2014年05月06日

採蜜に向けて

西洋ミツバチの養蜂、なかなか順調です。今回は屋外群の採蜜に向けて、ちょっと変則的な作業をしました。
採蜜は通常は継箱の9枚からハチミツを取りますが、その貯蜜巣枠が私のミツバチの場合は、今春に巣礎から盛らせて作らせたばかりのもので、それを遠心分離機にかけると新しい巣は巣自体が脆いため、壊れてしまうという問題がありました。そこでハウス群の古い巣枠4枚と屋外群の新しい巣枠3枚を交換することにしました(ハウス群は群勢が衰えているので、この機会に1枚減らし4枚群とします)。

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ここから4枚の古い巣枠を取り出します

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ハチはふるい落としたあと、蜂ブラシで丁寧に落とす

ハウス群の方はやはりほとんど貯蜜がなく、産卵もあまりされていませんでした。まあ、そのほうが都合が良いので、それらを屋外群へ移動しました。ちなみにこの少し前に屋外群の給餌器についた無駄巣を給餌器ごとハウス群へ移動させていたのですが、これもさらに無駄巣が拡大する感じになってしまっていたので、可愛そうでしたがこの際に撤去しました。ほとんどがオスバチ巣房だったので、群勢にはあまり影響しないと思います。

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巣が急になくなったミツバチはパニック。すぐに新しい巣枠を入れました

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給餌器についた無駄巣は撤去しました

今回の変速作業で、屋外群は9/7となり、上段は限界まで巣枠が入りました。また、この時に隔王板を入れましたので、女王蜂は下段でのみしか活動できなくなり、下段が産卵育児スペース、上段が貯蜜スペースと徐々に分かれていくことになります。ただ、これにより産卵育児スペースが限定されてしまうので、分蜂熱は高まりやすく、これからは頻繁な内検と王台チェックが重要になります。

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元気いっぱいの屋外群

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これが王台

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王台の中にはローヤルゼリーがつまっています

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最初にこういう土台を作ってから王台ができます

ミツバチは卵3日、蜂児6日、蛹12日なので、隔王板を入れてから、10日経てば上段から卵、蜂児は消えます。そして、20日ほど経てばほぼ完全に貯蜜スペースになります。ミツバチは蛹が孵って空になった巣房にはすぐに貯蜜を始めます。上段の貯蜜が増えていきたら、いよいよ採蜜です。

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弱ってるハウス群に菜の花とウワミズザクラの差し入れ

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ハウス群の働きでイチゴはたわわに実りました
posted by 豆狸 at 06:43| Comment(0) | 養蜂日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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