2017年04月21日

タラの芽

子どもたちを連れて、山へタラの芽を採りにいきました。林道沿いなんかのひょろっと生えたタラの木は競争率が高く、1つか2つしかない芽を摘むのもかわいそうなので、木に登れるくらい太くなったタラの巨木を目指します。

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子どもたちも頑張ってついてきます

毎年採ってる木が5本ほどありますが、今年も他の人には見つかっていないようで、1本あたり50個を越える数の芽が出ています。棒などを使って、枝を引き寄せ、手が届くところの芽を折り採ります。タラの芽は刃物を使わなくても先端部分で簡単に折れます。なお、タラの木に登る時は革手袋や軍手をしておくほうがいいです。巨木になってくるとだいぶトゲは無くなってきますが、それでも枝先などにはまだトゲがあるので、ちゃんと対策をしておかないと痛い目にあいます。

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1本のタラの木からたくさん芽が出ています

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幹の直径30センチくらい。タラにしてはかなりの巨木です

ちなみに、タラの木は芽の数が木の大きさにくらべて少ないので、一つの木からたくさん採り過ぎると枯れてしまいます。また、タラの巨木の場合は、来年以降のことを考えて、採りやすい高さの枝には多めに新芽を残しておく方がいいです。

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よく育ったものを採取

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家の裏で育成中のタラの幼木たち

タラの芽の食べ方はやはり天ぷらが定番ですが、めんどくさい時は、ベーコンなんかと一緒に炒めて食べるのもよくやります。また、コシアブラなんかと同じで湯がいてごま和えにするのもオススメです。ごま和えにする時は、半割りくらいにしてやると、火が通りやすいです。

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定番の天ぷら

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コシアブラと一緒にごま和え
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2017年03月30日

クレソン

3月の後半は、どんどんと食べられる山菜野草が出てきて忙しくなる時期ですが、クレソンはもっと寒いうちから採取できるので、使い勝手の良い野草です。

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こんな感じで群生しています

クレソンはオランダガラシという和名の帰化植物で、ちょっときれいめな川なら結構どこにでもあります。若葉はサラダでも食べれるし、どんな料理にも使え、辛味があってうまいです。セリなどと同様、水辺に生えるので4月くらいまでが旬で、それ以降はヒルが卵を産み付けたりするので採取はやめた方がいいとよく言われますが、加熱して食べるなら問題ないでしょう。

葉っぱが細長いものや丸っこいものなど、採取する川によって微妙に種類が違うものがあるように思いますが、元々のクレソン自体いろんな品種があるようなので、脱走した品種が元々違っていた可能性もあるのかもしれんません。

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例えば、このクレソンは葉っぱが丸っこくて、大きく成長してからも辛味が少なく、サラダに向いています。

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こちらは、葉が細長いタイプ。若い頃から結構しっかりした歯ごたえで、辛味も強いので炒め物やおひたしなんかの加熱調理が良いです。

ちなみに、クレソンは外来生物法で要注意外来生物に指定されています。使い勝手が良いからと言って、近所の小川に移植したりするのは絶対にNGです。

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5月になると、白い可愛い花を咲かせます。

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今回採取した1食分

で、今日はどうしたかというと…、

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クレソン焼きそば

カップ焼きそばに入れちゃいました。クレソンをぶつ切りにして詰め込んでからお湯を注いで、数分待ってソースとふりかけを混ぜて完成。なかなかうまかったです。



※当記事は2006年4月8日投稿の記事のリニューアルです。
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2016年11月27日

ムカゴの採り方

先日、家族で自然薯のムカゴ採りに行ってきました。我が家のあたりでは11月上旬くらいが採り頃でしょうか。11月上旬というと15日の終了解禁に向けて、山の下見の忙しい時期ですが、猟場の下見に行ったはずが、気づいたら林道沿いのムカゴ採りに夢中になってしまって日が暮れていたということもしばしばです(笑)

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いい天気だけど、傘をもって家族でお出かけ

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こんな感じのハート型の葉っぱが目印です

ムカゴは手が届くところなら、1つずつ採ればいいですが、自然薯はつる植物なのでけっこう高い木に絡みついている事が多いです。なので、定番のムカゴの採り方としてはムカゴがたくさん付いている辺りの下に傘を逆さまに広げておいて、ひたすら木をゆすります。木が太い時は長い棒でムカゴの辺りを叩きます。

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葉っぱが黄色くなってくると目立って見つけやすいです

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ムカゴ採りの定番スタイル

そうすると、傘の中にバラバラと音を立ててムカゴが落ちてくるので、それを葉っぱやゴミなどと仕分けしていきます。一緒に色んな虫も落ちてくるので、子どもたちはその度に大騒ぎ。
ちなみに、遅い時期や強い風がふいた日のあとに行くと、わざわざ揺すらなくても地面にたくさん落ちているのを拾えます。

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こんな大物を見つけるとなかなか興奮します

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よいポイントを見つけるとこれくらいはあっという間に採れます

採れたムカゴは炒って塩ふって食べてもいいし、ムカゴご飯にするのも良いです。素揚げにしてフライドムカゴもオススメです。たくさん採れた時はすり潰してムカゴコロッケを作ったこともありますが、それはちょっとめんどくさかったです。
あと、自然薯も掘ろうという人は、葉っぱが黄色い頃に目星をつけておくのが良いです。地上部が枯れてしまうとわからなくなってしまうので、茎の根元に印をつけておくという人もいます。

↓自然薯掘りは深いところまで掘らないといけないので、こういう道具を使うのが一般的です。




−関連記事−
◆ムカゴに関する過去記事1
◆ムカゴに関する過去記事2
◆ムカゴに関する過去記事3
posted by 豆狸 at 10:25| Comment(2) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月25日

マテバシイとスダジイの食べ比べ

近所でマテバシイとスダジイの実を拾ってきました。子どもたちの大好物で、そのまま炒って食べたり、椎の実ご飯や椎の実クッキーにしたりします。モチモチした食感でほんのり甘くて、食べ始めると手が止まりません。

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マテバシイのドングリを炒る

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スダジイの実

ドングリというと一般的にはアクが強く渋くて食べられないイメージですが、この2種はほとんどアクはなく、生でも食べられるくらいです。ツブラジイという小さい椎の実も食べられますが(スダジイよりも甘みが強いという人もいる)、なにぶん小さいのでついついスダジイの方を拾ってしまいます。
あと、イチイガシ、シリブカガシのドングリも食べられるそうですが、我が家のあたりでは見かけません。

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ツブラジイ(コジイ)のどんぐり

採ってきたドングリはまずは水に入れて選別します。水に浮かんでいるやつは虫食いかうまく育ってないやつなので、取り除きます。沈んでいても、ユラユラ揺れているようなやつはまずダメです。

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水に入れて選別

フライパンで空炒りして剥いて食べるのが普通ですが、銀杏などと同じように封筒に入れて電子レンジで温めるのでもよいです。ただ、銀杏よりは実が脆いので、全部が弾けるまで待っていたらボロボロになってしまうので、適度なところで取り出します。

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マテバシイとスダジイの食べ比べ

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軽く炒ると皮が剥けやすいです

よく「待てば椎くらい美味しくなるのに」などと言われて、スダジイの方がマテバシイよりおいしいと言われます。でも、マテバシイも炒って食べるとなかなか甘みがありますし、なにより一粒が大きいのが魅力です。


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どんぐりノート
作者:いわさゆうこ
出版:文化出版局
発売:1995/10

↑だいぶ前に子どもに買ってあげたドングリの本ですが、カラーイラストもきれいでなかなか好評でした。
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2016年10月31日

アキグミ

先日、とある海岸沿いの道を車で移動していると、たくさんのカラスが集まっている木がありました。遠目に見てもグミっぽい特徴的な葉色と赤い実が見えます。
「お、あれはアキグミ!」

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なかなか立派な木です

車を停めて見てみると、やっぱり赤い実をたわわに付けたアキグミでした。アキグミ自体はどこにでもある木ですが、けっこう実の付き方にばらつきがあります。あと、この木は実自体もかなり大粒でいい感じ。
「さすがカラスはよう知ってるなー」
と、ちょっとカラスにどいてもらって、たくさん実の付いた枝を何本か拝借。

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軽トラックで持ち帰り

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アキグミにしてはビッグサイズ

帰宅後にテレビを見ならがプチプチと実を外しました。その横で子どもたちはすごい勢いで食べていってました(笑)ちょうど完熟という感じで渋みもほとんどとんでいました。

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さてさて、ジャムにするか果実酒にするか
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2016年10月14日

アケビとムベの見分け方

先日、枯れた松の木を切ったところ、上の方に絡みついていたアケビが落ちてくるというラッキーなことがありました(笑)落ちてきたアケビは3枚葉のミツバアケビで、ちょうどいい感じに熟れていました。終日チェーンソー作業でヘトヘトだったのでその場で美味しくいただきました。

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松枯れで枯死した松を伐倒

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蔓ごと落ちてきたアケビ

うちの近所で見られるアケビは、5枚葉の普通のアケビとミツバアケビ、両者の交雑種だと言われているゴヨウアケビの3種があります。アケビの実はとても甘いのですが、種が多いので、その場で口に放り込んで甘みを吸ってから種をそこらにペッと吐き出すのが普通の食べ方です。上品に食べるなら牛乳に混ぜて種を濾して飲むアケビミルクというのもあるそうです。あと、皮は炒め物で食べたりしますが、まあはっきり言ってそんなに美味しいものではありません。

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おいしそうな食べ頃のアケビ

ちなみに、一風変わったアケビの仲間に「ムベ」というのがあります。他のアケビが落葉樹なのに対してこちらは常緑樹で、しかも熟れても実が開きません。生える場所も山地よりは海岸線などが多いように思います。どちらかというと南方系の植物で、個人的な感想ですが味もなんとなく南国フルーツのような風味があるような気がします。

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ムベの葉っぱはこんな感じです

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ムベとエビヅル


−関連記事−
◆アケビの皮の炒め物

◆アケビの新芽のおひたし
◆アケビ茶の作り方
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2016年10月13日

エビヅル

エビヅルを採りに行ってきました。
エビヅルというのは日本に自生する野生のブドウの一種で、他にはヤマブドウやサンカクヅルなどがあります。この2つが山にあるのに対し、エビヅルは平野部や海岸などにも自生しているのが特徴です。

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こんな感じでかわいい実をつけます

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大きさはこれくらい

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まだ青い実

間違えやすい植物にノブドウやアオツヅラフジがありますが、両方とも実には甘みも酸味もなく、全然ブドウの味がしないので、迷ったら一粒味見をしてみたら確実にわかります。

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これがアオツヅラフジの実

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たくさん採れました

ちなみに、山で果実を取ってきたら焼酎につけて果実酒にすることが多いですが、酒税法で「ブドウ類と穀物による果実酒」は禁止されているので、違法になります。ジャムかジュースに加工するのが無難ですね。
まあ、これくらいの量ならテーブルに置いておいたら子どもたちのおやつになって無くなってしまうことも多いですが(笑)

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青い実が結構あったので、もう1回位採りに行けるかな
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2016年07月16日

ヤブカンゾウの花のつぼみ

頼まれた河川敷の草刈りをしていると、ヤブカンゾウの花が目に付きました。春先の新芽はアクのない人気の野草ですが、実はこのつぼみも食べられます。

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ヤブカンゾウの花とつぼみ

ヤブカンゾウの花は昼間に1日咲いてすぐに萎んでしまいますが、毎日どんどんと次のつぼみが膨らんでいって連日花を咲かせます。なので、翌日に咲くくらいのよくふくらんだつぼみを採取します。

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もったいないのでざっと収穫

ちなみに、ヤブカンゾウとよく似た野草にノカンゾウがあります。新芽の頃は区別するのが難しいのですが、花が咲くと簡単です。ヤブカンゾウの花が写真のように八重咲きなのに対し、ノカンゾウの方は一重のいかにも「ユリ」という感じの花を咲かせます。あと、ヤブカンゾウのことをカンゾウと略す場合もありますが、カンゾウと言うと普通は漢方薬などで使われるマメ科の「甘草」を指すので、略さないほうがいいと思います。なお、ヤブカンゾウ、ノカンゾウはユリ科で漢字で書くと、薮萓草、野萓草となります。

あと、開花時期も見た目もだいぶ違うので大丈夫だとは思いますが、ヒガンバナ科のキツネノカミソリという毒草がオレンジ色の花を咲かせて、雰囲気はやや似ています。山菜・野草にはよく似た毒草があるものが結構あり、毎年誤食のニュースを耳にします。決して間違えないように注意が必要です。

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さて、収穫したつぼみですが、食べ方としては天ぷらにするか、蒸してポン酢やマヨネーズを付けて食べることが多いです。甘酢漬けも定番です。適度なヌメリがあるのにシャキシャキしていて、なかなかおもしろい食感です。オクラに似ているとよく言われます。
ただ、ヤブカンゾウは新芽もつぼみも食べ過ぎると下痢をするという人もいるそうなので、食べ過ぎは禁物です。というか、山菜・野草のたぐいは食べ過ぎるとよくないものも多いので、ほどほどにしておきましょう。

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蒸すとこんな感じになります

なお、このつぼみは蒸してから乾燥させて利用することもできます。中華料理では「金針菜」と呼ばれ、結構人気の食材です。鉄分などが豊富で栄養価も高いとか。ホントに一時期しか収穫できない食材なので、そうやって保存するのも良いですね。

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干し網で乾燥させる

−関連記事−
◆ヤブカンゾウの新芽
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2016年05月21日

ギョウジャニンニク

北海道の旭川から持ち帰り、我が家の庭に2株のギョウジャニンニクを移植したのが2005年(その時の記事はこちら)。あれから気づけば11年の月日が流れました。
ギョウジャニンニクが自生するのは関東以北の東日本なので、関西では厳しいかなーと思いつつ、なんとか我が家の庭に定着してくれて、年々数が増えてきています。ギョウジャニンニクは1年目は1枚葉、2〜3年で2枚葉、3〜5年でやっとが咲き、4〜5年目以降に3枚葉になると言われていて、成長にとても時間のかかる山菜です。確かに、それなりに収穫できるようになったのは、5年目以降くらいからでした。

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今や雑草のように生い茂っています

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収穫して水洗い

さて、今年もちょこちょこと料理には使っていましたが、ボチボチと成長も止まり茎も固くなってきそうだったので、まとめて収穫して醤油漬けにしました。
これまでは、ぶつ切りにしてそのまま醤油に漬け込むだけというやり方でやっていたのですが、最近冷蔵庫の奥から発掘された2年前のギョウジャニンニクの醤油漬けを食べていたら、どうも醤油っけがキツイなーと思ったので、今回はみりんを加えてみました。
具体的には、醤油6:みりん4くらいで、ひと煮立ちさせたものを数センチに切ったギョウジャニンニクを詰めた瓶に注いだだけです。今回はより食べやすくなるように、漬け汁は熱いまま瓶に注ぎました。

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洗って水気を切ったギョウジャニンニクを

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食べやすいサイズに刻んで

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瓶に詰めて

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漬け汁を注ぐ

通常は1週間ほど漬け込んでから食べますが、そもそも私は生のギョウジャニンニクに味噌を付けてボリボリ食べるのも大好きなので、漬け込んだ翌日から食べ始めてます(笑)

ちなみに、自生しているギョウジャニンニクを採取する場合、スズランやコバイケイソウ、イヌサフランなどの若芽と間違えやすいそうで、毎年誤食のニュースを目にしますので、北の方にお住まいで天然のギョウジャニンニクを採取できるという幸運な方々は、くれぐれもそういった不幸な事態に陥らないようにお気をつけ下さい。

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左は2年前に漬けたもので、右が今回のものです


−関連記事−
◆2005年移植後の記録
ギョウジャニンニク発芽(20060228) 芽が出て2週間(20060310) 生えて1ヶ月(20060328) 収穫(20060412) 開花(20060508)

◆ギョウジャニンニクその後(20090422)
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2016年05月16日

自生しているチャノキから緑茶づくり

我が家の裏山にはチャノキが自生しています。というか、古くから栽培されてきた樹木なので、いわゆる里山っぽいエリアの山林にはほとんど自生しているように思います。
毎年、これくらいの時期にその新芽を摘みとって新茶を楽しんでいます。まあ、山に勝手に生えている木から作るお茶なので、我が家的には野草茶の一種です。「茶摘みは八十八夜」と言われますが、このあたりでは今ぐらいが摘み頃です。

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裏山のチャノキ。茶畑のチャノキとはだいぶ印象が違います

ただ、チャノキは低木で、周りの木や藪が成長して日陰になると、新芽の出が極端に悪くなるので、お茶づくり用のチャノキの周りはたまに間伐したりしています。なので、半栽培と言ってもいいかもしれません。こうやって微妙に手を掛けていると、そのうち周りに実生のチャノキが生えてきて、収量も増えていきます。

ちなみに、チャノキは慣れてくるとそうそう他の木と間違えることはありませんが、林内にはよく似た感じの常緑照葉樹の低木が結構あります。よく見かけるのは、サカキやシキミ、ヒサカキなどの神仏に供えるのに使われる木々です。このなかでシキミは猛毒があることで有名なので、中途半端な知識で自生しているチャノキの新芽利用はおすすめしません。なお、一番確実な判別方法は花を確認することです。チャノキはツバキの仲間なので、冬の初め頃に白くて真ん中が黄色い可愛い花を咲かせます。

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これはヒサカキの新芽

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これがシキミの新芽。葉っぱも実も猛毒です

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これはサカキの新芽

あと、チャノキにはツバキの仲間を食害するチャドクガという毒性の強い毛虫が大量発生することがあります。新茶の時期に遭遇したことはありませんが、ちょうど今くらいの時期から街のツバキの木などで見かけることがあります。チャノキに近づく時は一応用心しておく必要があります。

さて、前置きが長くなりましたが、自生チャノキからの緑茶の作り方(適当)です。本格的な製法は色々複雑な工程がありますが、ここで紹介するのは簡易版です。

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今回の収穫

1.新芽をポキっと折れるところから摘み取ります。

2.軽く洗ってから、蒸し器で蒸します。だいたい1分以内くらいで、全体が蒸しあがるように菜箸などで混ぜながらやります。

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蒸しあがった茶葉

3.ゴザなどに広げてあら熱を取り、その後揉み込みます。この際に、茎が長いとお茶をいれる時に扱いづらいので、まとめて1センチくらいに刻んでおきます。

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揉み込むとこんな感じになります

4.揉んでいると水分が出てくるので、中華鍋で軽く加熱しながら水分を飛ばします。この時もよく混ぜながらやらないと、乾燥に偏りが出ます。

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加熱して水分を飛ばす

5.再度揉んでから、ゴザに広げて乾燥させます。ある程度乾燥したら、フタ付きのザルや干し網などに移さないと風で飛んでしまうので注意が必要です。

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ゴザに広げて乾燥

6.これで完成です。

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天気が良かったので、一日ですっかり乾燥しました

去年は加熱しないで発酵させて紅茶を作ったのですが、それもなかなか好評でした。紅茶はもうちょっと成長した葉っぱでもできるので、気が向いたらまたやるかもしれません。


−関連記事−
◆緑茶に関する過去記事1(20070502)
◆緑茶に関する過去記事2(20080528)
posted by 豆狸 at 00:36| Comment(0) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

アケビ茶の作り方

先日、定番のアケビ茶を作りました。
アケビの新芽は山間部では“木の芽”と呼ばれる春の山菜として利用され、よくおひたしにして食べられますが、つるがだいぶ伸びてきたら、今度はお茶用に採取します(街で木の芽というと山椒の新芽のことが多いです)。アケビの実の皮を乾燥させて煮出すアケビ茶もありますが、我が家のものはもっぱら春先のやや成長した新芽を用います。
アケビには、ただのアケビ、ミツバアケビ、その交雑種とされるゴヨウアケビなど種類がありますが、どれを使っても良いです。ただ、海岸沿いなどでよく見かけるムベではやったことはまだありません。

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山際のフェンス等に絡んでいるものが採取しやすいです

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いくらでも収穫できます

アケビのつるは、林道や峠道のフェンスなどに絡んでいるものが採取しやすいですが、車の交通量の多いところのものは排気ガスで汚れていると思うので、採る場所にも注意が必要です。採り方としては今年生えた緑色のつるを根本からポキっと折り取ります。手で簡単に取れます。
採ったつるは洗ってからハサミなどで細かく切って、大きめの中華鍋などで混ぜながらしなっとするまで火にかけます。アケビ自体から出る蒸気で軽く蒸されるような感じです(めんどくさくなければ、蒸し器を使うのがよいです)。

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1〜2センチくらいに刻んで

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火にかけながら、手で混ぜます



↑蒸したつるは、こんな感じの干しざるや干し網などに広げて乾燥させます。天気がいいと数日でパリパリに乾きます。野草茶や干物を作る時は数日後くらいまでの天気が晴れの時を狙ってやると失敗が少ないです。


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ゴザに広げて乾燥

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午後から急に雨になったので、薪ストーブの上に吊ってさらに乾燥

完成したら乾燥剤とともに瓶などに保存しましょう。実際に飲む時は軽く炒ってから使用すると香ばしくて甘い味になります。大量に炒って保存しておくと、香りが飛んでしまうので、1週間分くらいずつ炒るのが良いです。煎っているとあまーい良い香りとともにパチパチという音が聞こえてきます。いい色になったなと思ったら火を止めて冷ましたら出来上がりです。野草茶の中では我が家ではかなり人気で、単品でも十分美味しいですが、他の野草茶とブレンドするのもまたよいです。

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良い感じに乾きました


−関連記事−
◆アケビの新芽のおひたし

◆アケビの実の炒めもの

◆アケビ茶に関する過去記事1
◆アケビ茶に関する過去記事2
◆アケビ茶に関する過去記事3


※当記事は2012年5月15日投稿の記事のリニューアルです。
posted by 豆狸 at 05:35| Comment(6) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月02日

イタドリ

イタドリのシーズンもボチボチ終わりです。私の祖母の故郷である高知では大人気の山菜でスーパーで売られていたり、みんなめいっぱい採って塩漬け保存するくらいだそうですが、関西ではせいぜい子どもたちがポキっと折って皮剥いて齧って、「すっぱ〜っ!」と言っている程度の雑草扱いです。

しかし、新芽は食用になるし、葉っぱは野草茶や代用タバコにもなるし、茎に巣食うイタドリ虫は渓流釣りの一級の生き餌になるし、秋の花はミツバチ達の貴重な蜜源、といいとこずくめなのがこのイタドリです。

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晩ごはん分収穫

食べるためのイタドリは、葉っぱがあんまり開いていないものを採ります。育ち過ぎのものは筋っぽくなってきます。サイズが大きくても葉っぱが開いていなければ下の方まで柔らかいので、根元のほうでポキっと折り採ります。ちなみに、イタドリはかなり大きくなる多年生の野草で、昨秋に枯れた地上部が春にもまだ残っています。なので、それを目印に探せば簡単に見つかります。

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皮を剥きます

採ってきたイタドリは皮を剥きます。写真のように簡単に剥けるものとすぐにちぎれて剥けにくいものがあります。その違いがある理由はよくわかりませんが、剥きにくいものはピーラーを使って剥けばよいです。

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皮を剥き終わった綺麗な緑色のイタドリ

皮を剥き終わったら、3〜4センチくらいに切って、塩をひとつまみ入れた熱湯に投入します。そして、いろがちょっと黄色っぽくなってきたくらいでザルにとって水にさらします。その後、しばらく水につけておきますが、あまり長時間浸けておくとイタドリの持ち味の酸味が抜けきってしまうので、普段は1時間程度でやめています。ちなみに、この工程はアク抜きというよりは、イタドリの酸味のひとつであるシュウ酸を抜くためです。粗塩で板ずりしてもシュウ酸は抜けるそうです。

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これくらいの色になったらお湯から上げます

イタドリの調理法としては、炒め煮にすることが多いです。イタドリだけで炒めたり、肉や油揚げと合わせたりします。味付けは、醤油と味醂、砂糖、日本酒で、イタドリの酸味と合わさって甘酢煮のような味になっておいしいです。あとは、イタドリのきんぴらも有名です。

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今回はイノシシのバラ肉と一緒に

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定番の炒め煮にしていただきました


−関連記事−
◆イタドリの塩漬け保存

◆蜜源植物イタドリ

◆イタドリに関する過去記事
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2016年04月26日

タケノコ

春の山菜(?)の代表格がタケノコです。“雨後のタケノコ”の言葉通り、先日の雨でどんどん出ていました。当然のことですが、竹林には所有者がいて、タケノコ販売を商売にされている方もいるので、そんな竹林で無断に採ってはいけません。ちゃんんと持ち主が了承している場所で採ります。
タケノコ掘りの達人は地面の盛り上がりや割れ目などでそれを見つけ、朝暗いうちに採ります。これがいわゆる“朝堀りタケノコ”で、エグみの少ないよいタケノコが採れます。でも、私は素人なので、頭が数p出ているものを探します。
ちなみに、自然界のタケノコ掘り名人であるイノシシは、タケノコがずっと地中にある冬の12月頃からタケノコ掘りを始めています。

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ちょっと出過ぎかな

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これは論外(笑)

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手頃なサイズのタケノコ4本

タケノコは山菜掘り用のナイフとクワで採ります。タケノコ掘りで使うクワは普通のクワよりは細身で長くなっています。これは、硬い地面を側面からタケノコの根本まで貫通させるためです。


たけのこ掘り鍬(大)

私が使っているのクワは、上記の写真のようなタイプですが、お仕事でされている方の中には下の写真のような本格的なクワを使っている方もいます。


讃岐型竹の子掘り鍬

タケノコは普通にスコップなどで掘るのはなかなか難しく、また周りを掘ったところで普通のナイフではなかなか掘り起こせません。
私はタケノコを見つけたらその片面を山菜掘りナイフで掘ります。クワで掘ってもかまいません。で、タケノコの側面の皮の部分の下の根っこが生える赤いぶつぶつがある部分が見えたら、クワの先をやや斜めにそこに当て、鍬を竹の子を切断するように蹴りこみます。
で、奥まで入ったら、それをテコの原理で動かしてタケノコの根本を切断します。ちゃんと切れたら、タケノコの頭を引っ張ると引っこ抜けます。

採ったタケノコは放置するとエグみが増すので、なるべく早めにアク抜きをする必要があります。
その方法は以下の通り。

1.上のほう5分の1くらいを斜めにカットし(皮の部分)、中心の空洞部分に届くくらいに縦に切れ目をいれます。こうしたほうがお湯が中まで入るので、アクが抜けやすくなります。

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こんな感じでカットします

2.それを、米ぬかを一握りとタカノツメを数本入れた熱湯で2時間ほどゆでます。ゆで終わったら、そのまま一晩放置します。

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米ヌカとタカノツメ

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薪でやるとガス代が節約できます

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茹でてる合間にワラビ採り

3.最後にそれの皮をむいてよく洗ったらアク抜きは完了です。

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きれいにヌカを洗い落とします

アク抜きを終えたタケノコは、ボールや鍋などに冷水を入れたものに浸けて保存します。冷蔵庫の中に入れて、1日1回は水を変えるようにします。ただ、かさばるので、クーラーボックスに水と氷を入れて、そこに浸けておくという方法もあります。

タケノコの季節は、自分で掘るだけでなく、いろんな方からいただいたりもするのでなかなか忙しいです。食べ方も、木の芽和えや若竹煮、天ぷらに筍ご飯、八宝菜や焼きタケノコなど、色んなバリエーションがあって楽しめます。


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◆竹皮の利用(マダケ)


※当記事は2006年4月18日投稿の記事のリニューアルです。
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タケノコの瓶詰め保存

山菜のたぐいは大概、旬の時期が短くあっという間に終わってしまいます。それ故に乾燥させたり塩蔵したりと色々保存法があるのですが、タケノコは特に1個あたりが大きいので、たくさん採れたらホントに食べきれないので、傷まないうちに保存する必要があります。

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アク抜きの終わったおいしそうなタケノコ

そのタケノコの代表的な保存法が瓶詰めです。以下、タケノコの瓶詰めのやり方です。

1.しっかりとアク抜きしたタケノコを使いやすいサイズにカットします。タケノコの隙間にヌカなどが詰まっていると臭くなるので、カットしてからもう一度しっかりと水洗いします。

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使いやすいサイズにカット

2.カットしたタケノコをガラス瓶に詰め、水をなみなみまで注ぎます。それを水をたっぷり入れた大きな鍋に入れて、火をつけ、煮沸殺菌します。この時は必ず冷水から入れること。沸騰したお湯にいきなり瓶を入れるとガラスが割れてしまいます。あと、この時に横に蓋も沈めておくと蓋も殺菌できてよいです。蓋の溝やラバー部分に雑菌が付着しやすいので。

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大きな鍋に入れて煮沸殺菌

3.沸騰してから20〜30分経ったら、蓋をして再度煮沸します。この時に、瓶を逆さにしたり、横向きにしたりして、蓋の部分がお湯に浸かるようにすると良いです。

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蓋をして再び煮沸

4.あとはお湯から取り出して、逆さまにして冷ましたら完了です。逆さまにするのは蓋と瓶の隙間にも熱湯がいくようにするためですので、煮沸段階で蓋部分の煮沸殺菌が済んでいれば敢えてやる必要はありません。
こうして保存した瓶詰めタケノコは、缶詰のようなものなので、常温で長期間保存可能です。

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鍋から出して、冷ましたら完成

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短期間の保存なら、濃い味付のメンマ風佃煮もオススメです
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2016年04月25日

コシアブラのごま和え

我が家のあたりでは、ぼちぼちコシアブラのシーズンは終わりです。コシアブラは木によって新芽の出るタイミングが同じ山でも結構ズレるのですが、その最後の木の新芽ももうこんなにのびていました。

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今シーズン最後のコシアブラ収穫

これくらい育ったものは天ぷらでギリギリ、おひたし系はちょっと繊維が気になり出すくらいですが、天ぷらには飽きたので、ごま和えにしました。まあ、細かく刻めばなんとかなるレベルです。

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天ぷらの時はそのままでいいですが、茹でて食べる時はハカマを取ります

コシアブラのごま和えの作り方は単純です。塩をひとつまみ入れた熱湯に放り込んでサッと茹でる。茹で過ぎるとクタクタになります。それを水に軽くさらしてからよく絞ります。

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はかまを採ったやや育ち過ぎのコシアブラ

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サッと茹でたあと、水にさらす

水気をよく切ったら、それを細かく刻みます。もっと若い新芽の場合は刻まなくても食べられます。
あとは、すりごまと醤油を適量混ぜれば完成です。だし醤油でやるのもよいです。
普通におかずにするのもよいですし、炊きたての御飯に混ぜ込んで、ウコギ飯風にして食べるのもおすすめです。

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細かく刻んで、

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すりゴマと醤油を混ぜ込めば完成
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2016年04月18日

コシアブラ

今朝、庭の掃き掃除をしていて、ふと思い出して2年前に芽を出した実生のコシアブラの幼木をチェックするといい感じに若葉が芽吹いていました。この幼木は我が家と裏山の境目の斜面に生えているので、かろうじてシカに気づかれずに生き延びています。最近の山の中では、なんでも食べるようになったシカに必ず齧られるので、コシアブラの幼木が育っているのはほとんど目にしません。

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コシアブラの幼木。新芽はわずか一つだけ

そして、この幼木が芽吹いているということは、他のコシアブラの木も食べ頃の新芽がたくさん出ているということ。いつも収穫しているコシアブラの木はいくつかありますが、今回は、昨秋に猟場を歩いている時にコシアブラの落ち葉を見つけたエリアに行ってみることに。現地について空を見上げると、美味しそうに若葉を広げ、特徴的な赤い柄の付いたコシアブラの新芽があちこちにあるのが目に入りました。

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特徴のある葉っぱです

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よく茂った葉っぱが見えるとうれしくなります

同じウコギ科の山菜であるタカノツメの記事にも書きましたが、コシアブラの木も探すには新芽の時期よりも、落葉の時期にチェックしておくのがおすすめです。白っぽい黄色の落ち葉は秋の森ではとても目立ちます。ただ、その時期は猟のシーズンでもあるので、その点は頭に入れておく必要があります。

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晩ごはんの天ぷら用に採取

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若葉がこれくらい出ているのが食べごたえがあります

コシアブラの食べ方はやっぱり天ぷら。タカノツメよりも大きいので食べごたえがあり、ほろ苦さもやや少なめで旨味があり、万人受けする味だと思います。ただ、その分最近はタラの芽よりも人気がある地域もあるそうで、乱獲が一部で問題にもなっています。強引に枝を引っ張って枝自体を折ってしまったり、ノコギリで木を切って新芽を採取する人までいるそうです。また、コシアブラは新芽の数自体が木の大きさに対して少なめで、採りすぎると結構簡単に木自体が枯れてしまいます。
他の山菜も同様ですが、節度ある採集が求められています。

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定番のコシアブラの天ぷら

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掘ってきたタケノコと原木シイタケも一緒に


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◆コシアブラのごま和え
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2016年04月17日

タカノツメ

裏山で何度かタカノツメの新芽を収穫しました。タカノツメは、山菜好きの間で人気のあるタラの芽やコシアブラなどと同じウコギ科の植物で、この2つとよく似たほろ苦い春らしい風味を味わえる山菜ですが、そこまでメジャーじゃないので競争相手も少なく採り放題です。

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ちょうど採り頃のタカノツメの新芽

タカノツメはコシアブラの木と同じく枝がとても柔らかいので、ちょっと木に登ったり、棒などで引っ掛けたりして枝を手が届くところまで曲げて採る事が多いです。あまり強引にやると折れてしまうので、そのへんは注意が必要です。また、その枝から出ている新芽をみんな採ってしまうと木へのダメージが大きいので、大きめの芽をいくつか摘む感じで採取します。

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綺麗な緑色の新芽です

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定番の天ぷら

タカノツメという名前は、新芽がまだ開いていない時の感じが猛禽類のタカの爪によく似ているところから来ているそうです。タカノツメというと唐辛子のタカノツメを思い浮かべるひとが多いと思いますが、全く別物です。タカノツメの木は新芽の時期にも慣れたら簡単に見つけられるようになりますが、一番発見しやすいのは落葉の時期です。白っぽい黄色の3枚葉の落ち葉があったら、それはまずタカノツメで間違いありません。同様にそんな感じの5枚葉の落ち葉があればそれはコシアブラです。この2つの落ち葉は秋の雑木林では結構目立つので、その時期にチェックしておけば、春の山でずっと上を見上げて首が痛くなるということもありません。

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この感じがタカの爪によく似ているとか

ちなみに、タカノツメは若芽が出た後に緑色の目立たない花を咲かせますが、ミツバチなどがたくさん集まる春の里山の重要な蜜源植物です。蜜源植物としてのタカノツメに関する記事はこちらです。

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開いていないものも食べます

食べ方としては、やっぱり天ぷらが一般的です。芽が開いていないものは大きさも小さく食べごたえはありませんが、春の苦味が詰まっていておいしいです。ただ、やっぱり天ぷらにして見た目も綺麗なのは若葉がある程度のびた芽です。天ぷら以外では、お浸しなんかにしても意外といけます。

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開いていない芽も揚げると開きます

こういった木の新芽というのはホントに収穫できる期間が限られているので、油断するとあっという間に時期が終わってしまいます。でも、その分、森のなかで空を見上げた時に食べごろの新芽がたくさん見えた時はなんとも嬉しい気分になります。

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一緒に食べたイノシシの肩ロース肉


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◆タカノツメに関する過去記事
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2016年04月13日

ニリンソウ

庭でどんどん増殖しているニリンソウが開花期を迎えたので、一掴みだけ収穫しました。ニリンソウは葉っぱの形が猛毒のトリカブトとよく似ていて、混生していることもあるので、開花期に採取するのが良いとされています。今回は、庭に生えているものを収穫したので、トリカブトと間違える心配はありませんが。

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群生と言ってもいいくらい庭で繁茂するニリンソウ

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晩御飯用に一掴み収穫

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こちらは猛毒のトリカブト

我が家の庭で繁茂するニリンソウの元株は、フェンスで囲まれた土地の群生地から移植したもの。シカが入らず良いポイントでしたが、数年前に造成されて宅地になってしまいました。
最近このあたりではニリンソウはなかなか見られません。ちょい毒ありなので、シカも好んでは食べないのですが、林床に他に良い草がないと食べるようです。まあ、近頃は猛毒のトリカブトまでかじるんだから、シカの食べられるものの範囲の広さはなかなかすごいです。

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3月頃に芽吹きます。最初は葉っぱは赤っぽい感じ

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葉っぱの真ん中からつぼみが出ます

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二輪の花が咲くのがその名の由来

今回収穫したニリンソウはごま和えにしました。ニリンソウは微量の有毒成分を含むので、湯がいてからしっかり水にさらし、その後調理するのがポイント。
ベーコンなんかと一緒に炒めものにする時も、いったん湯がいて水にさらしたものを使うのが無難です。開花期のしっかりした葉なら5分くらい湯がいてもシャキシャキ感は十分残ります。

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しっかりと水にさらして

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水気を切ってから程よいサイズにカットして

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すりごまと醤油で、ニリンソウのごま和えの出来上がり
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2016年04月12日

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウの採取時期が終盤です。だいぶ固くなってきているので葉っぱまで全部食べられるのは今の時期くらいまでで、このあとは食べるなら茎の白っぽい部分だけとなります。

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ちょっと育ち過ぎですが

葉っぱまで柔らかくおいしく食べられるのは、このあたりだと3月中旬から4月初旬くらいまでです。ただ、小さいものはたくさん摘まないと量が採れないのに対し、終盤のものは大きいので10本くらい採ってくれば手っ取り早く晩ごはんのおかずになるので、それもまた良しです。

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柔らかくておいしいのはこのサイズ

ヤブカンゾウの増殖力はすごいので、河川敷や草地などに群生しています。見た目は平べったく葉が生えるのが特徴的なので間違えることはないと思います。
生え際からナイフなどで刈り取ります。いくらでも増えるので群生地では遠慮する必要はないです。シカが増えている地域では食害で全滅したという話も聞きますが、この採取ポイントにもそこそこシカが来ていますが、現在のところは軽くかじられている程度です。印象としては、シカにとっては好みの草ではないけれど、食べ物が他になかったら食べる、というくらいのようです。

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こんな風に群生しています

ヤブカンゾウの食べ方としては、さっと塩をひとつまみ入れて湯がいてから醤油とマヨネーズで和えるのが定番です。鰹節をかけてもよいですし、ツナを加えるのも良いです。湯がいた後は水に浸けてさましますが、アクはないので水にさらす必要はないです。普通にゴマ和えなどで食べるのもありです。
きれいな緑と独特の食感がおもしろいですが、歯に当たるキュッキュッという食感が苦手な人は、細かい目に刻むと良いと思います。成長しすぎたこの時期の葉っぱも細かく切るのがよいでしょう。

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さっと湯がいてよく水を切って

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刻みます

夏に咲くオレンジ色の花は酒に漬けたり、干して保存して「金針菜」という中華料理の食材にもなります。その花は天ぷらにして食べてもおいしいです。

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今回は子どもたちも喜んで食べるツナ和えに


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2016年04月08日

ノビルの味噌漬け

4月に入り、だいぶ暖かくなったので、ノビルを採りに行きました。3月に採った時よりも鱗茎がしっかりと太ってきていました。

前回のものは甘酢漬けにしたので、今回は味噌漬けにします。

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分けつを始めているものもあります

甘酢漬けにするときは、かるく塩もみをしますが、味噌漬けの場合は味噌に塩分もあるのでその必要はありません。よく洗って、適当なサイズに切って、適量の味噌に漬け込むだけです。

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利用するのは鱗茎の部分と

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茎の白っぽい部分

青い部分も別に一緒に味噌漬けにして食べられないことはないですが、アサツキなどと比べるとノビルの青葉は青臭い風味がきついので、白い部分だけにしておいたほうが上品に仕上がります。

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食べやすいサイズにカットしてストックバッグに

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味噌を入れて揉み込んだら完成

味噌漬けの場合、ちょっと揉み込んだほうが均等に漬かるので、瓶に入れるよりはストックバッグなどのほうが便利です。漬け込み期間ですが、そもそもノビルは鱗茎に味噌をつけてそのままボリボリ食べるようなものなので、一晩置いたらもう十分食べられます。あとは好みの問題ですね。
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2016年04月05日

ツクシの佃煮

ツクシを採ってきました。今春はこれで3回目。「土筆」の名前の通り、筆のような感じで今日も草むらをゆらゆら揺れてました。
1回目は卵とじ、2回目は天ぷら、と定番の食べ方をしましたが、今回はツクシのシーズンももうすぐ終わりということで、保存食であるツクシの佃煮を作りました。ツクシの佃煮はほろ苦いので酒のアテにもいいですし、シャキシャキした歯ごたえがラーメンとかに入れてもよくあいます。

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今回もたくさん採れました

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前回作ったツクシの天ぷら

以下、ツクシの佃煮の作り方です。

1.ツクシは適当に大きいやつを根元から摘み取ります。頭の部分はひらいててもかまいません。あそこから胞子をとばして、それが終わったら今度はスギナが生えてきます。スギナはスギナでお茶とかに出来ます。

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普通はこのようにハカマを取ります

2.摘んだツクシの処理は通常はハカマを取り除きます。ツクシの節ごとにあるギザギザのやつで、食べられないことはないですが、食感が悪いです。佃煮にする場合は、どうせ短く切るので、ハカマの部分だけをハサミでカットするという方法もあります。ハカマ取りの作業は指が真っ黒になり意外と手間のかかる作業ですが、ハサミを使うやり方だと手はほとんど汚れません。

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佃煮の場合は、このようにハサミでカットしても構いません

3.はかまを取り終わったら、よく洗ったあと、塩を一つまみ入れて数分湯がいてアク抜きをします。アクや胞子の色でお湯が黄緑色になります。

4.その後、数時間から一晩ていど水にさらします。この時間は、どれくらいツクシの苦味を残すか、なので好みで調節してください。

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湯がくとみずみずしくて美味しそうですが、それだけでは結構苦いです

5.軽く洗って水を切ったら、それをごま油などで軽く炒めて水気を飛ばします。最後は、みりん、料理酒、醤油、砂糖を適量加えて、落し蓋をしてコトコト煮詰めたら完成です。

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煮詰めすぎないように注意しましょう

以前は、「ツクシの佃煮なんだから長いままじゃないとダメだ」なんて言って、食べにくいのに長いままの佃煮をよく作っていましたが、最近は歳をとってきたのか、もっぱら食べやすい短いバージョンばかり作っています(笑)

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おいしく出来上がりました


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※当記事は2006年4月1日投稿の記事のリニューアルです。
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2016年03月31日

アサツキ

10年ほど前にとある山からアサツキを一株だけ庭に移植しました。それがいまでは庭のいたるところで繁茂しています。あぜ道なんかに生えているアサツキは栽培品が脱走したやつなのか元々自生していた野草なのか区別がつかないことが多いですが、このアサツキは山際に生えていたものなので野草なのだと思っています。

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ちなみに、元々自生していた山のアサツキ群生地は増加したシカにより壊滅しました

冬は地上部は枯れていますが、春先からぐんぐんと育ってきます。よくノビルと混同されますが、慣れてくると違いが分かるようになってきます。個体差がありますが、地上部はアサツキの方がピンと立っているのに対して、ノビルのほうがゴチャッとした感じです。また、ノビルがわかりやすい感じで一株になっているのに対し、アサツキは雑然と群生している印象です。で、引っこ抜くと根っこがアサツキのほうが細かく、ノビルは太い。また、鱗茎もノビルが丸く膨らんでいるのに対して、アサツキはシュッとしています。あと、アサツキの鱗茎は、時期にもよりますが茶色い皮が付いています。花の時期にも区別ができます。

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引っこ抜くとこんな感じです

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水場できれいにお掃除

10年間、植え替えや施肥なんか一切していないので、栽培品のアサツキなどと比べるとずいぶん小さいです。食べ方としては定番は酢味噌和えです。さっと湯がいて刻んでから酢味噌と和えるだけです。酢味噌は味噌、お酢、みりんを同量ずつくらい適当に混ぜ合わせて、好みで砂糖を足します。

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茹でるときれいな色になります

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アサツキの酢味噌和えの出来上がり


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2016年03月19日

ヨモギ

春は山菜・野草の季節です。野山のいたるところでどんどん芽吹いてきて目が離せません。そして、山菜のお手軽な食べ方として天ぷらがあります。小さい山菜でも衣でかさ増しされ、さらに油が付加されるのでお腹もしっかりふくれます。
ただ、風味の弱い山菜だと、「確かにおいしいけど、これってどんな山菜でもおんなじような味なんじゃ・・・」となることもしばしばです。そんな時にヨモギのような独特の風味のある野草は重宝します。

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晩御飯用にヨモギを収穫

ヨモギは通常は新芽の部分を収穫しますが、春先は柔らかいので根本から茎ごと収穫できます。

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まるごと天ぷらにすると、出来上がりもきれいです

ヨモギは天ぷら以外にも様々な利用法があります。ヨモギ団子やヨモギ餅にするのもよいですし、乾燥させてヨモギ茶にすることもできます。沖縄などでは、汁の実にしたり炊き込みご飯に入れたりもします(フーチバーと呼ばれる沖縄のヨモギは、本州で生えるものよりも苦味が少ないそうですが)。

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湯がいて、刻んで、すり鉢で潰して・・・

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ヨモギ団子の出来上がり

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あんこを中に入れるのがめんどくさかったので、上から掛けました(笑)

さらにヨモギは食べるだけでなく、乾燥させて保存しておけば入浴剤にも使えます。鍼灸で使うモグサもヨモギから作りますね。
ヨモギ茶や入浴剤として使ったあとの出がらしは、鶏小屋に放り込んでおけば、綺麗さっぱりニワトリたちが食べてくれます。
なにかと使い勝手の良いヨモギは野草の中でも独特の存在感があります。

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冬に獲ったワカサギと春にどんどん発生している原木シイタケも一緒に天ぷら

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ワカサギは子持ちでした


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◆ヨモギ茶
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2016年03月15日

ノビルの甘酢漬け

春なのでノビルを収穫しました。鱗茎が太ってくるのが3〜5月くらいなので、これくらいの時期からがシーズンです。どこにでも生えている野草ですが、生えている場所を見つけたらだいたい群生しています。

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ノビルの群生地

ノビルというと味噌漬けが有名ですが、甘酢漬けもおすすめです。らっきょうの甘酢漬けのような感じになり、カレーにもよく合います。

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水道でざっと洗って大きな鱗茎を選別します。現地で時間がある時は、その場で大きい鱗茎のものだけ抜き取り、あとは埋め戻しておくのが良いです。

以下、レシピです。

1.ノビルはビニール袋に入れて塩でもんで数時間放置。これで薄皮もとれるし、一石二鳥です。塩をふって一晩おいておいてもいいです。

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きれいに処理した鱗茎。白い茎の部分もある程度残します

2.それを水洗いし、水気をしっかり拭き取ります。で、甘酢に漬けたら仕込み終了。冷蔵庫に保存しましょう。1週間くらいでおいしく食べられるようになります。
甘酢の割合は今回は水2:お酢2:砂糖1と塩一つまみとしました。この割合は好みですが、水をいれるので必ずひと煮立ちさせましょう。

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こんな感じで瓶詰めして完成。これで一株分です。

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この水道のそばでいつも処理をするので、こぼれた鱗茎からノビルがあちこちで生えています


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2016年03月11日

フキ味噌

今春は、山菜全般が早いですが、フキノトウももう開花し、だんだん薹が立って来ました。これくらいになってくると、天ぷらにするとちょっとボソボソするので、ベーコンなんかと一緒に炒めものにするか、フキ味噌にするのがおすすめです。

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花が咲いたフキノトウ

今回は、10個ほど収穫してフキ味噌にしました。一般的にフキ味噌と呼ばれますが、正確にはフキノトウ味噌です。
以下、そのレシピ。

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フキノトウ収穫

1.まずは採ってきたフキノトウを洗って、汚れてる葉っぱなどを取り除きます。
まだ開いていないものはアクが抜けにくいので、半分に割ります。それを軽く塩ゆでしてアク抜きし、茹で汁を捨ててから冷水にさらします。
これはかなりしっかりアク抜きをする場合で、熱湯を使わず、採ってきたものを一晩冷水に漬けといてもいいです。さらにフキノトウの苦味がしっかり味わえるフキ味噌にするなら、このアク抜きの工程は飛ばしても良いです。

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アク抜きをすると、水が茶色くなります

2.次にその水を切り、細かく刻んで、炒めます。使う油は好みです。サラダ油、ごま油、バター、猪脂、なんでもいいです。動物性の油を使ったほうが、肉味噌っぽい風味が出るので、今回はバターを使いました。
で、しんなりしてきたらそこに料理酒、みりんを投入し、砂糖、味噌を好みの割合で溶かし入れます。分量は適当です。

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これくらいにすると苦味はだいぶ抜けます

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刻むのは適当に

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調味料を投入

3.で、水気がとんだらできあがり。熱いうちに瓶やタッパーに移して保存します。冷蔵庫に入れて数週間は大丈夫です。フキ味噌は基本的には白いご飯と一緒に食べるものですが、焼いた肉と一緒に食べたり、トーストに塗って食べるという人もいるそうです。
今回のレシピだと子どもでも食べられる苦みの少ないフキ味噌になります。

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これでほぼ完成

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白いご飯と一緒に食べましょう


※当記事は2006年2月28日投稿の記事のリニューアルです。
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2016年01月30日

フキノトウ

例年、フキノトウは2月に入ってから採っている印象がありますが、今年は暖冬のせいか、1月上旬に既にチラホラ目に付きました。七十二候の款冬華(フキノトウがつぼみを出す)は1月20日頃なので、やはりちょっと早いのでしょうか。

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お正月に撮影

フキノトウの食べ方としてはやはり何と言っても天ぷらがよいでしょう。あの独特の香りと苦味が春の訪れを感じさせてくれます。そんなに頻繁に食べるものではないですが、この時期に1回は味わっておきたいもののひとつです。

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というわけで、ちょこっと採ってきました

ちなみに、天ぷらにするなら開く前がベストです。開いてしまうとどうしても蕾の部分がぱさついてきます。

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こんな感じで開いてきて…

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これぐらい開くともう花も開いてきています

開いてしまったフキノトウはフキ味噌にして食べるのがおすすめです。
さて、採ってきたフキノトウは周りの汚れているガクっぽい部分を剥ぎ取ります。

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きれいな緑色が出てきます

そして、残ったきれいなガク部分を手で開きます。天ぷらはそのまま揚げても良いですが、こうやって開いて揚げたほうが、パリッと揚がるし、見た目もかわいらしいです。

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こんな感じに開きます

あとは衣をつけて揚げるだけ。天ぷらと行っても卵などは必要なく、小麦粉を水で溶いたものを付けるだけです。この時期は他に野草では、セリやヨモギなんかも手に入るので一緒に採ってきて食べてもよいですね。

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ふきのとうだけだと寂しいので、シカのヒレ肉も一緒に天ぷらに

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贅沢な晩ごはんとなりました


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◆フキ味噌レシピ
◆フキ味噌に関する過去記事
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2014年10月21日

ヤマナシ酒

友人からヤマナシをたくさんもらったので、ホワイトリカーにつけてヤマナシ酒にしました。
ヤマナシは現在の梨の原種だと言われていますが、人里周辺にしか自生していないことから古い時代に中国から持ち込まれたのではないかと言われています。たしかに私が知っているヤマナシの木も廃村になった集落の山手側に生えていました。

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結構立派なサイズも

ヤマナシはそのままだと渋くて食べられないと言われていますが、味覚が鈍感な私は結構おいしいと思います。今回は特に美味しかったので、「これはひょっとして品種改良したナシと交雑して美味しくなってるのかも?」と同居人に試食してもらったところ、「渋っ!!!」と言われて吐き出されてしまいました。やはり私の味覚がおかしいようです。
ヤマナシ酒はかりん酒のように半割りにして漬け込む方法もありますが、今回はまるごとにしました。

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ホワイトリカーと氷砂糖で漬けました

さて、気づけば猟期までもう1ヶ月を切っています。今年はバタバタして海や川にあまり行けていないのですが、かと言って猟期に向けて気持ちが切り替わっているかというとまだ微妙な感じです。
とりあえずは、冷凍庫を空っぽにしないといけないので、頻繁に獣肉パーティをしているくらい。


KIMG0219.jpg定番の牡丹

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イノシシ風盛り付け

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イノシシのホルモン煮込み

あとは、子どもたちとシイの実を採りに行ったり・・・。

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シイの実をたくさん食べて脂のノッたイノシシが捕れるといいな
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2013年10月04日

柿渋づくり

今年の夏は柿渋を作りました。ブログの過去記事を調べてみると、前回は4年前の2009年、その前は2005年と4年おきに作っているようでオリンピック並みに貴重な行事となっています(笑)

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実際のところ、我が家の豆柿は2年に1度しか実を付けないので、実のなった年を1回逃すとこういう結果になります。2007年と2011年は我が家にちょうど乳幼児がやってきてバタバタしていた時期なのでやむを得なかったということですね。

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我が家の柿渋の作り方は大変適当です。まずは採ってきた豆柿をヘタも取らずミキサーでつぶします。
※ちなみに柿渋作成時期は9月の頭くらいです。時期が遅くなると渋が薄くなり、良い柿渋が出来ません。

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全部潰し終わったらヒタヒタになるくらいのところまで水を入れ、1週間くらい放置します。この時、空気に触れる表面が結構カビやすいので、1日1回は混ぜ込みます。

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1週間経ったら、布で濾します。この時しっかりしぼりましょう。濾し終わったカスをもう1度水に漬けて2番渋を取ることも可能ですが、今年は時間がなかったのでやめました。

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濾した柿渋液をしばらく放置するとこんな感じ。

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最後は一升瓶などに入れて保存します。まあ、最低でも1年は寝かしてから使用します。
ちなみに、柿渋は鳥猟用の無双網や漁網を染めて、防虫防腐防水効果を出すことができます。我が家では衣類の染め物に使うことも多いですが、建材の塗料として使うこともできます。自作の柿渋の防虫効果がどれくらいあるのかはよくわかってないので、解体小屋に毎年クマバチが巣作りするところがあるので、試しに前回作った分を塗ってみようかと思っています。

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関係ないけど、先週突いた約50cmのイシダイ。このサイズのイシダイはある程度突けるようになってきました。
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2013年06月05日

果実や葉っぱ

この春も色々と山菜・野草を食べたけど、なかなかブログにもアップできていません。
今回もとりあえず写真だけ。

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最近、毎日子どもたちが取り合いをして食べているクサイチゴ。ここ数日でカジイチゴも熟れはじめました

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今年も家の下に勝手に生えているチャノキから新茶葉を収穫

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今年の新茶葉は紅茶になりました

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近所の植林地に自生しているナワシログミを酒に漬けました

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裏山で発見したクマの糞。自宅から徒歩5分
posted by 豆狸 at 00:40| Comment(3) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月28日

庭の野草など

最近は一日一日すごいスピードで春が過ぎ去っていっていてなかなか付いて行けていません。
庭の野草の写真をとったやつをアップしようと思っていたのも、あっという間にぐんぐん成長してしまっていて全然違う姿になっていたり・・・。
まあ、とりあえずいろいろ紹介します。

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まずはご存知フキノトウですが、もうこんなにトウが立ってしまっています。今春はフキノトウの天ぷらはやらずじまい。フキ味噌はつくりました。子どもたちが以外にもフキ味噌を気に入ってモリモリ食べてます。

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これは我が家周辺ではあまり見かけないシャク。家の周りでシャクのふりをしているのはオヤブジラミがほとんどです。まあシャクのほうが大きいし、花の時期が早いので間違えることはないですが。食べられます。

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2005年に移植したギョウジャニンニクですが、ようやく庭一面に増えてきて群生と呼べるような雰囲気になって来ました。ボチボチと食べていってます。

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タラの芽はまだもうちょっと。来週くらいが食べ頃かな。

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近所の河原ではたくさんつくしが生えています。これは定番の卵とじにしました。卵は当然我が家の鶏が産んだものです。

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ヤブカンゾウも一面に群生しています。これも収穫してお浸しにしました。

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・・・と、こんな風に野草の世界は春真っ盛りな感じですが、山の我が家はまだまだ朝夕は冷え込み、薪ストーブのお世話になっています。

posted by 豆狸 at 22:27| Comment(4) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月13日

最近作ったもの

ご無沙汰しています。例年、猟期後のこの時期は、ひたすら薪の処理をしつつダラダラしているので、ブログに書くことがあまりありませんが、今回は最近作ったものの写真でも紹介しようと思います。

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年が明けてから収穫した庭の柚子。今年はちょっと数が少なかったです。

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今期のイノシシはやっぱり脂がよくのっていて美味しい!

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というわけで、柚子を絞って果汁を取り、醤油、味醂、鰹節、昆布などと合わせてポン酢を作りました。出来立てのポン酢で食べるボタン鍋はまた格別です。

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こちらは暇つぶしに作ったススキの手箒。軽トラの車内清掃用です。

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こっちはもうちょっと大きく、屋内用のすす払い。

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いただいたヒドリガモは燻製にしました。

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実家から送られてくる大量の土佐文旦で作ったゼリー。

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庭に自生しているキウイで作ったジャム。

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最近、子どもたちの間で流行っている骨の積み木。これは長男の作品です。

しかし、こうやって写真を並べてみても、猟期を終えてのんびりしてる感じが自分でもよくわかります。
気づいたらもう完全に春なので、次は庭の山野草の写真でもまた記事にしようと思います。


posted by 豆狸 at 22:12| Comment(5) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

フユイチゴ豊作

3日ほど前から狩猟解禁となりましたが、当地は連日の雨。今期は下見も不十分だったため、雨の中、山に入ってもここだというけもの道を決めかね、例年にない低調な出だしです。まあ、今期はのんびり行くしかないかなという感じです。

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フユイチゴは茎に微妙なトゲがあるので、それには注意しましょう

さて、狩猟とは関係なくフユイチゴです。その名の通り冬が近づくと熟してくるキイチゴで、味は酸味があってなかなか美味です。この辺りだと林縁にどこにでも生えているありふれた種です。自宅の下の広場にも自生していて、微妙に除草などで手を貸して、勢力拡大に協力した結果、それなりにたくさん収穫できるようになりました。ただ、子どもたちが毎日食べるので、ジャムなどにすることはできず。我が家では自宅周辺で収穫できるこのフユイチゴとクサイチゴが一般的に「イチゴ」と呼ばれています。

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葉っぱをめくるとたくさんの実がついています

以前は、群生地まで採りに行ってジャムやソースなどを作ったりもしていましたが、最近は子どもたちに影響されて、猟場などでフユイチゴを見つけてもその場でむしゃむしゃ食べるようになりました。なんだかこのイチゴは採れる時期が冬だということもあり、よく冷えていて、その場で生で食べるのが一番おいしいような気がします。
posted by 豆狸 at 21:52| Comment(9) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月19日

キイチゴと桑の実

ここ数週間ほど、我が家の桑の実がたわわに実っています。そんなに大きくない木ですが、大きめの実がたくさんなる品種のようでかるく数百個は実をつけています。桑の実は直接食べても美味しいですが、真っ黒に熟した果実からはよい赤色が出るので、果実酒やジャムにするのが良いです。

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赤いうちは結構酸っぱいです

ただ、我が家の場合は子ども2人が朝夕と黒くなった実を見つけるやいなやすぐに採って食べてしまうので、そんなことは不可能です。サルやヒヨドリよりも目ざとい感じです。
ちなみに、我が家の周辺には桑の木は他にも5〜6本ありますが、それになる実はすごく小さいです。養蚕用の品種なのかもしれません。

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近所の桑の実

桑の実の前は、子どもたちはクサイチゴに夢中でした。もうだいぶシーズンも終わりかけで探すのに苦労するようになって来ました。また、知り合いから数年前にもらって植えたカジイチゴが今年はたくさんきれいなオレンジ色の実をつけたのですが、酸味がないからか、子どもたちにはあまり人気がありませんでした。

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クサイチゴはもうシーズン終盤

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カジイチゴはどんどん増えます

それ以外では山際にはコジキイチゴがちょろちょろ生えていて実をつけています。ナワシロイチゴもありますが、これは実はまだですね。クマイチゴとモミジイチゴはちょっと離れた山際までいかないと収穫できません。
これらが終わったら、いま青々と新しい葉っぱを茂らせているフユイチゴの季節までキイチゴはお休みです。

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ドクダミももう一回収穫しないといけません
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2012年06月06日

ユキノシタ

ユキノシタが花ざかりです。ユキノシタの名前の由来は諸説ありますが、個人的にはやっぱり「この花が雪が降っているように見えて、その下に葉っぱがあるから」という説に一票投じたいです。

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我が家の庭のユキノシタ

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群生地での開花

何年か前に移植した我が家の庭のユキノシタも順調に増えてきました。ユキノシタは観賞用にもいいし、食用にもなるし、薬にもなる大変便利な植物です。この春は我が家でも何度か晩御飯のおかずとして登場しましたが、調理法はもっぱら天ぷらです。葉っぱに生えているモジャモジャの毛も揚げてしまうと全然気になりません。

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大きめの葉っぱを採取

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ヨモギと一緒に天ぷらに

今年はちょっと生活に時間的な余裕が出てきたので、山菜や野草を採ってきて晩ご飯で食べたり、乾燥させて野草茶にしたりと、以前のような暮らしができるようになって来ました。あとはたまっている薪割りをさっさと終わらせて、海や川での獲物探しにさっさと出かけたいところですね。

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ドクダミとヨモギを乾燥中
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2012年05月09日

クレソンとオオバタネツケバナ

気になったので経過観察すると2つ前の記事で書いておいた裏山の沢沿いの「クレソン」ですが、猿追いがてらにもう一度見に行くと白い花を咲かせていました。そして、その風貌がいまいちクレソンにしてははかなげというか可愛らしい感じで、ひょっとするとクレソンではないのでは?と思いました。で、葉っぱをかじってみましたが、味はやはりクレソンぽい・・・。

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生えたてのクレソンのように見えますが

で、その話を野草に詳しい友人にしてみるとオオバタネツケバナじゃないかとのこと。若いころの葉っぱはかなりクレソンに似ているそうです。で、図鑑で調べてみましたが、確かにその通りのようでした。
ただ、タネツケバナの仲間は結構な種類があって見分けが難しいとのことなので、また間違っていたらすみません。

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花を咲かせた姿は大変可愛らしい

では、その沢の下流の小川の「クレソン」も実はタネツケバナだったりして!と思って、そちらも確認にいきました。いつの間にかぼうぼうに茂った雑草をかき分け川沿いに降りてみると、すごい巨大なかたまりになったクレソンがたくさんの花を咲かせていました。さすがにこれはクレソンで間違い無いと思います。

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この力強さはクレソンで合っていると思います

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これくらいの群落がいたるところにあります

ちなみに、我が家のあたりはそろそろイタドリがシーズン終了です。イタドリ料理は今期は3回ほどしましたが、食べた人にはけっこう好評でした。子どもたちは生で食べるほうが美味しいといってましたが。

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イタドリとアケビの新芽とミゾソバの若葉

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春らしい夕食となりました
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2011年07月10日

久々の梅酒作り

ここ数年は収穫した梅は全て梅サワーにしていましたが、今年は大量に梅が採れたので久しぶりに梅酒を漬けました。

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漬けて余った泡盛はその日のうちになくなりました(笑)

ホワイトリカーで漬けるのは芸がないので、今回はお気に入りの泡盛である「まさひろ」と「瑞泉」で漬けてみました。他の焼酎でもよかったのですが、アルコール度数30度というのに惹かれました(ホワイトリカーは35度)。
糖分も黒糖にでもしようかと思いましたが、めんどくさかったので自宅で余っていた氷砂糖を投入。

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小さい瓶に入れるのも可愛いです

さて、飲めるのは1年後くらいですかね。
しかし、色々作った果実酒をボチボチ消費していかないと置く場所に困りますね。
posted by 豆狸 at 23:29| Comment(0) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

春の気配

猟期も終わって、少しのんびりしています。
まあ、と言っても薪割りや永久に続くであろう家の改築工事をボチボチとやりつつですが。
でも、その合間に庭いじりなどを少々。あと、最近は裏山のヤマツツジの日当たりをよくするための常緑樹の剪定にハマっています。

で、久しぶりにゆっくりと庭を見たら、あちらこちらに既に春の気配が。
この時期から春の蚊が出てくる頃迄が庭いじりが一番楽しい時期ですね。

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フキノトウは2月上旬には出てました

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ユキノシタのちっちゃい葉がたくさん

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ヤブカンゾウが芽を出しています

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こちらは行者ニンニク。昨秋、株分けしました

これ以外にもアサツキ、ノビル、ゲンノショウコなどの元気な姿も目につきました。他にどんな山菜・野草を庭に植えていたか忘れてしまいましたが、もう少ししたらまた色々出てくるかと思います。
posted by 豆狸 at 22:45| Comment(2) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

カリン酒・はちみつ漬け

ちょっと前ですが、カリンの実をたくさん入手したので、カリン酒とはちみつ漬けを作りました。
カリンはそのままでは硬くて渋くて食べられないので、お酒に漬けるか、はちみつ漬けにします。ジャムにしたのを食べたこともありますが、加熱すると渋みはとれるようですね。
カリンは喉に良いと言われていますので、風邪の時などにお湯で割って飲んだりします。

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カリンは固いので切るのも大変です

以下、その作り方です。

1.カリンは表面がベタベタしているので、洗ったあと、お湯で濡らした布巾などで拭きます。

2.そのカリンをよく乾かしてから輪切りにします。種に薬効があるそうなので、種も捨ててはいけません。

3.あとは、それを35度のホワイトリカーに投入して、好みの量の氷砂糖を入れたらOKです。はちみつ漬けは、はちみつに入れるだけです。

4.カリン酒は半年ほどは置いた方がいいでしょう。はちみつ漬けは1ヶ月もしたら十分だと思います。

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カリンを入れすぎでしょうか?

注意するべき点。果実酒全般に言えることですが、カリンが上に浮いてきますので、それを数日に1回は菜箸などでかき混ぜてください。ずっと同じ果実が空気に触れた状態になっているとその部分だけ黒ずんできたりします。
あと、はちみつ漬けは発酵が始まりますので、あまり暖かい場所にはおかないようにしてください。また、ガス抜きを随時行わないと容器が破裂する場合があります。火入れして、発酵を止める方法があるそうですが、私はやったことはありません。はちみつに火を入れると風味や栄養素がとんでしまいそうな気がします(まあ私が使っているような中国産「純粋はちみつ」は、もともとすでに加熱されていてそんなものほとんど残っていないはずですけどね)。

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たくさんできました
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2009年12月05日

ヤーコン茶

知り合いに薦められて、初めて畑に植えていたヤーコンの葉っぱを収穫しました。
ヤーコンはメインは、当然その根っこにできる芋みたいな部分ですが、葉っぱの部分もお茶にできるとのことなので、我が家の野草茶のラインナップ(野草ではないですが・・・)に加えることにしました。

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肥料もやってませんが、順調に育ってます

2株しか植えていませんが、背丈くらいに成長し、葉もすごく大きいので、結構な量の葉っぱが採れました。
で、その葉っぱを水洗いして泥を落とし、その水をよく切ってから例のごとく薪ストーブのそばで一気に乾燥させました。
一晩で、もう触ると砕けるくらいに乾燥したので、手で揉んで細かくして保存しました。

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細かい毛の生えた大きな葉っぱです

芋の部分と同様にオリゴ糖が豊富だそうで、整腸作用があるみたいです。まあ、とりあえず味見してみて単品でのめるかブレンドするかを決めたいと思います。

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揉めば簡単に粉末になります
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2009年10月01日

柿渋作り

今年は久しぶりに柿渋を作りました。我が家の豆柿は1年おきにしか実をつけないので、1回逃すと次はまた2年後となってしまいます(まあどっかで豆柿を採ってくればいいだけの話ですが)。

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我が家の柿の木は背が高いので結構採るのに苦労します

柿渋は、鳥猟用の網や魚網を染めるのに使いますが、私は当面自作する予定はないので、利用法は、衣類や手ぬぐい、かばん、ロープ等を染めて、防腐・防水性を高めるのに用いています。建材に塗ったりはあまりしたことはありません。

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ミキサーで潰すとほんとに簡単

作り方は、以前の記事に書いたので割愛しますが、今回は豆柿をつぶすのにミキサーを用いたところ大変便利で、これまでの苦労がウソのようでした。今回はズボラしてヘタすら取らずにミキサーにかけました(問題ないかな?)。

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切り返しをしつつ、1週間ほどたったところ

さてさて、これであとはひたすら寝かせるだけ。発酵が進むので、フタが勝手にとんでたりするのを注意しつつ、次に開封するのはまた3年後かな。

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絞ったら3升ほど取れました
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キクイモ茶

近所の河川敷に年々キクイモが増えていっている気がします。以前庭に植えた時も増えすぎて駆除に困ったのを覚えています。キクイモには根茎がおおきくなって食べられるキクイモとおおきくならないイヌキクイモがあり、河川敷のものはたぶんイヌキクイモです。

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花もきれいです

今回は、川魚獲り(飼育用)に行ったついでに、その葉っぱを摘んできてお茶にしました。沖縄などで昔から飲まれているお茶で、最近はダイエットなどにも効果があるとかでちょっとしたブームになっているみたいです。
やり方は、水洗いして天日干しして終了。乾燥しても葉っぱが崩れないので、事前に刻んでおいたほうが扱いやすかったかもしれません。

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乾きやすい葉っぱでした

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2009年09月08日

山椒の実収穫

我が家の山椒の木が今年ようやく本格的に実をつけました。
青いうちに採って佃煮かチリメン山椒でもと思っていたら、知らないうちに真っ赤に・・・。

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すでにはじけているのもあります

こうなったらもう収穫して、乾燥させておいておくしかありません。まあ、そのまま中華風の炒め物などに混ぜてもいいし、粉にしてビンに入れておいてもいいです。粉にする場合は、種は除くものだと思っていましたが、先日、某道の駅で「粉山椒(種入り)」というものを目撃しました。種にもなんか有効成分があるのかなとも思いましたが、仕分けの手間が省け、さらにカサ増しにもなるので、そっちかもしれません。

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ザルに広げて乾燥させます

ちなみに、我が家の山椒の雌木は2本あるのですが、1本は実が真っ赤になってるのに対して、もう1本は黄色。この違いは何なんでしょう。

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こちらが黄色い実のほう
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2009年06月01日

ハチクのタケノコ収穫

近所の竹林で、ハチクのタケノコを採ってきました。今年は出始めが早かったようで、もう伸びきってるものもたくさんありました。

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とりあえず今回はお手頃サイズのものを3本キープ。孟宗竹と比べるとハチクは採る人が少ないので、簡単に手に入ります。

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また、このタケノコは地上部に顔を出しているやつを採るので、たいした道具もいりません。
今回のタケノコは、タケノコご飯、天ぷら、スープでいただきました。
次は佃煮にしようと思います。

そうこうしているうちに今度はマダケのタケノコの季節ですね。
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2009年05月21日

クサイチゴの実

今年は、木イチゴの生り年でしょうか。
我が家の近所の荒れ放題の廃屋の庭にクサイチゴの実がたくさんなっています。

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一面のクサイチゴ

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意外と実は大きくなります

クサイチゴはけっこう細かいトゲが多いので、採取する際はちょっと気をつけないといけないですが、なかなか大きい実が採れます。
実の味はそこそこ甘いですが、あまり酸味はなく、ジャムなどにするよりは、そのまま食べる方がよいかと思います。まあ、数十個ずつ、毎回採って子どものおやつにするくらいでしょうか。

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草刈り中に見かけると、ちょっとした栄養補給になります

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こちらはヘビイチゴ。食用には向きません
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2009年04月23日

ギョウジャニンニクその後

3年ほど前の記事で、北海道からギョウジャニンニクを持ち帰り、庭に植えたというのを書きましたが、その後の経過報告です。

自生していた場所と比べるとかなり年間通して気温が高いと思うのですが、この3年間、ほぼ問題なくわが家の柚子と山椒の木の下で元気にしています。

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笹や雑草に混じって葉っぱ1枚のチビギョウジャニンニクがたくさん

花が咲いたのは、3年前だけでここ2年は咲いていません。原因は不明ですが、だいぶ硬い土のところに植えたので、根っこが充分に張れていないのかもしれません。

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あまり日が当たりすぎてもいけません

鱗茎の分げつもそんなに進んでいるようには思えませんが、根っこから出てくる芽があちこちから顔を出しており、順調に株数は増えていっています。ただ、ギョウジャニンニクはまともに収穫できるようになるまで4〜5年かかるので、当分は味見程度で鑑賞メインになると思います。

なかなか気の長い話ですね。





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2009年04月15日

花山椒の佃煮

今の家に引っ越してきて、7年目になるのですが、その引っ越した最初の年の春、タケノコ掘りに行った近くの竹林で5cmほどの山椒の幼木を数本見つけました。タケノコと共にそれを持ち帰り、庭に植えたのですが、昨年、ようやく花と実をつけるようになり、今年はさらに成長しました。持ち帰った3本のうち、1本は雄木で2本は雌木でした。

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だいぶ大きくなった山椒の雄木

花は両方咲くのですが、雌木の花を摘むと実が採れなくなるので、花山椒として利用するのは雄木の花だけです。

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花山椒に利用する雄木の花

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こちらはそのまま実になる雌木の花

以下、花山椒の佃煮の作り方。

1.雄木の花を摘み取ります。今回は、半分ほどが咲いてしまっていましたが、本来は全部が蕾のうちに摘みます。この際に、まだ光沢の残っているくらいの若葉も一緒に摘み取ります(花だけだと分量が少ないので水増し用に)。

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まだ木が小さいのでたいした量は採れません

2.水洗いしたのち、簡単に湯がいて灰汁抜きし、冷ます程度に水にさらします。

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簡単に灰汁抜き

3.水をよく切って、醤油、味醂、お酒で煮詰めれば完成です。分量は好みですが、1:1:1でやるとまあ間違いはないと思います。

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こんなにちょっとの量に

丁寧にやるなら、つぼみの付いている枝も取り除きますが、私はめんどくさいのでやりませんでした。普通に食べられますし。ただ、枝を付けておくとそれぞれが絡み合って貴重な花山椒が箸のひとつかみでゴソッと取れてしまい、すぐになくなってしまうので、その点からは取り除いた方がいいかもしれません。

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2008年10月16日

山栗拾い

仕事中の昼休みに栗拾いをしました。拾った栗は山に自生している山栗です。シバ栗とも呼ばれる栗で市販されている栽培品種の丹波栗などと比べると実がずいぶん小さいですが、甘みが強いと言われています。

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けっこうたくさん採れました

今回拾った場所には鹿とネズミかリスのような小動物は来ているようですが、イノシシは来ておらず、意外と残っていました。

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今回の栗は、友人の新婚家庭へもらわれていきました

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2008年09月28日

柿渋染め

先日、柿渋染めをやりました。
3年前に作った柿渋とホームセンターで売っていた市販の柿渋の二つを使って、一応染め比べをしてみました。

以下はその手順です。

1.染める用のタオルなどを用意する。今回はタオルと枕カバー。どちらも使い古してちょっと黄ばんできていたので、それをごまかすのが目的です。新品を使う場合は、一度洗濯してからのほうが染まりやすいです。

2.ボウルなどに柿渋を注ぎ、染める布の量と相談して水で薄めたりする。柿渋は衣服などについても染まってしまうので、取り扱いには注意が必要です。

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ホーローのボウルなどがよいです

3.布を浸す。今回はちょうど布が全部吸いきった感じになりました。ちなみに柿渋はとても臭いので、ゴム手袋をしてやるのが無難です。

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全部染み込みました

4.あとは干したら完成。柿渋染めは日光に当てるとより濃い色に染まるので、何日間か日光にさらしましょう。

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臭いニオイがたちこめます

これで一通り手順は終了ですが、もっと濃い色に染めたい場合は、これを何度も繰り返しましょう。柿渋は干していても臭いので、なるべく苦情のこなさそうな場所に干しましょう。
あと、染め比べの結果ですが、ほとんど一緒でした。液の濃度は見た感じ、市販のもののほうが濃そうでしたが、染め上がりはほとんど差はなしでした。まあ、3年前の柿渋づくりは一応成功だったということですね。

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とりあえず染め上がり。もう一度染めたほうが良さそうです
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2008年09月17日

野草茶のブレンド

お片付け企画はまだ続きます。
2年ほど前に大量に作った野草茶各種が我が家の棚にたくさん並んでいます。小さい同居人のこともあり、ここ1年ほどあまり野草茶は飲まずに番茶やルイボスティー等が我が家の主流でしたが、ぼちぼち何でも飲めるだろうということで、野草茶を消費することにしました。

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もはや部屋のインテリアと化しています

野草茶は単品でも味わい深いですが、やはりブレンドした方が味も複雑になり飲みやすくなります。今回ブレンドしたのは、ドクダミ、クサギ、シソ、柿の葉、マタタビ、ビワ、スギナ、レモンバームです。レモンバームは以前庭に差しておいたらみるみる増えて現在群生している「野草」です。

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もうちょっと細かくした方が扱いやすいですね

で、今回はさらに飲みやすさを求めて、余っている麦茶パックを投入しました。まあ、「十六茶」には及ばず、麦を入れて「九茶」ですね。
飲んだ印象は、青ジソがやはり一番つよく、それ以外はうまくまとまってる感じでしたが、青ジソのインパクトがつよいのでちょっとわかりにくかったので、次は青ジソ抜きでやってみようと思います。
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柿渋の作り方

カモ・スズメ猟で使う無双網を染めるのに柿渋を使います。それによって網が丈夫になります。昔は漁網も柿渋で染めるのが一般的だったようです。
狩猟・採集の世界に限らず、柿渋は庶民の間で広く防腐・防虫・防水の効果のある染料として利用されてきました。

我が家の庭には渋の強い豆柿のなる木が一本生えていて、放置すると熟れて渋がとんだ頃に猿の襲来を招くことになるので、それのよい利用法が柿渋なわけです。と言っても、この柿の木は隔年でしか実がならないという偏屈なので、今年は収穫なし。昨年は超多忙だったためそこまで手が回らず、実は柿渋を作ったのは3年前になります。

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小さい豆柿です

で、なぜ今頃?という話なんですが、作った柿渋は3年くらい寝かせるとよいという話を聞いていたので、ペットボトル1本分だけ寝かしてあったのをそろそろ使ってみようという気になったのです(最近のお片付けブームの一環です)。そこで、それを使うんだったら、当時の作り方を一応ブログに書いておこうかという気になったわけです(当時はまだブログを始めてませんでした)。

では、以下に柿渋の作り方(かなり大雑把です)。

1.豆柿をぶつ切りにします。その過程でヘタが取れます。
2.それをさらに細かく刻みます。ミキサーでやると楽だと思いますが、当時は料理用ミキサーを使う気になれなかったので、包丁で刻みました。今はミキサーが余っているので次からは使う予定。

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手がカピカピになっていきます

3.ひたひたになるくらいの水に漬けて冷暗所に1週間程度保存する。カビが生えたりしやすいので、朝晩と攪拌する。
4.その後、布で濾して瓶などに入れて保存します。

なにぶん、3年前にやったことなので、だいぶうろ覚えです。その時に濾すのに使った布はきれいな色に染まったのを覚えています。あと、当時柿渋を作るのに使った漬物樽は今はニホンミツバチが住んでいます。時の移り変わりを感じます。

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絞った当初は白濁してましたが、現在は立派な柿渋色

↑ちなみに、柿渋は天然塗料として市販もされていますが、けっこう高価なものです。まあ初めて自作した時は、市販のものを試しに購入して比較してみるのも面白いとは思います。
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2008年09月12日

干しワラビのナムル

鹿ミンチをして食材整理欲に火がつき、今度は干しワラビを処理しました。この干しワラビ、日付を見ると2006年。2年前から放置されていたようです。探してみたらブログ内に記事もありました。→干しワラビ


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この状態だと食べ物には見えませんね

さて、今回は干しワラビでナムルを作りました。以下はその作り方。

1.干しワラビを半日ほど水に漬けて戻します。アクが出て茶色くなるので、何度か水を換えます。固さを見て、まだ固かったらいったん沸騰させてそのまま冷ますと柔らかくなります。

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水で戻した状態

2.水気を切ったら、3〜5cmほどにぶつ切りにして、それをゴマ油で炒め、好みでおろしニンニクを加えます。

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ニンニクを入れるとおいしいです

3.そこに醤油、ミリン、酒、砂糖を好みの量加え、煮詰めたら完成です。好みでゴマをまぶしたり、途中で鷹の爪の輪切りを入れたりします。
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2008年08月19日

あんにんご酒仕込み終わり

裏山のウワミズザクラの実の収穫時期が終わりました。
今回は3日おきくらいに、手の届く枝の実だけをちょっとずつ集めましたが、それでも1リットルの瓶にいっぱいの実が採れました。

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ぎっしり実が詰まりました

ふたを開けると既にかなり濃厚な「杏仁」の香りがします。軽く味見をしてみるとホワイトリカーの量に比べて果実が多すぎるのか、薬のような味でした。なんというか、「あんにんご酒の原液」といった感じ。
ちょっと大きめの瓶に移してホワイトリカーと氷砂糖を追加しようかな。
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2008年08月02日

あんにんご酒(ウワミズザクラ酒)

いま、うちの裏山ではウワミズザクラの実がたくさん実っています。
ちょっとずつ熟して、落果していく性質のため、その採取も何日かにいっぺんずつ、ぼちぼちやるのがポイントです。真っ黒に完熟したやつから、紫のもの、真っ赤なものまで適当に採っていきます。

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順番に熟していきます

まだ、実が熟さない青い状態で房ごと採って漬ける方法もあるそうですが、そちらはまだ試したことはありません。ウワミズザクラの花穂や若い実の塩漬けは「あんにんご」として有名なので、若い実を漬けたらそれはそれでアンズの香りのするおいしいお酒が出来るのかも知れません。来年試してみようかな。

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1回の収穫

今回はとりあえず、1リットルの瓶に35度のホワイトリカーを500cc、氷砂糖を150g入れて、残りにとりあえずの収穫の実を入れました。
今後、ぼちぼち追加で収穫して実を加えていこうと思います。

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1週間もすれば、きれいな赤色になります
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2008年07月11日

定番の梅サワー

ちょっと前に我が家の梅を収穫しました。
今年は去年の強剪定から1年が経ち、だいぶ枝も落ち着いたので3kgくらいは採れました。

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なりくちを取って、瓶に入れていきます

で、梅の利用法ですが、あきもせず、夏の定番ドリンク梅サワー。来客に出しても好評なので、今年は2瓶半も作ってしまいました。2ヶ月くらいで完成ですが、1ヶ月くらいからも飲むことが出来ます。

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均等につかるように1週間くらいはよく混ぜた方がよいです

飲み終わって残った梅は炊いてジャムにしてもいいし、種を取り除いてタッパーにでも詰めて凍らせて、アイスクリームにして食べるのもよいです。以前自家製キウイジャムでアイスを作ったときもなかなか好評でした。
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2008年05月28日

緑茶つくりました

今年も裏山に自生しているお茶の木から新芽をつみ取り、緑茶を作りました。去年は八十八夜にこだわり、まだ成長のいまいちな新芽をつみ取り、味はおいしかったのですが、ちょっとしか採れなかったので、今回はやや時期を遅くしました。

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新芽もだいぶ堅くなってきています

作り方は去年のやり方と同じです。今回は、去年よりもややしっかりした感じの味のお茶になりました。

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揉み込みがかなり適当でした
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2008年05月08日

藤の花の天ぷら

今日は仕事が遅番だったので、朝のうちに藤の花を採りにいきました。
家から車で五分もしない山沿いの道に藤が至る所に咲き乱れています。

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遠目にも美しい藤の花です

藤の花は以前和歌山で食べたのが初めてで、それ以来、気に入って春の定番メニューの一つになっています。いつ頃の藤の花がよいとかは気にしてなかったのですが、職場の同僚によると六分咲きくらいのものがよいそうです。確かにつぼみの部分はまた違った食感でおいしいです。

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天ぷら用にヨモギも一緒に摘んできました

ちなみに、今日藤の花の天ぷらを初めて食べた同居人の反応は
「ふさになった天かすみたい。うどんに入れるとおいしそう」
だそうです…。

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先日採った筍と実家から来た人参も添えて

次回のお試しメニューは“藤の花の天ぷらうどん”ということになりました。
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2008年01月25日

クレソン

薪を集めに行った場所の近くの川ににクレソンが生えていました。
山菜・野草の少ないこの時期の人気の野草です。
青々として、とてもおいしそうでした。

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クレソンは野草でもサラダで食べられます

さて、クレソンについて前々から疑問に思っていたことがあります。私がよく採取に行く田園地帯の川に群生しているクレソンは妙に紫色がかっているのですが(以前の記事参照)、他の河川でみるクレソンは、きれいな緑色なのです。
葉っぱの形や食べた味はかわらないので、クレソンであることには間違いないと思うのですが、微妙に品種が違うのかとも考えていました。
すると、最近農業に詳しい友人から、田園地帯ならもし、肥料が流れ込んでたりしたら栄養過多で紫色になる場合もあるかもしれないと言われました。
なるほど。それはなかなかもっともな説だなあと思いながらも未だ確証がもてずにいます。
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2007年12月27日

タゼリ

先日のスズメ捕りの際に、田んぼのあぜ道でセリ(タゼリ)を採りました。
この時期に採れる数少ない野草の1つで、有名な春の七草のひとつです。水場に生えるミズゼリと田んぼのあぜ道などに生えるタゼリの2種類があり、ミズゼリの方を普通のセリという場合が多いです。

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タゼリはやや茶色がかった色合いです

今回は同行者がたくさん採ったのもいただき、家で水に挿しておいておきました。セリは結構強いので、こうしておいておくと1週間以上みずみずしさを保ってくれます。鍋に入れたり、おひたしにしたり、炒め物に入れたりとここしばらく台所で大活躍してくれました。

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2007年12月10日

アケビ茶を炒る

友人から立派な銅製の茶筒をいただいたので、乾燥させて保存してあったアケビ茶を煎じて、さっそく入れてみました。銅製の茶筒は、使えば使うほど、その色合いが変化していって味が出てくるのだそうです。

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なかなか良い感じです

アケビ茶の炒り方は、きれいに洗って油などの付いていない中華鍋などを熱し、その上で適当に炒るだけです。鍋を振り回さなくても、手で混ぜたら意外と熱くありません。パチパチ音が鳴って来たらいい感じ。焦げる前に火を止めましょう。その後は、葉っぱをそのままにするとかさばるので、揉んで粉にしてしまいましょう。

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火にかける前

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火にかけた後。だいぶ量が減ります
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2007年10月15日

ムカゴ収穫

今年の秋は遠出は出来ないので、近場で簡単な食材、ムカゴを収穫してきました。ヤマノイモ本体を掘ったことも何度かありますが、苦労の割りにはなかなか報われた経験が無く、これは今度の課題です。上手な人に習いたいところです。

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短時間でそこそこの量が採れました

というわけで、もっぱら私の場合はムカゴ拾いになります。今回もいつも通り、傘を2本ほどと長い棒を持っていって、高いところに巻き付いているツルを棒で揺すって下で傘で受けてムカゴを収穫しました。ムカゴが傘のビニールに落ちた時にするボトボトッという音が快感です。

今回は普通に炒って塩して食べるのとムカゴご飯にして食べようかと思います。

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2007年10月14日

アケビの実の炒め物

仕事中にアケビを発見しました。さっそく休憩時間を利用して、5つほど収穫。開いてないものも十分に大きく育っていたので、3つほど採っちゃいました。開いているものはその場で何人かで中身は食べました。

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アケビ発見!

言うまでもないですが、アケビの実の中身は、口に含んでその甘みをある程度味わったら、たくさんの種と一緒にはき出します。あんまりねばると苦みが出ます。

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素早く腰袋にキープ

で、持ち帰った皮で炒め物を作りました。味噌炒めなどがポピュラーですが、今回は普通に塩胡椒での味付けにしました。
アク抜きしなくてもそのまま食べられますが、私はちょっとあの苦みが苦手なので、アク抜き派です。

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アクを抜いたアケビの実

以下、そのアク抜きのやり方。
1.アケビの実の中身をきれいにとって、内と外を洗います。

2.炒まりやすいように薄切りにします。

3.それに塩を適量加え、揉みます。

4.ある程度水気が出たら、それを洗い流し、水が透明になるまで洗います。

5.ぎゅっと絞ればアク抜き派終了。

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今回はシシトウとウィンナーと炒めました


−関連記事−
◆アケビの新芽のおひたし

◆アケビ茶の作り方
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2007年10月11日

頂き物の銀杏

この秋はほんとに頂き物で生活しているような気がします。
ありがたい限りです。

先日知り合いのお寺を訪ねると、庭先には銀杏が大量に落ちてました。話を聞くと、よく知らない参拝客が素手で拾って帰ったりして大変とのこと。
この時期は毎日集めて回らないといけないそうです。

銀杏はその実の部分は取ってしまって種子の中身を食べるのですが、その実の部分を素手でさわるとかぶれてしまいます。

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おいしそうな銀杏

お寺で用事を済ませ、帰ろうとするとなんと袋いっぱいの処理済みの銀杏のお土産をいただきました。今年は銀杏も採りにいっても処理する余裕無いかなーと思っていたところだっただけに、とてもうれしかったです。

毎晩ちょっとずついただこうと思っています。
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2007年10月04日

秋ミョウガ収穫

今年も秋ミョウガを収穫しました。
例年夏と秋の2回ミョウガは収穫するのですが、今年はなぜか3回収穫しました。8月上旬と9月中旬と今回の10月上旬。
理由はよくわかりません。

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やっぱり秋ミョウガの方がでかいですね

今回のミョウガは10個ほど。保存するほどでもないので、刻んでかつお節と合わせて豆腐にのせて食べてます。

家の増築にともない、ミョウガスペースが減ってしまったので、来年に剥けてちょっと株分けをして増やそうかと計画中です。
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2007年08月06日

ミョウガ収穫

今年も庭のミョウガ収穫しました。

今年は春からミョウガゾーンの近くに家の増築部分が出来、ミョウガ畑が半減し、風通しや日当たり、雨あたりもだいぶ悪くなったせいもあり、捕れた数も20個くらいで、サイズも小さい感じでした。

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ちょっとサイズに不満

今回は、梅酢や甘酢に付けたりはせずに、冷ややっこにのせたりして、ばくばく食べちゃいました。
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2007年07月27日

山椒の実採取

今年も近所で山椒の実を取りました。
家にちょうどチリメンジャコがあったので、半分くらいはチリメン山椒に使い、残りは乾燥させることにしました。

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適量の収穫です

とりあえず、チリメン山椒…、山椒いれすぎて食べたら口の中が麻痺します…。

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2007年06月25日

梅収穫

今年も庭の梅の木を収穫しました。
昨年の夏に結構豪快に剪定したので、今回の収穫量は1・5kgくらいでした。ただ、崖側の枝をほとんど切ってしまったので、収穫はずいぶんと楽でした。来年以降、以前の収量を回復してくれることを願います。

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なってる密度はまずまず

今回はとりあえず、夏のドリンク梅サワーに。また梅が手に入ったら他の利用も考えるとします。梅干しは実家産が多数残っているので、今年もパスです。

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青梅をしばらく放置していたら、黄色くなっていい香りがしてきました
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2007年05月27日

ハチクのタケノコ

先週末、大雨が降ったので、ハチクのタケノコを掘りにいきました。
ハチクはついつい破竹とパソコンの変換で漢字を当ててしまいがちですが、正しくは淡竹と書きます。

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見ての通り紫色です

5月の下旬から6月にかけてタケノコが出ます。マダケのほうが更に遅く、6月に入ってから生えてきます。

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今回はちょっと小振りでした

ハチクのタケノコの特徴はなんといっても紫色っぽい感じで模様がないところでしょう。竹林もなんとなく他の竹より細い気がしますが、場所によりますね。

アク抜きも済んだので、明日の朝ご飯のためにタケノコご飯を仕込もうかな。


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2007年05月14日

ミョウガタケ

ミョウガタケを採取しました。
ミョウガタケはミョウガの新芽です。

我が家の庭のミョウガ発生ゾーンが一部家の改築にともない、屋根と壁で囲まれてしまったのですが、そこに当然の事ながら元気に今年もミョウガの芽が出てきました。

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これは普通に屋外に生えてるミョウガタケ

で、早めに刈り取ろうかと思っていたのですが、よく考えると日光を遮断して作る栽培用のミョウガタケと図らずも同じ状態に置かれているということに気づきました。

というわけで、適当な長さになったところで採取。刻んで冷や奴にのせて食べたら自然のミョウガタケよりやわらかくておいしかったです。

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適度な量を収穫しました
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2007年05月12日

緑茶を作りました

「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか あかねだすきに菅の笠〜♪」

今年は5月2日が八十八夜だったようで、ウチの裏山に勝手に自生しているチャノキから新芽を摘み取りました。なので、一応野草茶に分類…。

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もうちょっと大きくなってからが摘み頃ですね

以下、緑茶の作り方。本当の作り方は乾燥と揉む行程が複雑で大変ですが、今回は少量だし、簡素化したやり方です。

1.チャノキから新芽を摘み取ります。きれいな黄緑色で出てきているので
、すぐにわかります。

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まあ、数回分ってとこですね。

2.軽く洗ってから、30秒ほど蒸します。

3.蒸し終えたらザルのまま冷まします。

4.さめたら両手でひたすら揉みます。これにより水分が出て、乾燥しやすくなるとともに香りが出ます。

5.もめたら、適当に広げて乾燥させて出来上がり。
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2007年04月06日

ツクシの佃煮つくりました

今年も1回くらいはと思い、ツクシを採りました。
採ったのは4月の1日でしたが、もう帽子がひらいてるものがたくさんありました。今年は暖かかったので、時期が早かったみたいです。

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200本くらいかな

今回の佃煮は開いた帽子も一緒にたきましたが、問題なくおいしく食べれました。我が家ではおにぎりの中に入れるのが今年は流行ってますが、長いままの佃煮なので、食べるとズルッと出てくるのがたまにきずです。

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長いですね。
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2007年03月22日

フキ味噌つくりました

昨日フキ味噌をつくりました。

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主にアキタブキのフキノトウを使用

細かいレシピは以前の記事に書いたので、省略します。
今回はごま油で炒めました。フキノトウは多少開いてても問題ありません。

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タッパー一杯分完成

今年は春先にとあるおばあちゃんがつくったというフキ味噌をいただきました。それはそれは昔ながらのフキ味噌で苦いのなんの!現代風フキ味噌に慣れた我が家ではなかなか減りませんでした…。




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アサツキ?が元気です

昨年の春に庭に移植した野生のアサツキが元気に芽を出しています。
まあ、ここではアサツキとしていますが、未だにこいつらがほんとにアサツキなのか100%の確証は得ていません。

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去年、ピンクの花が咲いたのでノビルではなくアサツキだと思ったのですが、最近鱗茎の色が気になりだして…。お店などで売っていたり、山菜の本などで写真に載っているやつは鱗茎が白いのですが、ウチのは濃い紫色をしていて…。

なにぶん、野生のアサツキはウチの庭にあるやつの親株しか見たことがないので他との比べようがなくて…。どなたかご存じないでしょうか?
園芸センターとかのハーブコーナーのチャイブっていうハーブもなんだか似ているような…。

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2007年03月10日

北の大地から来た山菜たち

今年も北海道・アイヌモシリからいただいてきた山菜たちが芽吹いてきました。
まずは、キトピロ・ギョウジャニンニクです。一昨年の夏に移植して、この春で2度目の芽吹きです。これで、とりあえずはちゃんと定着してくれたと思って良さそうです。なかなか増えるのに時間のかかる山菜なので大事に育てる予定です。

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なんか昨年に比べると密集してます

次はフキです。分類では、アキタブキという東北以北に生える大型のフキですが、北海道の人はラワンブキと言ったりもします。ラワンブキとは足寄町の螺湾川らへんによく生えているので、そう呼ばれる大型のフキですが、あまり区別せずにでかいフキをそう呼んだりしてました。
まだフキノトウの段階なので大きさはあまりわかりませんが、葉っぱはだいぶ大きくなるはずです。

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今年もでかい葉っぱが出てくるかな


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2006年12月08日

キウイ収穫

キウイを収穫しました。今の家に引っ越してきた時にすでに勝手に生えていたものなので、私的には採集です。
しかも、檜のそこそこの巨木に巻き付き、その上の日当たりのよいあたりにだけたわわに実をつけるので、毎年がんばって木登りして採取しています。こんなに苦労するキウイ収穫もなかなかないと思います。

キウイの木?.JPG
こんな木の上です

高所のキウイ.JPG
なかなか収穫時は見晴らしがよいです

今回はとりあえず取りやすいやつばかりを採って、80個ほど収穫。がんばればあと100個くらいは採れそうです。

キウイ収穫.JPG
十分な量が採れました

で、キウイはだいぶ小振りなので、毎年だいたいジャムにしますが、結構あまるんで今年はもうちょっと別の利用法も考えようと思ってます。
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2006年11月21日

キクイモ収穫

今年もその辺に生えているキクイモを掘ろうという気にはやっぱりなりませんでしたが、春に庭に植えておいた芋は掘ってみました。すると2株だけだったのにずいぶんと豊作でした。

キクイモ掘り.JPG
たくさん芋が出来てます

これでも全部掘り切れたかどうかわからないので、来年も勝手に生えてくるかな。

キクイモ収穫.JPG
たくさんとれました
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2006年10月07日

裏山のムカゴ

今日の午後はようやく雨がやんだので、裏山の猟場の様子を見に行ってきました。
イノシシの共同浴場には4カ所もヌタズリの跡がありました。今年も無事にイノシシがやってきているようです。確実に獲りたいところ。

で、そのまま街の方に山を下りていったのですが、その途中でムカゴを発見。適当にそれを採取してきました。たいした量は採れてないので、フライドムカゴにでもして今晩のお酒のあてとすることとします。

裏山ムカゴ.JPG
そこそこでかいのが混じってます
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銀杏拾い

連日の雨で、銀杏が一気に落ちてきていて拾い放題でした。
ほんの10分ほど拾っただけで300個くらいは拾えました。
銀杏は手や顔に突くとかぶれる場合があるので、ビニール手袋などをして拾うのが無難です。最近は100均の使い捨て6個入り手袋を愛用しています。

イチョウの木.JPG
風が強い時はイチョウの木を見上げてはいけません

銀杏は拾った後は、土に埋めておいたり、水に漬けておいてふやかしたりしますが、庭に放置しておくと友人から臭いと毎年不評なので、今回はすぐに果肉から種を押し出して洗ってしまいました。あ、ご存知の通り、銀杏は果肉を捨てて種の中身を食べます。
きれいに洗いましたが、一応まる1日くらい水に漬けておいて明日にもう一度洗ってから乾かそうと思います。

銀杏.JPG
洗って水に漬けてあります

銀杏は炒って食べるのが普通ですが、紙封筒などにいれてレンジでチンするのが一番お手軽です。モチモチしてておいしいので、毎年たくさん拾います。あと2回くらいは拾いに行きたいところです。



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梅ジャム

梅ジャムをつくりました。春につくった梅サワーに使った梅を取り出したものを使いました。夏の間はそれはそれで凍らしておいて、アイスクリームがわりにかじったりしていたのですが、もう涼しくなってきたので。

梅ジャム作り.JPG
なんだかカレーみたい…

作り方は、
1.梅は酸が強いので、土鍋かホーロー鍋かガラス鍋を用意する。

2.梅と等量くらいの水を入れて煮る。アクが出たら取る。

3.実と種が混ぜるだけで分離してきたら、種を取り除く。今回はいったん冷まして手でしごき取りました。これは一番最後に取り除いてもいいです。

4.砂糖を好みの量で加える。結構たくさん入れないと甘くならないです。

5.混ぜてちょうど良い水分量になったら終了。瓶にでも入れて冷蔵庫で保存しましょう。

梅ジャム.JPG
瓶詰めしたら完成です。

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2006年10月02日

シソの実の佃煮・塩漬け

庭に生えている青じそがたわわに実をつけています。
毎年、塩漬けにしていますが、今年は佃煮にしてみました。
といっても、全然採り切れてないので、今週で時間があれば塩漬けもつくります。
来年の種はさらにそれの取り残しで十分でしょう。

シソの実.JPG
シソの実収穫

さて、しその実の佃煮の作り方は以下の通り。

1.シソの実を穂からしごき取ります。

2.ゴミなどを取り除き、熱湯で軽く茹でてから冷水にさらし、アク抜きをします。

3.十分に水気を切り(かるーく炒ってもよい)、醤油、みりん、日本酒、砂糖を好みの割合で加えて、煮詰める。

4.水気がだいたい無くなったら完成。

シソの実の佃煮.JPG
ひと瓶分できました

ちなみに、シソの実の塩漬けは、

1.2.はいっしょ。

3.十分に水気を切り、ビニール袋などに入れて適量の塩を加える。

4.中の空気を抜いて重石をして1日ほど放置。

5.浮いた水を捨てて、味見をして塩加減を調整して完成。

おにぎりに混ぜたりするとうまいです。
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秋ミョウガの甘酢漬け

ミョウガは山菜なのかなんなのか微妙なところですが、山に自生しているやつを移植して、世話も何もしてないのにどんどん育っていっているので、一応その分類に。ミョウガは8月頃に採れる夏ミョウガと9月下旬くらいに採れる秋ミョウガがあります。

さて、昨日から久しぶりの雨で、ようやく秋だなあと庭を見回っていると大量の秋ミョウガが出ているのを発見。すでに花が咲いているのもあり、大急ぎで収穫。20個ほどですが、夏ミョウガよりもかなり巨大!

秋ミョウガ.JPG
巨大な秋ミョウガ収穫

梅酢が残っているので、追加で10個は漬けました。あとは、甘酢漬けにする予定。

ミョウガの甘酢漬けのやり方は、

1.適当に塩をふりかけて重石をして一晩塩漬けにする。こうすると水分が減って保存性が増すそうです。やらなくてもそんなに問題ないと思います。

2.水200cc、お酢100cc、砂糖大さじ3、塩小さじ1を混ぜたものにミョウガを漬ける。唐辛子を一つくらい投入して完成。

 
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2006年09月21日

自然薯のムカゴ

ヤマノイモのムカゴがもう出来はじめています。
ムカゴはヤマノイモの葉っぱの付け根に出来る実のようなもので素揚げにしたり、ムカゴご飯にしたり、味噌和えにしたりしておいしく食べられるものです。
去年はたくさん採れたので、すり鉢で潰して団子にして素揚げにしたホクホクのムカゴコロッケをつくりました。好評でした。

なってるムカゴ.JPG
庭にもいつの間にか…

個人的にはがんばって自然薯本体を掘るより、ムカゴ拾いの方が好きです。高いところに大量になっている時は、ヤマモモを採ったりする時にやるように傘を逆さにして下で受けておいて、そのツルの巻き付いている木などを思い切り揺すればどんどん落ちてきます。

初ムカゴ.JPG
まだ小さいですね

今年も猟場探しで山を歩きつつ、ムカゴを拾い集める秋が迫ってきました。なんだか楽しくなってきたなあ。

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キクイモの花

ひと月ほど前からキクイモの花が各地で咲いています。
毎年、秋にはキクイモを掘ろうと思うのですが、花が無くなるとすっかり忘れてしまいます。今年は昨年の秋にちょっとだけ掘っておいて芋を庭に植えたので、キクイモに意識が向いています。この秋はなんとか大量に掘りたいものです。

キクイモの花.JPG
小さいひまわりのような花です

さて、キクイモはこの時期に花を咲かせ、その花がしぼみ葉が枯れた頃に芋が大きく膨らみます。なので、この花が咲く時期にその場所を覚えておいて、秋に掘り起こすことになります。注意することは、芋の出来ないイヌキクイモというやつもそこかしこに群生しているということです。見分け方は難しいそうですが、葉っぱがイヌキクイモの方が細いとかあるみたいです。まあ、引っこ抜いてみたらわかるんじゃないでしょうか。

あ〜、でも秋の猟期前は今年も芋掘るどころじゃないんだろな…。
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2006年09月19日

マタタビの虫こぶ

この夏は初めてマタタビの実の虫こぶを見ました。ウナギ捕りに行った時に友人がたまたま見つけたのでした。これまで、秋のマタタビの実のなる時期にいろいろ探し回ったのですが、どこでも普通の実しか見つからず、この辺りにはないのかと思ってました。
マタタビの実では果実酒を作るのですが、虫こぶの実を木天蓼(もくてんりょう)と呼んで特に薬効が高いと言われています。

マタタビの虫こぶ.JPG
指先の二つが普通の実です

で、夏に見つけてからいろいろ調べていると、どうやら虫こぶの実は普通の実よりも虫の影響で成長が促進され、9月くらいでほとんどの実が落ちてしまうそうです。今日、たまたま近くを通ったので見に行ってみると確かに夏にはいっぱいなっていた実がほとんど無くなって、代わりに普通の実がたくさんなってました。

これで、長年の謎が解けました。つまりは、普通のマタタビの実がなる頃にさがしてもすでに落ちてしまってるので見つかるはずがないということですね。
今年は時期を逃しましたが、来年は早めにいっぱい集めて木天蓼酒をつくることにします。
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2006年08月23日

しそ茶

庭先で半自生している青じそが食べても食べても減りません。

060818_1344~01.JPG
青々と元気に育っています

なので、先日大量に摘み取りお茶にすることにしました。
真夏なので炒ったり蒸したりはせずに、元気そうな葉を摘み取ってよく洗って干し網に干すだけ。1週間もおいたらパリパリに乾燥してました。

060823_1533~01.JPG
よく乾燥してました

これを瓶やストックパックに入れて乾燥剤をぽい。で終了。
お手軽だなあ。
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2006年08月12日

ミョウガの梅酢漬け

昨年の春に庭先に山から移植しておいたミョウガがたくさん花芽をつけました。
今年は甘酢漬けでなく、親にもらった梅干しの梅酢を使って漬けると決めていたのでさっそくそれに投入。

ミョウガ収穫.JPG
とりあえず20個ほど収穫

作り方も何も単にそれだけ。あとは1週間もすればおいしく食べられるでしょう。
カレーの時に福神漬けの代わりにきざんで食べるとおいしいことでしょう。

060810_1509~01.JPG
梅酢に漬けるだけ

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2006年07月29日

柿の葉茶づくり

庭先の柿の木を剪定する必要があり、大量の柿の葉がでました。
なので、柿の葉茶を作りました。柿の葉茶は春先に一度作ったので今回は二度目ですが、春のは少量だったのでとっくに使い終わりました。作り方はそちらを参照してください。

柿の葉洗浄.JPG
汚れをきれいに洗い流します

きざみ柿の葉.JPG
これくらいにきざみます
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2006年07月06日

山椒の実の佃煮

来るうなぎシーズンの到来を前に山椒の実の佃煮を作りました。
普通、うなぎの蒲焼きには粉山椒をかけて食べますが、昨年山椒の実の佃煮をすりつぶしてタレと混ぜ込んでみるとなかなかおいしかったので、それ用に今年も収穫しました。

山椒の実収穫.JPG
山椒の実100gくらい

まあ、それ以外でも他のチリメンジャコやら小鮎やらなんでも佃煮にする時に入れるとよい風味になり、便利な一品です。単品として食べることは想定していないので、濃いめの味付けで保存優先です。

以下、作り方。

1.山椒の実を房から一つずつ取り外す。

2.アク抜きのため塩をひとつまみ入れた熱湯で数分煮る。

3.水にさらして軽く洗い、その後水を切ってよく水気を拭き取る。

4.醤油2に対してみりん1の割合で山椒の実がひたひたになるくらいに入れて、弱火でぐつぐつ煮る。

5.水気がとんだらできあがり。瓶詰めして冷蔵保存しましょう。

山椒の実の佃煮.JPG
無事完成


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2006年07月01日

竹皮

毎年気になっていた竹皮を今年はついに採ってきて乾かしてみました。
おにぎり、お寿司や肉などを包むのに利用しようと思います。
竹皮は、保水性と撥水性を併せ持ち、適度な水分を保つのによいらしく、また竹の持つ防腐性もその包装容器としてのメリットとなっているそうです。なんかいいことづくしですね。

通常竹皮として利用されるのは真竹の皮が一般的です。理由はたぶん淡竹は模様が無くて愛想がないのと、孟宗竹は産毛みたいなやつがいっぱい生えてるからだと思います。あと、真竹の皮が一番長い気がします。
今回は孟宗竹も採ってきてみました。

竹皮干し.JPG
並べてみました

真竹は竹林によって太さが全然違い、大きい竹の生えている竹林のものを採らないといけません。採る時期はたぶんタケノコが終わり、ある程度育った1年生の竹に剥がれかけでひっついているやつを採るのだろうから、6月下旬くらいが旬なのでしょう。孟宗竹の場合はゴールデンウィークくらいでしょうか。

巨大竹皮.JPG
なかなかのサイズです

以下は竹皮の処理法。

1.採ってきた竹皮は丸まっているのでいったん水に数時間漬けてふやかします。

2.水気を拭き取ります。内側はこの時に丁寧に拭いて汚れも落とします。

3.平らになるように乾かします。今回は新聞紙ではさんで重ねて重石をして1日おいておきました。

4.完全に乾いたら完成。でかいので保存場所をちゃんとしないとじゃまです。
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ドクダミ茶

ドクダミ茶を作りました。
…と言っても、正確に言うと取り立ての時に根っこをきんぴらにし、今回乾燥した葉っぱを友人が化粧水にしたので、茎が残ったというだけの話です。

化粧水は、乾燥した葉っぱを瓶にぎゅうぎゅうに詰め、底にホワイトリカーを注ぎ、1ヶ月放置。エキスが抽出できたら葉っぱは絞って取り除いて微量のグリセリンを入れて完成だとか。取り除いた葉っぱは捨てずにお風呂に入れたりしたらよいそうです。ま、そもそも、乾燥ドクダミはそのままお風呂に入れたりしますよね。

ドクダミ茎.JPG
300本分くらいかなあ

今回作ってみて、茎茶はかさばらなくてなかなか良いなあ、適当な長さに刻んで保存しよう…と思ったのですが、しばって吊しといた方が場所をとらなくてよいかなと思いなおし、そのまま吊しときました。結構採ったつもりでも茎だけだと意外と少量になりますね。

もういっぺんくらい採りに行こうかな。



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2006年06月22日

ドクダミ採集

ドクダミを採集しました。去年のドクダミ茶がまだ結構残っているのですが、まあ今年も一応作ろうってことで。

例年ドクダミは根っこから引き抜いて全草をお茶にするのですが、今年は引き抜いた根っこの白いやわらかい部分はきんぴらにしました。
きんぴらはひげ根を取ってお湯で湯がいて水にさらしてアクを取ってから、適当に醤油、ミリン、日本酒、砂糖などで味を調えます。今回は唐辛子とにんじんを一緒に入れました。

あと、今回は葉っぱは知り合いが化粧水を作るのに利用するので、今年のドクダミ茶は茎茶になります。今はとりあえず、洗ってから逆さにしばって干してます。

ドクダミ.JPG
ドクダミはいくらでも採れます

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2006年06月19日

フキの佃煮

今日は庭で雑草のように幅をきかせ、他の植物の日当たりを悪くしているフキを刈り取りました。
で、まあせっかくまとめて採ったので鶏にやるのもなんだし、佃煮にしました。

フキ収穫.JPG
適当に収穫しました

まず、フキの処理方法は以下の通り。

1.フキの葉っぱの部分を切り取り、柄の部分だけにする。
  ※葉っぱも別に普通に菜っぱとして食べられます。

2.柄の部分に塩をふり、まな板の上でズリズリとこする。いわゆる「板ずり」。

3.それを水洗いしたのち、熱湯で湯がく。これでアク抜きは終了。

4.あとは外側のスジっぽい皮をむく。これはフキを適当なサイズに折りながらやるとうまく剥けます。長いフキを半分に折り、また半分に…という感じ。

フキの佃煮.JPG
フキと山椒のみ。昆布くらい入れてもよかったな

で、あとは日本酒、ミリン、醤油を適量入れて山椒、昆布、シイタケなどと一緒に煮詰めれば佃煮の完成です。ちょっと時期遅れのフキの香りも意外とよいものでした。

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2006年06月13日

ツユクサ茶

この時期は野草茶作りの最盛期なのですが、今年目に付いたのがツユクサ。ツユクサをよく食べるのは聞いていましたが、カラスノエンドウなどと同様、あまりにも雑草っぽく、特徴のある味もしないので関心はあまりなかったのですが、お茶にすると喘息の発作に効くだとか解熱作用があるだとかいう話を聞いて、あまりにも庭にたくさん生えているので、作ってみることにしました。
全草を利用するとのことでしたが、根っこを洗うのがめんどくさかったので、茎の部分から摘み取りました。

ツユクサ.JPG
庭にたくさん生えてます

しかしまあ元の草が特徴のない味なので、お茶もあんまり味の方は期待できないかなあと思いつつ、まあブレンド用に。野草茶はやっぱりどれも何となく味が単調なので、何種類か混ぜた方がおいしいです。いっそのこと今年は16種類つくって某メーカーのようなお茶を作ろうかな。
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真竹のタケノコ

昨日知り合いの家に荷物を運んでいったら、その家の横に真竹の竹藪があったのでそこでタケノコをちょこっともらってきました。持ち主のおばさんはそこは孟宗竹の竹林だと言ってて、確かに奥の方は孟宗なのですが、手前の方に真竹が生えてました。

真竹のタケノコ.JPG
皮の模様が特徴的です

真竹は毎年鮎漁が解禁になる頃に河原の竹林でいつも採ってくるのですが、今年はちょっと早い収穫でした。竹林を見ても淡竹と真竹は区別しにくいのですが、タケノコの皮を見れば一目瞭然。真竹は見ての通り、ブツブツがあります。おにぎりを包んだりするのに使われているのは皆この真竹の皮です。
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2006年06月10日

梅サワー

昨年梅の利用法を友人に尋ねたところ、梅をお酢に漬ける梅サワーというのを教えてもらいました。去年は結局やらなかったのですが、今年はやることにしました。
しかし、思ったより梅の収量がなかったので、やむを得ず近所の安売りスーパーで1kg200円の激安梅を買ってきました。やや黄色くなってきているのでちゃんと出来るか不安ですが、まあものは試しに。

激安梅.JPG
1kg200円はなかなか安いですね

以下はその作り方。
※注意するのは梅の酸は金属を溶かしますので、保存容器はもちろん、洗う時のボールなどもプラスチックかガラスかホウロウ加工されたものをつかうことです。

1.まず、梅を洗い、よく拭いてからヘタ(なりくち)を取り除きます。竹串でやると取りやすいです。市販の梅は初めて使いましたが、収穫から時間が経ってるせいかなりくちが黒くなっててすごく簡単に採れてびっくりしました。

2.瓶に梅2kg、氷砂糖1kg、米酢1升を入れます。

3.あとは冷暗所に保存するだけ。2ヶ月もすれば飲み頃だそうです。飲む時は何倍かに薄めて飲みます。あと、しばらくは上に浮いてる梅がちゃんと浸かるように何日かに一度は混ぜてやる方がよいそうです。

梅サワー.JPG
おいしくできるかな


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梅の蜂蜜漬け

今年も庭の梅を収穫しました。昨年は近所にあるもう一本の梅と合わせて3kgくらい収穫できたのですが、今年はそちらの梅の木が春先に大規模に剪定されてしまったので、今回は両方あわせて1・8kgしか採れませんでした。

庭の梅収穫.JPG
庭の梅の実。サイズはなかなかよいです

梅干しは毎年実家でもらうし、果実酒は他のが十分あるので、梅は毎年他の用途に使います。一昨年は梅味噌と梅シロップ、昨年は梅醤油と梅の蜂蜜漬けでした。
で、梅の蜂蜜漬けがかき氷にかけると非常においしかったので、今年は多めに作ることにしました。ま、蜂蜜漬けといっても、漬け込んだ梅はシワシワになってしまい、果汁がしみ出た蜂蜜の方を利用するのですが。

以下はその作り方です。
※注意するのは梅の酸は金属を溶かしますので、保存容器はもちろん、洗う時のボールなどもプラスチックかガラスかホウロウ加工されたものをつかうことです。

1.まず、青梅を洗い、よく拭いてからヘタ(なりくち)を取り除きます。竹串でやると取りやすいです。

2.それを瓶に入れて、蜂蜜を注ぎます。今回は2リットルの蜂蜜を入れました。比率はだいたい等量で良いと思います。

3.あとは冷暗所に保存するだけ。1ヶ月ほどしたらもう十分です。

ちょうど夏真っ盛りに飲み頃になるはずです。かき氷だけでなく、焼酎をこれで割って氷を入れて飲むのもおいしいですよ。あんまり暖かいところに置くと発酵してアワアワになりますので要注意です

梅蜂蜜漬け.JPG
冷蔵庫にいれときます
posted by 豆狸 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桜の実酒

今日は買い物の帰りに河原の桜並木で桜の実を摘みました。
もう下にはいっぱい落ちててちょうど採り時な感じでした。今回は500gくらいを30分ほどかけて採取しました。桜の実はソメイヨシノと山桜から採れますが、ヤマザクラは背が高いのでなかなか実が採りにくく、ソメイヨシノの方が楽に採れます。

桜の実.JPG
たくさんの実がなってます

で、何にするかというとまたまた果実酒です。果実酒は自分では実はあまり飲まないのですが、漬けるのはなぜか好きなのです。まあ、来客があった時に出すと喜ばれることが多いのも漬ける理由のひとつです。

桜の実収穫.JPG
いっぱい集めるときれいな感じです

今回は2リットルの瓶に500gの氷砂糖と500gの桜の実を入れて、それにホワイトリカーをなみなみ注ぎました。桜の実は完熟した黒い実と酸味の残る赤い実とを採ってきました。さらにレモン果汁や皮をむいたレモンを足してもよいです。
ま、これでまた1年くらい放置です。

桜の実酒.JPG
きれいな赤色になるでしょう






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2006年06月09日

焼きタケノコとタケノコの佃煮

雨が降ったのでまたまた淡竹のたけのこを採りに行きました。
今回は前回記事に書いてから無性に食べたくなった焼きたけのこをやりました。ネマガリタケではやったことあったのですが、淡竹では初めてです。
1本目はそのまま簡易バーナーで焼いてみました。皮がかなり真っ黒焦げになるくらいに焼いたのですが、中はやや蒸された程度で熱々にはなっておらずいまいちでした。やむなくアルミホイルでくるんで、草刈りして乾かしてある草を燃やした中に投入しました。これは大成功で、熱々ホクホクのうまい焼きタケノコが出来ました。

破竹第2弾.JPG
大小6本を収穫しました

残りのやや硬めの大きいやつは佃煮にしました。アク抜きしたタケノコを適当な長さに切ったのち細切りにして、昆布、シイタケ、ジャコと一緒に醤油、ミリン、料理酒で煮ました。山椒の実も入れました。醤油、ミリンの量はまあ好みです。で、ひたすら弱火で落としぶたをして煮て、水気がほどよくとんだら完成です。

今回ジャコは、近所の魚屋で安売りしていたかなぎちりめんを入れました。かなぎちりめんはイカナゴの釘煮で有名なイカナゴの稚魚(新子)を乾燥させたものです。ちなみにかなぎちりめんを佃煮にしたものはこうなごと言いますね。
さらについでに言うと、カマスゴとして売られているものは実はこのイカナゴの成魚ボイルしたもので、カマスの子ではありません。まあこれは関西での呼び方なので他の地方ではまた違うかもしれません。

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2006年06月08日

クワ酒

今日は仕事の合間にクワの実を収穫したので、果実酒にしました。
ずいぶんとヒヨドリがたかってる木があるなーと思って近づいたら桑の木でした。
大きい実は3センチ近くあったので、山に生えているヤマグワではなく他の種類だと思います。
クワの実はそのまま食べてもおいしいし、ジャムなどにもむいています。

クワの実.JPG
よく熟れてました

クワの実は真っ黒に近い紫色に熟します。果実酒にする場合はよく熟したやつとともに赤い酸味の残ったやつも使います。
今回は300gほど採れたので、それと氷砂糖を200gくらい1リットルの瓶にいれて、なみなみと35℃のホワイトリカーを注ぎました。好みでレモン果汁か皮をむいたレモンを足してもよいです。
きれいな赤いお酒になってくれることでしょう。

クワの実収穫.JPG
つまみ食いで量が減っちゃいます
posted by 豆狸 at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月07日

マタタビ茶

本日はマタタビの葉っぱを収穫しました。
例のごとくお茶を作るためです。マタタビはこの時期もうかなり成長していますが、ほんとはもうちょっとあとの方が葉っぱが大きくて良い気がしました。もう一回くらい採りに行くと思います。今はまだつぼみでしたが、花が咲く頃がちょうど良いと思います。

マタタビの見分け方はいたって簡単で、山間の道路沿いなどで白い葉っぱが混じっているツル植物を見つければそれが間違いなくマタタビです。葉っぱが白くなるのは花の時期に昆虫を呼び寄せるためとも言われています。あ、ミヤママタタビという白が少しピンクっぽい色で葉っぱがハート型の近縁種があるのでそれとだけは見間違えのないように。

マタタビ遠景.JPG
遠くからでもすぐわかります

マタタビの採取は葉っぱを一枚ずつ摘み取ります。根もとから簡単に取れます。北海道でマタタビ茶のことを教えてくれた人は白い葉っぱの方が効能が高いと言ってました。神経痛や冷え性に効くのと精神安定の効果もあるとか。まあ実際どうかは知りません。

マタタビの葉.JPG
大きい元気な葉を摘み取りましょう

以下、マタタビ茶の作り方

1.採取したマタタビ茶をよく洗い、ゴザなどに広げて干します。

2.完全に乾燥したら軽く揉んで、乾燥剤を入れて瓶などに保存。

3.飲む際は軽く炒った方が香りがよいのと青臭さがとびます。

4.人によっては前年秋に採取して乾燥させておいたマタタビの実を混ぜ込む人もいます。

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淡竹のタケノコ

淡竹(ハチク)のたけのこのシーズンです。
淡竹はだいたい5月下旬から6月上旬くらいですが、今年はちょっと遅めだったようで、先日初めて採りました。

破竹のタケノコ.JPG
夕食用に2本だけいただきました

以前記事に書いた竹の子は世間的にもっともメジャーな孟宗竹のタケノコですが、食べれるタケノコはそれ以外にも、今回の淡竹よりちょっと遅めに真竹のタケノコが出てきます。この両者のタケノコは孟宗竹のように掘り採る必要はなく地上部にある部分の際で切り取って収穫します。蹴飛ばして採る人も結構います。

あと、姫竹とか言われるネマガリタケ(チシマザサ)のタケノコもおいしいですが、あれは東北や北海道でよく採れるやつで、私の住んでいる辺りではだいぶ標高の高いところに行かないと見つけられません。昨年北海道に行った時はたくさんとりました。あれは皮ごと野焼きにして、皮をむいてそのまま食べるのがほんとにおいしいです。

さてさて、今回のタケノコは結局醤油とミリンでたいて木の芽をあえて食べました。もう一回は採りに行かないとなー。


−関連記事−
◆ハチクの焼きタケノコ

◆ハチクに関する過去記事1
◆ハチクに関する過去記事2
posted by 豆狸 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 山菜・果実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする