
ついにビニールが張られたパイプハウス
まず、ハウス群はこれまでビニールが張られていない状況だったので順調な感じでしたが、3月下旬についにビニールが張られました。ビニールを張ったあとの数日で目に見えるだけでも数百匹はパニックになり死んでしまいました。ビニールの隙間に入ってしまって出られなくなったハチも入れば、方向感覚を失い巣箱に帰れないままハウス内で死んでいるハチもいました。

ビニールの隙間に挟まって出られなくなったハチたち

夕方になっても巣箱に帰れなくなっているハチ
これまで農薬以外でここまで人為的なダメージを与えたのを見たことがなかったので正直ショックでした。ビニールハウスは日中はサイドカーテンと前後の扉は全開なのですが、なかなかそこから外に飛び出すということを覚えるには時間がかかるようです。1週間ほど経って、死ぬハチは減ったように思いますが、蜂数はだいぶ減少してしまったように思います。扉とサイドカーテンは朝は7時頃に開けられ、夕方は5時頃に閉じられるので、そんなに閉めだされるハチはいない模様。しかし、やはり花粉交配のためのポリネーションはハウス内の花粉のあるなしにかかわらず、ハチにとっては過酷な環境であるということがよくわかりました。

ビニール一面に残されたハチの糞が物悲しい
ただ、これから苺の花も一斉に開花してくるし、だいぶハチも外への出方も覚えてきたようなので、なんとか体制を建て直してもらいたいところです。
一方の屋外の蜂群は基本的には順調そのものですが、設置場所の問題で3月下旬に一度雪が積もった時に巣箱がかなり濡れてしまい、それで急激に巣箱内の温度が下がり消耗したハチたちが大量死してしまうという事件がありました。巣門の前に100匹以上が死んで運びだされていました。これは農薬も疑いましたが、蜂児が一切死んでいないのと、それ以降全く死んでいるハチを見かけなくなったので、まず間違いなく季節外れの雪が原因だったのではと考えています。

巣門の前に沢山のハチの死骸
次は3回目の内検の記事を書く予定です。

イノシシの毛で作った蜂ブラシ。巣板などにひっついているハチを優しく払い落とす蜂具

イノシシの毛は毛先が枝毛になっていて柔らかく折れにくいので、ハチブラシには最適
西洋ミツバチ順調そうですね。
我が家のニホンミツバチはここのところ分蜂ラッシュです。
イノシシのブラシ、すごく丁寧に作られていますね。私も蜂のために作りたくなりました。
これは柄に穴をあけて束にした毛を差し込んでいるのですか?
よろしければ教えてください!
西洋ミツバチ、日本ミツバチと比べて勢いがありすぎてちょっとびっくりしているくらいです。
日本ミツバチの分蜂よいですねー。こちらもクマ問題が解決すれば、飼育を再開したいと思っています。西洋ミツバチは分蜂を未然に回避するための日々の内検など、「家畜を飼ってる」感がすごくあって、新鮮ではありますが・・・。
さて、蜂ブラシですが、ドリルで適当な間隔に穴を開けて、接着剤を流し込んでからそこに毛をギュウギュウになるまで差し込んでます。
以前、猪毛歯ブラシを作った時は鹿のスジからつくった膠を接着剤に使いましたが、今回はめんどくさかったので、市販の接着剤を使用しました。
柄もただの建材の切れっ端です。
あと、今回作ったものは市販の蜂ブラシよりだいぶ毛が長くなっているので、もう少し短く切りそろえてもよいと思います。
来期はたてがみをストックして作ってみますね。
西洋ミツバチについてはあまりよく知らないので、養蜂記録楽しみにしています。