2016年04月29日

アサリの砂抜き

先日、今シーズン最初の潮干狩りに行ってきました。友人家族と一緒に小さい子どももたくさんいたので、お手軽な有料潮干狩り場です。なので、普段は苦労するアサリが今回はたくさん捕れました(笑)
さて、そんなアサリの持ち帰りと砂抜きの方法をまとめました。

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家族みんなでたくさん捕ったアサリ

1・まず、潮干狩り中に捕ったアサリは気温が高くない時期は、海辺に容器とザルを持って行って綺麗な海水をひたひたに入れて、ざっと砂抜きさせておくのがおすすめです。長時間こうする場合は、数時間ごとに海水を入れ換えましょう。こうすると、帰宅後の砂抜きがぐっと楽になります。ただ、気温が上がってくると、容器の中の海水温が上がってアサリが弱ってしまうので、さっさとクーラーボックスに入れてしまったほうがいいです。

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アサリはいろんな模様があって見ていて飽きません

2.アサリを持ち帰る時には、水道を使える場所があったらざっと洗います。陸に上げたアサリはしっかりと閉じているので、少々の真水で洗っても弱りません。アサリ同士をこすり合わせるようにザラザラと音を立てて洗いましょう。こうすることで、アサリの表面についているヌメリとそれに付着している砂を落とすことができます。また、海の魚介類に付着している腸炎ビブリオ菌などの雑菌は真水に弱いので、その対策としても意味があります。

3.アサリの持ち帰りは必ずクーラーボックスに保冷剤と一緒に入れます。ただ、保冷剤と直接触れるとアサリが弱るので間に新聞紙などを挟みます。あと、クーラーボックスには海水は一緒に入れてはいけません。海水に入れるとアサリは呼吸管を出しますが、車の振動などで急に貝を閉じて自分で自分の呼吸管を切断してしまったりします。また、汚れた海水を何回も吸うことで弱ることもあります。陸に上げたアサリは、涼しい環境に置いておけば、1日くらいは問題なく生きています。

4.あと、帰宅後の砂抜きのために、ペットボトルに現地の海水を汲んで帰ります。海水は持ち帰るのが面倒なら3%食塩水を作っても良いですが、やはり現地の海水のほうがアサリは元気に活動します。

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こういうザルやカゴを使うのが良いです

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アサリをなるべくまんべんなく並べます

5.帰宅したら、大きな容器にザルを入れて、その中にアサリを入れます。そして、そこにヒタヒタになるくらいに海水を入れます。こうして涼しい時期なら一晩くらい、暑くなってきた頃なら数時間くらい放置します。ザルに入れるのは、吐き出した砂を再度吸い込まないためです。また、なるべくならアサリ同士は重なり合わないようにします(今回はたくさん捕れたので、おもいっきり重なってしまってますが…)。
ちなみに、この時に海水が多めにあったら、ザルを浮かせて下からエアーポンプで空気を送るとかなり効果的です。アサリも酸欠にならず元気に動きますし、水流で砂がどんどん下に落ちます。まあ、アサリでは普通はここまでする必要はありませんが、砂の抜けにくいバカガイなどにはかなり効果的な方法です。また、今回のようにアサリが重なるくらいたくさん捕れた時はエアーポンプを使うのが無難です。
なお、砂抜き時には必ず蓋をしましょう。アサリは暗いほうがよく活動するのと、海水を吹き出すので周りが水浸しになるのを防ぐためです。

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海水に浸けるとボチボチと呼吸管とベロを出してきます

6.砂抜きが終わったら、次は塩抜き。水から上げたばかりのアサリは、貝殻の中に海水を溜め込んでいるので、それを吐き出させる工程です。これをそのままにしておくと、調理する段階で変にしょっぱくなってしまいます。そのやり方は簡単で、水から上げて室温で1時間ほど放置するだけ。そうすると、勝手に水を吐きます。

7.塩抜きまで終わったら、真水でこすり洗いをします。こうすることで、貝殻の表面に付着している砂までしっかり落とすことができます。
なお、この段階で空っぽで閉じてるだけのアサリや砂が詰まったアサリ、弱ったアサリなどをしっかりと選別しておきましょう。砂の詰まったアサリが1つ紛れ込んでいるだけで、その料理はすべて台無しになってしまします。アサリの選別については別記事で詳しく書いています。

8.あとは、適当な容器やストックバッグなどに入れて冷凍します。冷凍する前に室温で6時間ほど放置したほうが旨味が増すという話がありますが、実際に比較してみたことがないのでよくわかりません。

さてさて、これでしばらくはアサリ三昧の日々です。


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◆採ったアサリの選別

◆バカガイの砂抜き
posted by 豆狸 at 23:34| Comment(0) | 釣り・漁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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