じようとしていますが、なかなか追いつきません。
皆さん猪鹿退治に来てください。
いい釣り場もありますので、海も山も両方楽しめますよ。
コメントありがとうございます。
対馬もイノシシ、シカ両方ともが多いのですね。
一度潜りに行ってみたいなあと思っていますが、遠征でのワナ猟は、なかなか大変そうですね。
コメントありがとうございます。
結論から言いますと、イノシシを捌くのに免許は必要ありません。免許が必要なのは捕獲に関してだけです。家畜を捌くのは許可を得た施設で行わなければならないとと畜場法で定められていますが、野生鳥獣の場合は庭先で勝手に解体しても問題ありません。
お知り合いの方は、この辺を混同されているのかもしれませんね。
命を頂いていること再確認させられました。
ところでイノシシと豚って種類がほとんど同じですが、やっぱり味は似ていますか?
それと、心臓を刺していると何故血抜きの問題がないんですか?
狩猟などのことに今まで接してこなかったので初歩的な質問すみません
コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありません。
ご質問の件ですが、イノシシはブタの先祖ですので、やはり味は似ていると思います。ただ、イノシシのほうが脂身があぶらっこくなく、旨みも強いと思います。ただ、これは野生と家畜で食べ物の違いもあるので一概に両者の違いとは断定できませんが。
次に血抜きの件ですが、鹿の場合は心臓を突いてしまうと末端の部位に血が残る印象がありますが、イノシシに関してはほぼ問題なく血が抜けていると思います。解体していても肉から血が出てくることはほとんどありませんので。これに関して、以前師匠から「イノシシはシカよりも血管が太いしずんぐりした体型だから」との理由を聞いたことがあります。
コメントありがとうございます。
その副大臣さんのことはよく存じ上げていないのですが、血抜きが上手にできないのでしょうか。
私には血抜きはそんなに難しくないので、人間の食べ物として美味しくいただいておりますが・・・。
私は緑のフードと申します!
因みに菜食主義で緑のフードと言う意味では有りませんので!
豆狸さん素晴らしい経験&生き方ですね!
自分も色々と経験したい人間なので羨ましいです!自分も妻の実家が農業ですので作物の植え付け等手伝ったりしていますが、猪には泣かされます!一度捕まえて食ってやろー等と思いますが、密猟に成ってしまいます!
しかしながら、何かの機会が有れば猪は自分で捌いてみたいですね!
自分も作物、魚等色々と挑戦しています!
必ず経験は何かの役に立ちますから自分も出来るところは頑張って挑戦しています
自分は豆狸さんを応援します!
此れからも頑張って挑戦して下さい!!
何か良く分からない文面に成ってしまいました!スミマセンm(_ _)m
では失礼致します。
コメントありがとうございます。
最近は、山間部で農業をすると必ずイノシシやシカによる獣害が問題になりますね。
様々な問題が絡んでいるとは思いますが、そろそろ人間と野生動物との関係を一から見つめなおさないといけない時期が来ているようにも思います。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
筋が多かったというのは、たぶん食べた部位の問題ですね。スネ肉やウデ肉、クビ肉などは筋が多いです。ロースやカタ、モモ肉、ヒレ肉などにはそんなに筋はありませんよ。
あと、硬かったのはその獲物の年齢もあるかと思います。若い個体の肉は柔らかいですし、年寄りの個体の肉は硬いです。まあ、生後6ヶ月で出荷される家畜の豚などと比べるとどうしても硬く感じるかもしれません。
教えていただきたいのですが、バラしてる時に肉に血豆というか、小豆みたいなのがたくさんあるのですが、これは何でしょうか? 豆狸さんは取り除きますか?
また、食べれるのでしょうか?
ご教授お願いします。
コメントありがとうございます。
狩猟をしているわけでもないのに、もらったイノシシをまるごと解体するってなかなかよいですね。
小豆みたいなのは、私の仲間内ではリンパ節か何かだろうという話になっています。普通に肉の中に入り込んでいるので、特に取り除いたりはしていません。ただ、何度かそれだけを食べてみたことがありますが、別に美味しくないし、見栄えも良くないので気になるなら取り除けばいいと思います。
ではでは、適当な返答ですが、参考にしていただければと思います。
これからもよろしくお願いします。
豆狸さんは罠のほうは今流行の弁当箱(トラバサミ系)ですか?
今後も猟期に入ったらマメにアップしてください。
豆狸さんの今回のイノシシはどうでしたか?また肉の臭い、発情期のオスイノシシの活用法も教えてください。
コメントありがとうございます。
最近のシカ・イノシシの増加で鳥撃ちから大物猟へという方も増えていますね。
私は甲種ばっかりなので、銃のことはほとんど知りません。また色々お教え下さい。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
「横隔膜」の写真、内臓を出している時は手が血みどろで、しかもなるべく早く出さないとと思って作業をしているのでなかなか撮れませんね。
今度友人がハラ抜きしている現場に居合わせたら撮っておきます。
わなは弁当箱は使っていません。
あと、今回はリニューアル記事なのでこの時期にアップしましたが、このオスイノシシ自体は11月後半に獲れたものです。なので、発情臭はなかったです。脂は、鎧部分は皮剥ぎのときに皮に残してそのまま廃棄します。頑張って剥がしたら食用には向かなくても精製してラードとしては利用できますが。
発情期のオスイノシシは、まず獲らないのが一番です(笑)来年に置いといて、発情前に獲る感じで。
で、もし獲れてしまったら、私が良いと思った利用法は、温かいまま食べる料理は臭いが余計にキツく感じるので、角煮、時雨煮などにして冷ましてから食べるか、ハム、ベーコンなどにして冷たいまま食べるという方法です。これらが比較的マシでしたね。
よく足跡で「オス」「メス」が分かるような猟師のブログ(先輩のベテラン猟師がという説明ですが)を見ますが、豆狸さんも区別が大体分かるのでしょうか?判別方法を教えられるのならお願いします!
あとずいぶん前の「地球船宇宙号」の豆狸さんの特集を見て猟師としての心構えを振り返るようにしています。
あの番組が私が幼少期から憧れていた「猟師になりたい」という夢を思い出させてくれたのです。(30歳近くになっていましたが)今度は一時間番組でBSNHK辺りで制作してくれたらと思います。
足跡でのオスメス判別ですが、足跡単独ではなかなか難しいと思います(わかる人もいるのかもしれませんが私は無理です)。それよりは、単独行動か否か(オスは単独、メスは子連れが多い)、牙掛けの痕はあるか、発情期が近づいてきてからの行動が変化したかどうか、などを総合的に判断して、そのイノシシがオスかメスかのあたりをつけるのが普通です。あ、80キロ以上ありそうな足跡ならたいがいオスですが。
私が子どもの頃は、「猟師になりたい」と思っても現実味がありませんでしたが、最近は自然環境の変化で獲物が増え、またインターネットや書籍などで簡単に狩猟に関する情報が手に入るようになったので、いまの子どもたちは幸せかもしれませんね。