原木はちょうど昨秋に仕事先でもらってきたコナラがあったので、それを利用。椎茸用の原木は秋以降に伐木したもので、1〜2ヶ月ほどおいたものが含有水分的にちょうどよいとされているので、3ヶ月ほど経ってますが、まあ許容範囲かと。
ちょっと乾燥気味かも…
今回用意した菌はいわゆる「森菌」
と呼ばれるタイプの菌で、駒菌の直径が9・5mmのもの。ホームセンターなどで売っている一番メジャーなやつです。そのビットは前回購入したものを利用。普通のドリル用のものでも出来ますが、植菌用のビットは深さを決めるストッパーがついているので便利です。
100コマから800コマまでいろいろなサイズがあります
菌打ちは、原木にドリルで穴を空け、そこに種駒菌をつっこみ、トンカチでたたくだけの単純作業です。原木に空ける穴は、千鳥足の要領で空けていきます。ジグザグな感じです。横幅が5cm、立て幅が15cmくらいです。種菌をつっこむ際は、手をきれいに洗いましょう。椎茸菌はニコチンに弱いらしいので、特に喫煙者は念入りに。あとは、しっかり奥まで入るようにトントンたたくのみです。
木口は雑菌が入りやすいので、菌を打ち込んでガードします
こんな感じで駒菌を差し込むだけ
菌を打ち終えたら、「原木」が「ほだ木」という呼び名に変わります。
で、そのほだ木を日の当たらない林内などに重ねておき、その上にスギやヒノキの枝などをかぶせて放置します。最初はびっしょり水をかけておくのがよいと思います。スギやヒノキをかぶせるのは保湿の効果とともにスギやヒノキの葉の持つ殺菌作用が他の菌が寄ってくるのをさけてくれる意味合いもあるのだと思います。この作業を「仮伏せ」と言います。
今回はとりあえずこれにて終了。椎茸菌は1600コマ使いました。原木は40本くらいでしょうか。原木が10本ほど余ったので、追加で400コマほど近々またやる予定です。
椎茸ですか〜原木のは香りも美味しくていいですよね。
私、この冬は狭い花壇に春菊の種を撒いて摘んでは食べ摘んでは食べ、結構食料になりました。
春でほんとに山菜やらなにやら顔を出してますねー。
例年ならそれを目当てに野山をウロウロしているところなんですが、今年は猟期後の脱力状態が長引いているのに加え、家の改築やら来年の薪づくりやら家庭菜園の開墾(開拓に近い作業)に手間取り、全然そっちまで手が回っていません。
ぼちぼちブログも再開していこうと思っていますんで、またよろしくお願いします。